ダルビッシュ有への各球団の現状と関心の度合いは?米大物記者が現状を考察

ダルビッシュ有はドジャースとヤンキースが年俸の高い選手を放出し、補強予算の枠を作れるかどうかを待っていると米メディアでは伝えられています。

真実は当事者以外にわからないのですが、FA、トレードなどの移籍情報に強いアメリカの大物記者の得ている情報によると、各球団の関心は沸騰しきらず、生ぬるい状態となっているようです。

ファンラグスポーツのジョン・ヘイマン氏は、カブスのダルビッシュに対する姿勢について、以下のように伝えています。

The Cubs are still in the mix for Yu Darvish but for now seem to be hoping that Darvish will choose them for reasons that are not economic. The Cubs are a very attractive team/organization and Chicago is a great city so it is entirely possible they win this, but they appeared to be running behind in terms of the offer, quite likely to at least the Brewers.

『カブスはダルビッシュの争奪戦に残っているものの、「条件面で競り勝つ」というよりも、「ワールドシリーズを手にできる可能性が高い」ということを理由に選んでくれることを望んでいるようだ』と伝えていて、「条件面では、かなりの確率でブルワーズよりも劣っているようだ」と述べています。

意中の球団であるとされるドジャースについては以下のようにヘイマン氏は伝えています。

There are “hurdles” to a potential Yu Darvish return, as Dodgers people have admitted. One obvious hurdle is that they aren’t far enough under the luxury tax threshold to allow them to stay under with a Darvish signing. But another hurdle is said to be some ambivalence by at least some on the subject from ownership following Darvish’s rough World Series, according to sources. So while Darvish has said he’d be interested in a return – and some Dodgers people seem to love him – it still seems like other teams make more sense.

「ぜいたく税の回避が大きな課題となっているため、ダルビッシュと契約するだけの予算枠が残っていないことが大きなハードルとなっている」ことが伝えられています。

この情報は目新しくないのですが、「もう一つのハードルはダルビッシュのワールドシリーズで打ち込まれたことで、オーナー側に再契約にためらいの感情が生じている」ということも付け加えられています。

そして「ドジャース内にはダルビッシュを気に入っている人物もいるし、ダルビッシュも戻ることに興味を抱いているが、他のチームの方がより合理的な相手のように見える」と述べています。

ドジャースのファンフェスタでは、ダルビッシュとの再契約についてファンからの質問が飛んだのですが、ファンからブーイングが起こっていました。

様々な事情があったにせよ、ダルビッシュが投げた2試合がドジャースのワールドシリーズ制覇の妨げとなったという認識がドジャースファンにはあります。チームが大金を投資することへの理解と支持は得にくいのは現実のようです。

ツインズに関しては以下のとおりです。

The Twins don’t look like a favorite for Yu Darvish. But they are interested in adding a veteran starter, and Alex Cobb looks like a real possibility.

「ツインズは有力候補ではないように見える」と述べて、「アレックス・カッブの方がより可能性が高いように見える」としています。

MLB公式サイトのRhett Bollinger氏は、ツインズは4年もしくは5年を超える契約を敬遠していると伝えています。ツインズの経済規模を考えれば、そのような判断をフロント側、経営陣がすることは合理的なことです。

ヤンキースに関しては、メジャー経験のないルーキーが有力な選択肢となっている二塁と三塁の方での補強に比重をおいているようで、ヘイマン氏はダルビッシュの情報について伝えていません。

レンジャーズは以下のように伝えられています。

The Rangers’ hopes for Yu Darvish appear to be based on a thought that Darvish might take less since 1) he lives in the Dallas area and 2) there is no state tax in Texas. Anyway, it is hard to consider them a favorite.

レンジャーズは「自宅がダラスにある」こと、「テキサス州は所得税がない」(注:アラスカ、フロリダ、ネバダ、サウスダコタ、テキサス、ワシントン、ワイオミングの7州では所得税がありません)ことを土台として、ディスカウントを受け入れてくれることに望みをかけているとのことです。

しかし、ヘイマン氏はどちらにしても彼らは有力候補とは考えにくいと述べています。

ヘイマン氏はカブス以上のオファーを提示していると伝えているブルワーズについては、FA市場のビッグ4となっているダルビッシュ、アリエッタ、リン、コッブのどれか1人を獲得することに強い決意を示していると述べています。

ただ、オファーはダルビッシュ側の希望とは隔たりがあるようです。

The Brewers were reported by FanRag Sports to be strongly in the mix for Darvish, who is said by sources to have at least one five-year offer and at least one (and probably multiple) offers for at least $100 million – though he has been seeking something closer to the Stephen Strasburg deal of $175 million for seven.

少なくとも「5年契約を一つ、さらに少なくとも1億ドルを1つ、もしくは複数提示」されているようだと伝えています。ただ、「本人側はスティーブン・ストラスバーグと同様の7年1億7500万ドルを希望している」ため、条件面で折り合えていないようです。

これらの情報を総合すると、ブルワーズが最も熱心ではあるものの、提示している条件は5年1億ドルから1億2000万ドルくらいで、カブスはそれよりも劣る条件しか提示していないと考えられます。

現状で条件面を重視して選ぶとするならブルワーズということになりますが、ワールドシリーズ制覇の可能性となると、カブスやドジャースから大きく後れをとっていることは間違いありません。

契約の年数と総額を優先するのか、それともワールドシリーズ制覇の可能性を優先するのか、それとも両方を追求するために1年ないし2年でオプトアウトできるような契約を模索するのか。

ワールドシリーズの2試合の登板が、各球団が価格と年数を低く設定できる理由となり、ワールドシリーズ制覇のために金に糸目はつけずに獲得に動かない原因となっています。

どこを落とし所とするのか、難しい判断をダルビッシュ側はすることになりそうです。

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