【MLB2014 サイ・ヤング賞候補】コーリー・クルバー(クリーブランド・インディアンス)のシーズン成績と投球内容

勝利数で18勝を上げてマックス・シャーザー(DET)、ジェレッド・ウィーバー(LAA)と並ぶア・リーグ1位。

奪三振数ではデビッド・プライスに2個及ばなかったものの235.2イニングで269個の三振を奪い同2位。

防御率2.44がリーグ3位となるなど、2014年に大きくブレイクしたのがクリーブランド・インディアンスのコーリー・クルバーです。

2011年9月にメジャーデビューをして、2013年には先発ローテに定着し、防御率3.85/11勝5敗/WHIP1.26の成績を残していましたが、2014年に一気に成績を上昇させ、サイ・ヤング賞の有力候補の一人として数えられるほどになりました。

そのコーリー・クルバーの通算成績、2014年の月別成績、シーズン成績、そして球種の内訳や特徴などをまとめています。

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2014年に大きくブレイクしたコーリー・クルバー

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コーリー・クルバーの通算成績と2014年シーズンの成績は以下のとおりとなっています。

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2014年は34試合235.2回/防御率2.44/18勝9敗/奪三振269/WHIP1.09と主要なスタッツでキャリア最高の数字が並んでいます。

冒頭にも書きましたが勝利数はリーグ1位、防御率はリーグ4位、奪三振数はリーグ2位、WHIP1.09が同6位と、いずれもリーグ上位になっています。

また代わりになるマイナーリーグの選手よりもどれだけ勝利に貢献したかを示すWAR(Win Above Replacement)は7.5と高く、クリス・セールの6.6、フェリックス・ヘルナンデスの6.4、マックス・シャーザーの6.1を上回ってリーグトップ、MLB全体でもクレイトン・カーショウの7.6に次ぐ高い数字です。

これらの数字を見ればサイ・ヤング賞の最有力候補の1人として名前が上がるのもうなずけるのではないでしょうか。

2014年の月別の成績は以下のとおりとなっています。

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4月は防御率4点台と冴えなかったため、メディアでも話題に上ることはあまりありませんでした。

しかし、5月には田中将大がいたため、ピッチャー・オブ・ザ・マンスを逃したものの、6試合43.0回で防御率2.09/4勝0敗/奪三振60/WHIP0.98、そして奪三振率は12.56と素晴らしい数字を残して、次第に注目を集め始めました。

またシーズン全体で防御率2.44も素晴らしいのですが、オールスター後の成績が特に素晴らしい数字で、14試合104.0回を投げて、防御率1.73/9勝3敗/奪三振127/WHIP0.96と数字を一気に伸ばしました。

そしてシーズンも終了間近の9月16日のアストロズ戦と21日のツインズ戦では、2試合連続で14奪三振を記録するなど、シーズン終盤になるにつれて凄みを増していったコーリー・クルバーでした。

このコーリー・クルバーの成績の向上が、シーズン終盤にフェリックス・ヘルナンデスが不安定になったのは対照的だっため、よりサイ・ヤング賞候補として注目が集まりました。

コーリー・クルバーの球種・球速・投球スタイルの特徴

2014年の球種内訳、球種ごとの球速(平均・最速)、被打率、三振時の割合など詳細なスタッツは以下の表のとおりとなっています。

FA:4シーム SI:2シーム/シンカー CH:チェンジアップ SL:スライダー FC:カッター(カットボール)corey-kluber-2014-variety

球種の内訳はシンカー(2シームの握り)の割合は48.5%、カッター(カットボール)が27.9%と投球の7割5分強を占めています。そこに決め球であるスライダー(15.7%)を織り交ぜるスタイルです。

昨年まではもう少しチェンジアップを投げていましたが、今シーズンはあまり使わず3.8%で4シームの3.9%と並んでの少ない割合で、時折投げるというレベルの球種です。

シンカーは最速が98.4マイル(158.4 km)、平均で93.3マイル(150.2 km)と球速があり、奪三振に占める割合も24.4%と高く、軸になっている球種です。その一方で被打率は.337と高くなっていて、やや脆い面もあるボールです。

しかし、圧倒的な破壊力を持っているのがスライダーです。奪った263個の三振のうち47.4%をスライダーで奪っています。

またスライダーを打者が打ちにいっても55.1%が空振り。そしてファウルになるのが33.3%とフェアゾーンにそもそもボールが飛びません。

そしてバットにあたっても47.6%はゴロになっていて、長打になりにくいボールです。さらに、スライダーの被打率は0.90と極めて低い数字なっていて、魔球と呼べるレベルの数字なっています。

このクルバーのスライダーの被打率.090は、魔球とも表現される田中将大のスプリットの被打率.157を大きく上回っています。

クルバーの決め球がいかに圧倒的な破壊力を持っているかがわかるのではないでしょうか。9月21日の試合で14奪三振を記録した際の14個目の動画を見れば、そのスライダーのエグさがわかると思います。

ピンボン玉で投げたような変化を見せています。打者には浮き上がっているように見えるのではないかと想像されます。

最後に9月26日に2試合連続で14奪三振を記録した際の動画です。

今年すでに28歳で決して若くはないのですが、32歳となる2018年シーズン終了まではインディアンスの管理下にある選手です。

インディアンスが2014年にプレーオフの可能性がある状況で、ジャスティン・マスターソンを放出できたのも、このクルバーのブレイクがあったからこそです。

サイ・ヤング賞ではフェリックス・ヘルナンデスとの争いになる可能性が濃厚ですが、どちらにしても来季の登板が待ち遠しいコーリー・クルバーです。

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