なぜカーティス・グランダーソンが優勝争うチームから必要とされるのか?

8月のトレード市場で移籍の可能性が高い選手として名前が頻繁にある上がるのがブルージェイズのカーティス・グランダーソンです。

ただ、37歳となったカーティス・グランダーソンはかつてのようなスーパースターとしてのパフォーマンスは期待できるわけではありません。

それでも優勝を争うチームから関心を持たれることが予想され、8月末までにチームが変わることになると目されています。

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グランダーソンはクラブハウスで愛される選手

カーティス・グランダーソンは、全盛期でも外野手としての守備力は図抜けて良いわけではなく、セイバーメトリクスのスタッツでは平均レベル前後の数字しか残っていません。ただ、外野の3つのポジションでいずれも平均水準を維持していることが強みでした。

加えて攻撃面ではメジャー通算153盗塁を記録している走力、通算330本塁打の長打力が備わっているため、走攻守のバランスが良く起用しやすい選手でもあります。

ただ、今季の成績は98試合で打率.241/出塁率.342/長打率.431/OPS.773、11本塁打、2盗塁、という数字で、外野守備も守備防御点(DRS)が-5、アルティメットゾーン・レーティング(UZR)は-2.8と平均を下回っています。

それでもカーティス・グランダーソンが関心を持たれる理由について、ボストン・グローブ紙のニック・カファード氏は以下のように書いています。

Another great clubhouse guy who could be a strategic bat off the bench or a platoon for the Yankees, A’s, or maybe even the Indians. Granderson brings that natural leadership aspect to a team that’s been exhibited virtually everywhere he’s played. Toronto bench coach DeMarlo Hale said Granderson has been a tremendous leader.

『クラブハウスで広く愛される男であるカーティス・グランダーソンはベンチでは戦略的な代打要員、もしくは左右のプラトーン・プレイヤーとして、ヤンキース、アスレチックス、さらにはインディアンスでさえもフィットする可能性がある。グランダーソンは彼がプレーした事実上全てのチームにおいて自然にリーダーシップをもたらした選手だ。ブルージェイズのベンチコーチであるデマーロ・ヘイルはグランダーソンのことを「とてつもなく素晴らしいリーダーだ」と話している。』

若いチームであるほど、経験豊富でなおかつチームの士気を高めてくれるベテランのリーダーの存在が重要となります。

2017年にアストロズが成功をおさめることができたのは、若く才能あふれたコアプレイヤーの周りを、クラブハウスでの振る舞いが素晴らしくリーダーシップへの評価が高いベテラン選手で固めたことも要因の一つでした。

こういったリーダーシップに優れた選手は数字では測ることができない価値があり、楽天でもプレーしたジョニー・ゴームズなどは、その面での評価が高かったため、優勝を争うチームにトレード移籍することが多くありました。

カーティス・グランダーソンは、昨年のトレード期限にドジャースに移籍したものの、打率は1割6分台と結果を残せませんでしたし、ポストシーズンでも打つことはできませんでした。

しかし、ポストシーズンでの経験も豊富で57試合237打席に立ち、打率.227/出塁率.322/長打率.429/OPS.751、9本塁打と結果を残していて、大舞台にひるむタイプの選手ではありません。

それでも、カーティス・グランダーソンに対して、数字面で大きな期待するのは酷ではあります。

ただ、ヤンキースはアーロン・ジャッジの手首の故障の痛みがひかず、ジャンカルロ・スタントンがハムストリングに違和感があるこため、ニール・ウォーカー、シェーン・ロビンソンをライトで起用している状態です。

打率.220/出塁率.300/長打率.336/OPS.636のニール・ウォーカー、打率.114/出塁率.205/長打率.200/OPS.405のシェーン・ロビンソンよりは、カーティス・グランダーソンのほうがはるかに期待できることは間違いありません。

リーダーシップという面においても、若い選手が主力のチームにとっては、カーティス・グランダーソンの存在感はプラスになると予想されます。実際にヤンキースがグランダーソンに関心を示しているとの報道も存在します。

アスレチックス、インディアンスも同様に若い選手がコアとなっていますので、ベテランのリーダーシップは非常に価値があるものとなります。表面の数字以上にカーティス・グランダーソンの市場価値は高まることになりそうです。

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