カブスが先発投手補強に動くなら交換要員は誰に?他球団幹部から評価が高いのは・・・

Chicago Cubs Top Catch

2017年のカブスの先発ローテーションは期待されたとおりには機能していません。

カイル・ヘンドリックスは防御率3.25、ジョン・レスターはやや物足りないものの防御率3.86と試合を作ることができています。

しかし、ジェイク・アリエッタは防御率4.92、ジョン・ラッキーは防御率5.18とイマイチで、当初にローテとして計算されていたブレット・アンダーソンは防御率8.18と期待はずれになっています。

かつてのトッププロスペクトであるエディ・バトラーが短いイニングではありますが、先発で結果を残しています。しかし、信頼できる投手が乏しい現状であることは否定できません。

25勝24敗と昨年の快進撃とは大きく異る状況からワールドシリーズ連覇を果すためには、先発投手陣が復調するか、それが難しいなら外部からの補強が必要になるカブスです。

そのカブスの現状についてESPN電子版のジェシー・ロジャース氏が以下のように書いています。

Value is what the Cubs will have to give up to finally land that controllable starter they’ve been seeking. If the current trend continues, they’ll need that arm for a repeat playoff run this season, as well as in years to come. The futures of John Lackey and Jake Arrieta in Chicago are uncertain, as they’ll be free agents in November and both have struggled at times so far in 2017. The Cubs might need to make a bold move.

『カブスは現在獲得を目指している契約が残る先発投手を獲得するためには、どれほどの代償を支払うことになるのか。現在のトレンドが続くならば、来季以降と今季にポストシーズンに進むために先発投手を必要とすることになる。ジョン・ラッキーとジェイク・アリエッタの2人は、11月にFAとなり、今季のここまで苦しんでいるため、シカゴでの将来は不確かなものとなっている。カブスは大胆な動きが必要となるかもしれない。』

カブスは、シーズンオフの時点で、昨年のアロルディス・チャップマンのようなレンタル選手にはプロスペクトの放出をしないスタンスであることをジェド・ホイヤーGMが明かしています。

ただ、先発ローテの2人がFAとなり、ファームに投手のプロスペクトが乏しいため、若く数年に渡りチームがコントロールできる投手であれば、それなりの質の選手を放出することはいとわないスタンスでもあります。

それでも能力が高く、契約が残っている若い投手を獲得するための代償は痛みを伴うレベルとなることが確実で、難しい判断を迫られることになります。

では、現時点で、そのような質の高い先発投手を獲得するための代償として、釣り合いのとれるレベルの高い選手でありながら、かつ交換要員にできるのは誰のなのかが焦点となります。

ジェシー・ロジャース氏はハビアー・バエズ、カイル・シュワーバー、イアン・ハップ、ジェイマー・カンデラリオの4人の名前を上げて、その可能性を検討しています。

ジェシー・ロジャースによる分析と他球団GMからの見解の要約は以下のとおりとなっています。

  • MLBの各球団幹部たちの見解として、ハビアー・バエズがベストのトレードのカード。ゴールドグラブ賞級の守備力があり、セカンドに加えてショートを守ることができ、パワーとスピードを兼ね備えている。プロスペクトのイアン・ハップより高いポテンシャルを持っている。またすでにMLBでの経験と実績もある。
  • 好調な滑り出しを見せたイアン・ハップは守備面で課題が残り、ポテンシャルにおいてバエズより劣る。グッドな選手ではあるがグレイトではない。インディアンスのジェイソン・キプニスと似ているタイプだが、コントタクトでは劣り、パワーでは優る。
  • カイル・シュワーバーのパワーが魅力で良い選手ではあるが、守備に課題があり、そのことで価値が下がる。そのためナ・リーグのチームにとっては価値が高くないものの、指名打者のあるア・リーグのチームにとってはまだまだ価値がある選手。ア・リーグではバエズやハップより高い評価を得る可能性も。
  • プロスペクトのジェイマー・カンデラリオ(3A)では、エース級の先発投手を獲得するのは難しいだろう。

選手として必要な要素が揃っているため、どの球団からも高い評価を得やすいのがハビアー・バエズだと、多くのMLB球団幹部、GMたちが評価しているとのことです。ただ、これだけ多くの球団幹部から評価されるということは、カブスのフロント陣も高くバエズを評価していて、手放せないと考えている可能性が十分にあります。

それでもジェシー・ロジャース氏は、カブスのロースターにはユーティリティプレイヤーは複数いるため、放出に踏み切りやすい状況にあることを指摘しています。

But if that sounds more attractive than dealing Baez, consider this: Chicago has three players capable of filling a similar multiposition role already on the team in Happ, Baez and Ben Zobrist — but there is nobody in the system who could step in and replace Schwarber’s power in the outfield. If the Cubs do deal Baez, they would need to find a backup shortstop in the event of an Addison Russell injury, but those also are easier to find than power hitters with 40-home run potential.

『プレイヤーとして魅力があるバエズを放出しない方が良いのではなと感じるかもしれないが、次の示す状況を考えてみて欲しい。カブスは複数のポジションを守れるプレイヤーをイアン・ハップ、ハビアー・バエズ、ベン・ゾブリストと3人も抱えている。しかし、カブスのファームからメジャーのシステムにおいて、シュワーバーのパワーにとって代われる外野手はいない。もしカブスがバエズを放出した場合には、アディソン・ラッセルが故障した時のバックアップができる遊撃手を見つける必要に迫られるが、それらの選手を探すのは40本塁打を打てるポテンシャルがある選手を見つけるより簡単だ。』

ジェシー・ロジャース氏は、カブスがハビアー・バエズを放出すると言いたいわけではないと前置きした上で、最も高い値段がつき、今季だけなく来季以降も戦力になる先発投手を獲得するカードにすることができる選手だと述べています。

カブスがクリス・アーチャーなどの投手を獲得しようとすれば、ハビアー・バエズか、NO.1プロスペクトという評価を受けているエロイ・ヒメネス外野手(ベースボール・アメリカとMLB公式サイトがMLB全体で14位、ベースボールプロスペクタスが同9位)のどちらかの放出が必要になると予想されます。

しかし、プロスペクトやメジャーレベルの選手層を薄くしたくないとカブスのフロント陣は考えていますので、ハビアー・バエズとエロイ・ヒメネスのどちらも放出せずに、必要な戦力を補強することを選ぶ可能性が十分にあります。

具体的には、シーズン中の補強はロイヤルズのジェイソン・バルガス、ツインズのアービン・サンタナといった代償が少なくて済むベテランを獲得し、シーズンオフにFA市場で勝負することを選ぶというものです。

セオ・エプスタイン社長とジェド・ホイヤーGMは、彼らがチームを去っても勝ち続けることができるようにすることを目標としています。今シーズンの戦いと来シーズン以降に向けての準備を、どのようにバランスをとって両立させていくのか注目されます。

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