カブスが2019年シーズンに向けて直面する「5つの問題」MLB公式サイトが分析

95勝を上げながらも最後にやや失速してしまったことが響き、急浮上してきたブルワーズに地区優勝をさらわれたシカゴ・カブスです。

それでもカブスは4シーズン連続でのポストシーズン進出を果たしたことになるのですが、2016年のワールドシリーズ制覇のときに期待されたような「黄金時代の到来」とは言い難くなっています。

そのカブスの2019年シーズンに向けた課題について、MLB公式サイトのキャリー・マスカット氏がセオ・エプスタイン社長の言葉を引用しながら分析しています。

スポンサーリンク

2019年に向けてカブスが直面する課題

キャリー・マスカット氏はワイルドカードゲームで敗退した後に行われたシーズン終了の記者会見時に話されれた内容を中心に以下の5つの課題について記事にしています。

  1. 打撃陣に何が起こったのか?
  2. ブランドン・モローは2019年もクローザーなのか?
  3. コール・ハメルズのオプションを行使するのか?
  4. クリス・ブライアントは肩の手術が必要なのか?
  5. 固定できる1番打者が必要なのか?

以下はそれらの内容の要約です。


1. 打撃陣に何が起こったのか?

シーズン前半は得点(476点)と出塁率(.345)はリーグトップだったが、後半は得点(285点)が同8位、出塁率(.316)が同9位と失速。163試合中39試合で「得点なし、もしくは1点のみ」に終わり、ワイルドカードゲームでも1点しか奪えず。本塁打も前半は100本塁打も、後半は67本塁打に。セオ・エプスタイン社長は『選手の能力を分析するのではなく攻撃面でのチームの方向性・方針について精査して改善していく』と話す。

2. ブランドン・モローは2019年もクローザーなのか?

チームトップの22セーブを記録も、右前腕の故障で7月15日以降マウンドに立てず。セオ・エプスタイン社長は「健康な状態を維持するためにも、はっきりとした役割を来季も再び任せたい」とクローザーを任せる方針。

3. コール・ハメルズのオプションを行使するのか?

コール・ハメルズの2019年契約はチームが2000万ドルで更新できる選択権を有する。ハメルズ本人はカブスでのプレーを希望していることを示唆し、セオ・エプスタイン社長も来季も戦力としたいと考えていることを明かす。「現状から先発投手の数を減らすのではなく、複数選手の故障に耐えられるような厚みを加えることを目指している」とエプスタイン社長。

4. クリス・ブライアントは肩の手術が必要なのか?

左肩の故障で8月は完全に戦列を離れてしまい、キャリアワーストの102試合の出場にとどまる。手術も選択肢となるものの、セオ・エプスタイン社長は「シーズンオフの休養とトレーニングで100%に戻る」と考えていて、「手術は不要」との見通しを明かす。

5. 固定できる1番打者が必要なのか?

「信頼できる一番打者」はセオ・エプスタイン社長の最優先事項ではないものの、かなり優先順位の高い課題に。エプスタイン社長は固定できる一番打者を持つということは「贅沢なこと」と話すものの、2016年のデクスター・ファウラーの存在感が大きかったのは事実。ただ、2018年は10選手を一番に起用し、その出塁率.366はリーグトップを記録してはいる。「固定できる1番打者を持つことは良いことではあるものの、不在でもそれを補う方法はある」とエプスタイン社長談。


打撃陣のシーズン後半の失速がブライス・ハーパー獲得を後押しするとの予想があり、カブスはオッズメーカーでも本命扱いとなっています。

カイル・シュワーバーは「良い選手」ではあるもの「偉大な選手」となることを期待しにくい、イアン・ハップとアルバート・アルモーラは「レギュラーとしては物足りない」など、かつてのプロスペクトたちに厳しい評価を下すメディアも少なくありません。さらに大型契約のジェイソン・ヘイワードは平均的な攻撃力を期待することは、もう難しいとの声もあります。

そのためショートにハビアー・バエズ、セカンドにベン・ゾブリスト、レフトはカイル・シュワーバーとイアン・ハップの併用、そしてセンターでジェイソン・ヘイワードとアルバート・アルモーラの併用、そして空いたライトにブライス・ハーパーを獲得するという来季の布陣予想をするメディアも出ています。

またカイル・シュワーバー、イアン・ハップ、アルバート・アルモーラらを、ブルペン補強のための交換要員とするのではないかとの予想も出ています。

カブスは2018年もぜいたく税を回避しているため、2019年に超過しても税率は高くありません。2019年の年俸総額は確定されている金額が1億4000万ドル程度で、コール・ハメルズのオプションを行使しても1億6000万ドルです。

仮にブライス・ハーパー、もしくはマニー・マチャドに4000万ドルを支払うことになったとしても、2億600万ドルのぜいたく税の基準額手前となるため、吸収できる金額とはなります

ハメルズのオプションが行使された場合には先発ローテは以下のような編成となるため、大きな補強は必要ではなくなります。

  1. ジョン・レスター
  2. コール・ハメルズ
  3. ダルビッシュ有
  4. カイル・ヘンドリックス
  5. ホセ・キンタナ
  6. マイク・モンゴメリー
  7. タイラー・チャットウッド

その一方でブランドン・モローの健康面に不安があるブルペンはテコ入れが必要ではあります。ただ、コール・ハメルズのオプションを行使したり、ブライス・ハーパーやマニー・マチャドあたりの獲得に動く場合は、ブルペン補強の資金は潤沢にあるとは言えません。

しかし、ハーパーやマチャドあたりの獲得に成功した場合には、カイル・シュワーバー、イアン・ハップ、アルバート・アルモーラらをトレードで動かせるようになるため、それらの選手を使ったトレード補強はできるようになります。

現時点では、2021年が一つの区切りとなるシーズンとなると予想されるカブスです。

  • 2019年シーズン:ペドロ・ストロップ(Option)、ホセ・キンタナ(Option)
  • 2020年シーズン:アンソニー・リゾ(Option)、ブランドン・モロー(Option)、カイル・ヘンドリックス
  • 2021年シーズン:ジョン・レスター(Option)、クリス・ブライアント、ハビアー・バエズ、アディソン・ラッセル、カイル・シュワーバー、マイク・モンゴメリー

年俸調停権を有する選手も増えてきたため、誰をチームのコアとして残していくかの判断も重要な課題となりそうなカブスです。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています