カブスは「主力クラスの放出」でフロントスターター獲得の可能性も!MLB公式サイトが伝える

Chicago Cubs Top Catch

シカゴ・カブスは昨年のワールドシリーズ制覇を果たしてから、今年の開幕まで一貫して、少々余剰が出ていたメジャーレベルの選手の放出には否定的なスタンスでした。

長いシーズンを戦う上で、故障は避けることができないのですが、そのことによる戦力ダウンを防ぐということと、長期間に渡る黄金時代を築くために、メジャーレベルに達している選手の放出には踏み切りませんでした。

ただ、2017年は地区優勝を果たしたものの、ドジャースに圧倒されてリーグチャンピオンシップで敗退するなど、昨年のような勢いも戦力的な厚みもありませんでした。

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すでにコアとなっているメジャーレベルのプレイヤーをトレード要員にすることはなかったカブスですが、マイナーのハイレベルのプロスペクトに関して昨シーズン途中から今シーズにかけて戦力アップのために放出してきました。

アロルディス・チャップマンの獲得のためにグレイバー・トレース、ホセ・キンタナのためにエロイ・ヒメネス、ディアン・シーズ、ジャスティン・ウィルソンのためにジェイマー・カンデラリオ、アイザック・パレーズらを放出するなど、次々と評価の高かったマイナーリーガーを交換要員としました。

そのため以前は多くのプロスペクトであふれていたカブスのファームも、さすがに選手層が薄くなり、投手のプロスペクトが中心となっているのですが、1人もMLB公式サイトのプロスペクトランクでトップ100に評価されていません。

そのような状況でありながら、このオフにジェイク・アリエッタ、ジョン・ラッキー、ウェイド/デービスの3人の穴を埋める必要に迫られているカブスです。つまり先発投手が2人、しかもそのうちの1人はフロントスタータークラス、さらに信頼できるクローザーを補強する必要がある状況です。

この3人がFAとなることによって4200万ドルが予算から消えることになるのですが、クリス・ブライアント、アディソン・ラッセル、カイル・ヘンドリックスらが年俸調停権を得ることもあり、その大部分が消えることになります。

他にも上原浩治、ジョン・ジェイらもFAとなるため、それなりに予算は残るのですが、必要としているピースのすべてをFA市場で埋めるのは難しくなっています。

このようなカブスのファームの状況、予算の枠という事情に加えて、さらに昨年よりも勝利数が92勝と11勝も減り、得失点差も+252から+127と半減し、リーグチャンピオンシップでも4勝2敗で勝ったドジャースに1勝4敗で敗れるだけでなく得失点差も-20(得点8失点28)と圧倒されたという現実が、セオ・エプスタイン社長のスタンスにも変化を与えたようです。

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セオ・エプスタイン社長は「ニュースのヘッドラインを飾るような選手ではないかもしれないが、トレード要員にできるプロスペクトを多く抱えている。なのでメジャーのロースターに手をつけずに必要を満たすこともできる。ただ、我々はチームを強くするためにすべての選択肢を模索する。」とリーグチャンピオンシップで敗退後の記者会見で話しています。

その後に以下のように話したとMLB公式サイトのフィル・ロジャースが伝えています。

Epstein also referred to the need to be “prepared to make some tough choices,” and that’s a clear change from his stance in the wake of last year’s World Series celebration. The message then was the Cubs were not going to trade away from “our young core,” and they didn’t.

「幾つかのタフな決断をする準備が必要だ」とも話していて、あきらかに昨年のワールドシリーズ制覇を果たした時の「若いコアのプレイヤーはトレードしない」というスタンスとは異なっていることが伝えられています。

But now it sure sounds like Epstein and Co. are prioritizing the starting pitchers who could be available in a trade — Chris Archer, Michael Fulmer, Marcus Stroman, Aaron Nola and Sean Manaea, to name five — ahead of the position players who don’t provide unique skills on the roster. Anthony Rizzo, Kris Bryant and Willson Contreras are untouchable, but maybe nobody else.

「セオ・エプスタインとその周囲を固める幹部たちは、自チームのロースター内で替えのきかない野手よりも、トレードで獲得できる可能性ある先発投手、クリス・アーチャー(レイズ)、マイケル・フルマー(タイガース)、マーカス・ストローマン(ブルージェイズ)、アーロン・ノラ(フィリーズ)、ショーン・マネイア(アスレチックス)らの優先順位が高いようだ。アンソニー・リゾ、ウィルソン・コントラレス、クリス・ブライアントはアンタッチャブルだが、他の選手達はそうではないかかもしれない。」

優秀で、若く契約が残る先発投手の獲得のために、アンソニー・リゾ、ウィルソン・コントラレス、クリス・ブライアント以外の選手は交換要員になる可能性があるとフィル・ロジャースは述べています。

ショートはアディソン・ラッセルだけでなく、ハビアー・バエズが守ることができ、セカンドに関してはバエズだけでなく、ベン・ゾブリスト、イアン・ハップ、トミー・ラ・ステラが守ることができますし、マイナーにもメジャーレベルに近いミドルインフィルダーが2名ほどいることもあり、トレードに出せるポジションとなっています。

カイル・シュワバーは、いまだに多くのチームから打診があるようですが、セオ・エプスタイン社長がアンソニー・リゾのようなオールラウンドの打者になれると評価するなど、ゼロではないものの可能性は低いようで、外野のアルバート・アルモーラ・ジュニアもトレードされたら驚きだとフィル・ロジャースは書いていて、可能性が低いと予想されています。

基本的にはミドルインフィルダーがトレード要員になる可能性が高いのですが、この動きは大谷翔平の契約次第にもなります。

フィル・ロジャースはダルビッシュを獲得して、さらに大谷翔平と契約できることがカブスの最高のシナリオかもしれないと述べています。これが実現した場合にはアディソン・ラッセルやハビアー・バエスが絡むような大型トレード実現の可能性は低くなりそうです。

すでにカブスもワールドシリーズ制覇以外は落胆といえるようなチームになっていますし、セオ・エプスタイン社長も「そこそこの結果」に満足するような人物ではありません。

場合によっては大胆なトレードも選択肢とすることを、シーズン終了後の記者会見でセオ・エプスタイン社長が明かしていますので、トレードとFA市場の両方で活発に名前がでることになりそうなカブスです。

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