優勝を狙うチームの補強ポイントとマッチする選手は?米大物記者がリストアップ

100名前後のFA選手が未契約のままですが、多くの球団が補強を終えて万全の態勢となっているわけではありません。

チーム再建に移行したチームは、シーズン開幕前に売れ残っている選手を安く買って、トレード期限前に売るということを狙っているため、動きが遅いのは自然なことです。

ただ、このシーズンオフは優勝、ポストシーズンを狙っているチームも動きが鈍いのが特徴です。

シーズン開幕まで50日前後となった時点ですが、質の高いFA選手が多く残っていることもあり、これからインパクトのある補強が可能な状態となっています。

そのような中、ファンラグスポーツのジョン・ヘイマン氏が2018年に勝負をかけようとしている14球団の補強ポイントと、そのニーズに合致する選手をリストアップしています。

その内容は以下のとおりとなっています。

  1. ブルワーズ:エースのジミー・ネルソンが手術で開幕に間に合わないこともあり確定している先発投手は3人。先発ローテへの補強が必要。⇒ ダルビッシュ、ジェイク・アリエッタ、アレックス・カッブ、ランス・リン
  2. ツインズ:エース格のアービン・サンタナが、指の手術で開幕から数週間離脱することが決まる前の段階でも、先発投手が不足していた。⇒ ダルビッシュ、ジェイク・アリエッタ、アレックス・カッブ、ランス・リン
  3. カブス:すでにタイラー・チャットウッドを獲得しているが、本拠地がクアーズ・フィールドから変わることで、成績が良くなる可能性が高い。それでもまだトップクラスの先発投手を必要としている。ブランドン・モローをクローザーに据える方針だが、経験のあるクローザーも望ましい。⇒ ダルビッシュ、ジェイク・アリエッタ、アレックス・カッブ、ランス・リン、グレッグ・ホランド
  4. メッツ:才能があふれる若い投手が多く、素晴らしいローテーションを組めるのだが健康面に不安。厚みを加えるベテラン投手が必要。⇒ アンドリュー・キャシュナー、ジェイソン・バルガス、アレックス・カッブ、ランス・リン
  5. レンジャーズ:生じている戦力の穴を小さい契約を繰り返すことで埋めようとしている。しかし、防御率4.76で両リーグ28位のブルペンが改善されたようには思えない。先発ローテも先発転向のマット・ブッシュ、ベテランのダグ・フィスター、バートロ・コロンらに頼る編成で、2018年は移行期のようだ。⇒ トニー・ワトソン、ジェレミー・ヘリクソン、グレッグ・ホランド、ランス・リン、アレックス・カッブ、ダルビッシュ
  6. マリナーズ:中長期的には不安があるものの短期的には良いチーム。補強で打線は改善も投手が手薄。⇒ アレックス・カッブ、ランス・リン
  7. ナショナルズ:シーズン中の補強でショーン・ドゥーリトル、ライアン・マドソンを加えたが、それでもブルペンの防御率は両リーグ23位に終わった。そしてディジョンシリーズで敗退する理由ともなった。マックス・シャーザーを最後にはリリーフで起用せざるを得なくなった。⇒ グレッグ・ホランド、トニー・ワトソン
  8. カージナルス:ルーク・グレガーソンは良い投手だが、クローザーはやや荷が重い。トレバー・ローゼンタールとオ・スンファンを失っているので、ブルペンは補強を必要としている。⇒ トニー・ワトソン、マット・ベライル
  9. ジャイアンツ:大きな穴を補強で埋めることができ、少なくともMLBワーストの状態は脱した。しかし、両リーグ19位の防御率4.32となったブルペンは大きな改善はない。大型契約のマーク・メランソンの復活にかけることになるが、それは保証されてはいない。⇒ トニー・ワトソン、マット・ベライル
  10. エンゼルス:シーズンオフに最も戦力アップしたチームだが、ブルペンに不安。ヒューストン・ストリートと、急場しのぎのクローザーとなったバド・ノリスを失っていて、現在の選択肢は今一歩。⇒ トニー・ワトソン、グレッグ・ホランド
  11. ダイヤモンドバックス:チームの長打率.445は両リーグ5位だった。しかし、.741という驚異的な数字を残したJ.D.マルティネスを失っている。⇒ J.D.マルティネス
  12. ロッキーズ:カルロス・ゴンザレス、マーク・レイノルズを穴を埋めていないので、打線は1人、2人足りない状態。朗報は、この2人の穴を埋める選択肢は豊富であること。⇒ カルロス・ゴンザレス、マット・レイノルズ、ジョン・ジェイ、ローガン・モリソン、ルーカス・デューダ、マイク・ナポリ
  13. レッドソックス:チームの長打率.407は両リーグ26位だった。オルティスが現役復帰することはないため、J.D.マルティネスを逃すことは大きな落胆となる。⇒ J.D.マルティネス、エリック・ホズマー、ローガン・モリソン
  14. インディアンス:外野は弱いところでジェイ・ブルースとオースティン・ジャクソンを失っている。⇒ キャメロン・メイビン、ジョン・ジェイ、カルロス・ゴンザレス

アストロズ、ドジャース、ヤンキースに関しては、どうしても補強が必要というポジションはないと、ジョン・ヘイマン氏は判断しているようで、リストには入っていません。

トップクラスにランクされるFA選手でありながら、優勝を争うチームの補強ポイントとマッチしていないのがマイク・ムスターカスで、それに近いのがエリック・ホズマーです。

ヘイマン氏は、エリック・ホズマーをレッドソックスにリストアップしていますが、すでにロイヤルズとパドレスが7年1億4000万ドルで競っていて、ミッチ・モアランドもいますので、極めて可能性が低い組み合わせです。

今回のFA市場で1億ドルを突破する契約を手にできることが濃厚なのはエリック・ホズマーとダルビッシュ有で、ジェイク・アリエッタは微妙な状況に追い込まれつつあります。

J.D.マルティネスも1億ドルを越える契約を手にする可能性が、現時点では高いのですが、レッドソックスが他の選択肢を選んだ場合には厳しくなります。

ザック・グレインキーの大型契約が年俸総額を圧迫している中、ポール・ゴールドシュミットとの契約延長を視野に入れているため、大金を用意する余裕のないダイヤモンドバックスくらいしか、選択肢が残らないためです。

代理人のスコット・ボラス氏が強硬な姿勢を貫いた場合には、クライアントのJ.D.マルティネス、ジェイク・アリエッタ、マイク・ムスターカスは短期契約に応じざるを得なくなるかもしれません。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています
スポンサーリンク