WS制覇を狙うチームの残る補強ポイントは?ニューヨークポスト記者がピックアップ

ワールドシリーズ制覇を争う戦力を持つチームと言えど、どこかしら足りない部分やバランスが悪い部分がありますし、FAにより戦力が流出しますので、何かしらのかたちでシーズンオフに補強をすることになります。

クリーブランド・インディアンスはマイク・ナポリの抜けた穴をエドウィン・エンカーナシオンというメジャーを代表する右のスラッガーでグレードアップに成功しました。

そしてシーズンオフの間ずっと補強ポイントと指摘されながら、なかなか埋めることができなかったセカンドをローガン・フォーサイスをレイズから獲得したことでドジャースは事なきを得ました。

ただ、2016年に好成績を残し、2017年もワールドシリーズ制覇を視野に入れる戦力を持つ球団の中には、不安が解消されきれていないポジションを残しているところもあります。

それらの球団についてニューヨーク・ポストのKen Davidoff氏が”The next big tasks that are gnawing at MLB’s contenders”という記事で、5球団をピックアップしその補強ポイントと動向についてまとめています。

その5球団とKen Davidoff氏による分析の要約は以下のとおりとなっています。

ワシントン・ナショナルズ:クローザー

ショーン・ケリーが現時点でのクローザーの最有力候補だ。2016年はK/BBでキャリアハイの7.27を記録し、7セーブを上げているが、ナショナルズはかなりハードにマーク・マランソンとの再契約に動いたがジャイアンツに奪われた。グレッグ・ホランドが誇る中では最有力だったがロッキーズに行ってしまった。
残っているのはジャイアンツでクローザーを務めていたセルジオ・ロモだが、最近のクローザーとしてのパフォーマンスは不安定だった。

サンフランシスコ・ジャイアンツ:左翼手

2015-16のシーズンオフはジョニー・クエト、ジェフ・サマージャ、デナード・スパンと大金を注いだが、このオフはマーク・マランソンだけになりそうだ。ボビー・エバンスGMは28歳の左打ちのジャレット・パーカーか、26歳の右打ちのマック・ウィリアムソンのどちからが守ることになると話しているが、勝負をかけているチームとしてはリスキーな選択だ。

テキサス・レンジャーズ:一塁手/指名打者

レンジャーズとマイク・ナポリはお互いにとってもマッチしている。同地区のライバルであるマリナーズとエンゼルスは改善されているし、アストロズは強化されているが、レンジャーズはカルロス・ベルトランとイアン・デズモンドがチームを去っている。現在は一塁にライアン・ルア、指名打者にジョーイ・ギャロという編成だ。

ボストン・レッドソックス:三塁手

1760万ドルの年俸を受け取るパブロ・サンドバルが守ることになる編成だが、昨年は左肩の手術でほぼ棒に振り、2015年控え選手以下のパフォーマンスだった。もしサンドバルがダメだった場合には、あまり良いとは言えないブロック・ホルトが埋めることになる。長期的な解決策と考えられたヨアン・モンカダはクリス・セールのトレードでチームを去った。

ニューヨーク・メッツ:左のリリーフ投手

メッツはナショナルズ、ブレーブスと合計19回戦うことになるが、強力な左打者に必要なベテランの左のリリーフが欠けている。ジェイ・ブルースをトレードに出さないことが決まり、年俸総額の枠が小さくなる状況で問題を解決する必要がある。幸運なことにジェリー・ブレビンスが市場に残っている。

ワールドシリーズ制覇を争うであろう5球団の補強ポイント、すなわち現時点での弱点をKen Davidoffは以上のように指摘しています。

これらの問題の中で一番深刻なのはワシントン・ナショナルズと言えます。

アロルディス・チャップマン、マーク・マランソン、ケンリー・ジャンセンらトップクラスのクローザーをことごとく逃し、ウェイド・デービスもカブスにさらわれました。

上原浩治もカブスと契約し、最後の望みとも言えたグレッグ・ホランドもロッキーズと契約することとなり、FA市場に強力なクローザーは見当たらなくなってしまいました。

そのためワシントン・ナショナルズがクローザーの補強を継続する場合にはトレード市場に目を向けざるを得なくなりました。

現在の状況下でトレードに応じてくれる可能性が一番高いのは再建モードへ移行したホワイトソックスで、デビッド・ロバートソンであれば獲得できなくはないと考えられます。

ただ、アダム・イートンのトレードの際にロバートソンもパッケージとして獲得しようとして失敗したとされていますので、納得させるだけのプロスペクトを用意できるかは微妙なところではあります。

一時はレイズのアレックス・コロメの名前もあがりましたが、レイズは基本的に2017年に勝負をするロースター編成を続けていますので、応じるとは考えにくいものがあります。

またシーズンオフ当初はデトロイト・タイガースがファイヤーセールを行う姿勢を見せていたものの、結局良いオファーを受けることができず、2017年も勝負をすることになったため、フランシスコ・ロドリゲスも難しくなっています。

ナショナルズはバランスのとれたロースターなのですが、クローザーだけは長期的な解決策を見出すことができていません。

強力なクローザーがなければシーズン中の取りこぼしが多くなりますし、何よりも大型投資を続けて目指しているワールドシリーズ制覇は遠い夢となってしまいます。

ワシントン・ナショナルズがトレード市場でクローザーの問題を解決できるのか注目されます。

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