クレイトン・カーショーはさらに進化している!名実とものメジャーリーグのNO.1投手はいまだ発展中

Los Angels Dodgers Top Catch

2011年から2015年までの5シーズンにおけるナ・リーグのサイヤング賞の投票で1位、2位、1位、1位、3位と、3度のサイヤング賞獲得に加えて、いずれも最終選考の3人に残っているのがロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショーです。

現在のメジャーリーグでNO.1と呼んで差し支えない成績を残し続けているクレイトン・カーショーです。

データ解析が重視される時代で、しかも徹底的にマークされる存在でありながら圧倒的な成績を残し続けていることは驚異的なことで、残している数字以上に実力が抜きん出ているといえるカーショーです。

すでにメジャーでベストの投手であるカーショーですが、今シーズンは序盤ではあるものの、これまでをさらに上回るような素晴らしい数字を残しています。

FOXスポーツのMike Axisaが”Clayton Kershaw is still the best pitcher in the world, and he’s still getting better”tというタイトルの記事で、いまだ世界でベストの投手だが、さらに良くなっていると述べています。

Mike Axisaはクレイトン・カーショーが5月に残している驚異的な数字を以下のように列挙します。

  • 5月の5試合奪三振は55の一方で与四球はわずかに2個
  • 5月の42イニングで被安打は20本
  • 投球回数(79)、奪三振(95)、WHIP(0.66)、与四球率(9イニングあたり0.6個)、K/BB(奪三振÷与四球=19.00)、完封3回、FIP1.38がMLB全体でトップ
  • 2011年からの1207イニングの防御率が2.07

このような驚異的な数字を残しているカーショーですが、さらにK%(対戦した打者から三振を奪った割合)、BB%(対戦した打者に四球を与えた割合)、GB%(ゴロ比率)が良くなっていることを示して、カーショーがこれまでも素晴らしかったさらに良くなりつつあるとMike Axisaは述べています。

クレイトン・カーショーの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Clayton Kershaw Stats 20160525

2011年にサイヤング賞を獲得した時はK%が27.2%、BB%が5.9%、GB%が43.2%といずれも素晴らしい数字を残しています。

ですが、それが年を経るにつれて落ちていくのではなく、徐々に改善されていき2016年はシーズン序盤ではあるもののK%が33.7%、BB%が1.8%、GB%が52.2%といずれもさらに良い数字となっています。

クレイトン・カーショー自身は7勝1敗という成績なのですが、カーショーが先発した10試合のドジャースの成績は9勝1敗で、それ以外の投手は14勝22敗となっています。

カーショーがいることでポストシーズン争いの只中にいることができていると言えるロサンゼルス・ドジャースです。

そして、カーショーが残している数字の素晴らしいのは、運に大きく助けられての好成績ではなく、自身の実力によるものが大きいと考えられることです。

被BABIPはフェアゾーンに飛んだ打球が安打になった割合を示す数字で、この数字が低いほど防御率などの数値が良くなるのですが、運に左右されやすく投手がコントロールできる数字ではないと考えられています。

つまりこの被BABIPがリーグ平均やその投手のキャリア平均よりも極端に低くなっている上での好成績の場合には、味方の守備もしくは運に助けられていると考えられます。

クレイトン・カーショーの2016年シーズンの被BABIPは.247でキャリア平均の.271よりは良いものの極端な数字ではなく、運や味方の守備に大きく依存している好成績ではないと言えます。

また残塁率を示すLOB%はパーセンテージが高くなると失点が少なくなり、低くなると失点が多くなります。このLOB%は先程の被BABIPの影響を受けやすく、こちらも投手がコントロール出来ない数字とされ、運に影響を受けやすくなっています。

つまり、LOB%が極端にリーグ平均やキャリア平均を上回っている上での好成績の場合は、運に助けられている可能性が高くなります。

しかし、クレイトン・カーショーのLOB%はキャリア平均が78.3%であるの対して、2016年は79.9%と極端に高くなっていません。つまりこれまでの平均値の範囲内にとどまるため、カーショーが実力で好成績を残していると考えられます。

味方の守備の影響を排除するために、投手がよりコントロールできる、奪三振、与四球、被本塁打などで算出される擬似防御率のFIPは、防御率よりも悪いと、味方の守備に助けられての好成績であることになると考えられているのですが、2016年のカーショーはFIPが1.38で防御率の1.48を上回るなど、この数字でも実力で好成績を残していると考えられる数字となっています。

このようなことからクレイトン・カーショーの好成績は、自身の実力による部分が大きいと言えます。

投球の51.77%を占めるフォーシームは平均で93.55マイル、最速で96.82マイルとMLBの平均をやや上回る程度ですが、この球種としてはゴロ比率が非常に高く46.67%となるなど、長打を浴びにくく被打率は.252と良い数字になっています。

そして何と言ってもクレイトン・カーショーの代名詞といえるのがブレーキングボールで、縦に割れるカーブは投球の15.35%で、その被打率.058、ゴロ比率は76.92%といずれも驚異的な数字となっています。

スライダーは投球の31.70%を占め、被打率.102、ゴロ比率53.45%、そして打者がスイングしても72.51%は空振りもしくはファールととこちらも強力です。

打者が「カーブがくるとわかっていても打てない」とまで言われるカーショーのカーブの動画です。

5月に入ってから5試合の登板で3回の完封勝利で、その他の2試合はそれぞれ7回と8回を投げるなど、トータルで42.0イニングを投げています。

なおかつ、奪三振は55(奪三振率11.79)、与四球は2個(与四球率0.43)、被安打は20本(被安打率4.29)と非の打ち所のない内容です。

クレイトン・カーショーがまたもサイヤング賞のみならず、MVPを争うシーズンを送りそうな気配です。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています
スポンサーリンク