レイズがクリス・アーチャーの「トレードの見返り」として求めるものは?

トレード市場の先発投手の人材が乏しい上に、コール・ハメルズがカブスに、J.A.ハップがヤンキースに早々に移籍したため、補強したいチームには厳しい状況となりました。

その中で現在最も関心と注目を集める先発投手となっているのがタンパベイ・レイズのクリス・アーチャーです。

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レイズはかつて無いほどにクリス・アーチャーのトレードに前向き

フロントライン・スターターとして実績と実力を兼ね備えた数少ない投手の一人であり、来年以降の3年間を2750万ドルというリーズナブルな金額でコントロールできるという要素が加わって、クリス・アーチャーの争奪戦は12球団が絡んでいると報じられています。

以下はタンパベイ・タイムズの記事からの引用です。

クリス・アーチャーは3年2750万ドルでアーチャーの将来は広く議論されている

Plus, there is a strong sense around the game that the Rays are more willing than ever before to trade the two-time All-Star, who is 3-5, 4.31 this season, 54-68, 3.69 over parts of seven overall.

今季の成績が3勝5敗、防御率4.31、メジャー通算の7年余りで54勝68敗、防御率3.69という成績を残している「クリス・アーチャーのトレードに関して、レイズはかつて無いほど前向きな姿勢である」との感触を、メジャーの各球団関係者が得ていることが伝えられています。

レイズの先発ローテはFAが近づく選手で構成されていましたが、トレード放出と若い先発投手が台頭してきていることもあり、以前よりクリス・アーチャーを動かしやすいチーム状況となっています。

加えて、この夏のトレード市場は先発投手の需要と供給のバランスが悪く、「売り手」が有利な状況となっていることが現在の方針に影響を与えている可能性があります。

ファームが充実していて、なおかつマイナーのアッパーレベルのプロスペクトを抱えているチームが先発投手の補強に動いているため、レイズにとっては良い条件を引き出しやすくなっています。

現在のクリス・アーチャーの交渉の状況についても、タンパベイ・タイムズの記事では触れられています。

And the circumstances seem to be lining up as several of the teams with the deepest pools of young major- and advanced minor-league talent are interested, led by the Braves, Padres and Yankees. The Dodgers have been reported to be in serious pursuit, with the Cardinals and Pirates joining a group of others, around a dozen total, also showing interest.

「若いメジャーレベル、マイナーのアッパーレベルのプロスペクトを多くの抱えているブレーブス、パドレス、ヤンキースなどのチームがクリス・アーチャーのトレード獲得に動くという、レイズにとって良い状況が整いつつある」こと。

さらに「ドジャース、カージナルズ、パイレーツなども関心を示していて、12球団による争奪戦に発展している」ことが伝えられています。

ドジャース、カージナルス、パイレーツも質の高い人材をメジャーレベル、マイナーのアッパーレベルで抱えています。

このような優秀なプロスペクトを豊富に抱える球団による争奪戦に発展しているため、レイズがクリス・アーチャーのトレードで良いリターンを手にする絶好のチャンスを迎えていると考えられます。

レイズが引き出したい条件はどのようなものか?

レイズが選り好みできるような状況となっているのですが、チームの中長期的な補強ポイントに合致するオファーを提示できるチームが有利に交渉を進めることができることが予想されます。

そのレイズが望むであろう条件についても、タンパベイ・タイムズの記事では触れています。

With the Rays advancing Saturday to weighing offers, the question ultimately will be whether a team is willing to give up enough now, with a catcher and power-hitting outfielder a good start to a package, to get the Rays to say yes rather than wait for the offseason, or longer, to deal him.

『レイズは提示されている各球団からのオファーを検討している状態で土曜日を迎えている。最終的に問題となるのは捕手と長打力のある外野手を含むようなレイズが今すぐにアーチャーを手放す決断をするパッケージを提示する球団が現れるかどうかとなる。』

MLB公式サイトによるレイズ内のトップ15のプロスペクトは以下のとおりとなっています。

  1. ウィリー・アダムス(SS/2B・MLB)#22
  2. ブレント・ハニーウェル(SP・3A)#24
  3. ブレンダン・マッケイ(P/1B・1A+)#30
  4. ヘスス・サンチェス(OF・1A+)#32
  5. ワンダー・フランコ(SS・ROK)#41
  6. マシュー・リベレーター(P・ROK)#68
  7. ロナルド・ヘルナンデス(C・1A)
  8. シェイン・マクラナハン(P・ROK)
  9. ルシアス・フォックス(SS・1A+)
  10. ブランドン・ロウ(2B/OF・3A)
  11. ニック・ソラク(2B/OF・2A)
  12. ビダル・ブルジャン(2B・1A)
  13. ナサニエル・ロウ(1B・2A)
  14. ジャスティン・ウィリアムズ(OF・2A)
  15. アンソニー・バンダ(SP・3A)

現時点でトップ100に6名がランクされているレイズのファームなのですが、クリス・アーチャーをトレードした場合には、トップ100クラスが1名ないし2名獲得できると予想されます。

外野をポジションとしているのはヘスス・サンチェス(OF・1A+)、ブランドン・ロウ(2B/OF・3A)、ニック・ソラク(2B/OF・2A)、ジャスティン・ウィリアムズ(OF・2A)などがいるのですが、いずれもパワーヒッターとしては評価されていない選手ばかりです。

捕手ではロナルド・ヘルナンデスが一人ランクされていますが、1Aに所属している段階で先は長く、元々内野手だったところを、プロ入り後に捕手にコンバートしているため、通常より時間を要することを見込む必要があります。

メジャーレベルに近い3A、2Aクラスの捕手や強打の外野手を獲得できれば、ファームのバランスを改善でき、将来的には穴の少ないメジャーのロースターへとつながる期待ができます。

現地東部時間の7月31日午後4時がトレード期限となります。残り2日間を切った時点で、トレード交渉の最大の目玉となっているクリス・アーチャーの動向が注目されます。

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