カージナルスはスタントンとの直接交渉を視野に!マーリンズが許可すれば本人の説得も視野に

St.Louis Cardinals Top Catch

最もジャンカルロ・スタントンのトレードに積極的に動いていて、正式な条件提示に至ったのがセントルイス・カージナルスとサンフランシスコ・ジャイアンツの2球団とされています。

ジャンカルロ・スタントンが希望する「優勝を争える球団」という条件を満たすことができ、マーリンズが求める質の高いプロスペクトと年俸の大部分を負担できる資金力を持ち合わせているカージナルスですが、唯一のネックは地理的な条件です。

ジャンカルロ・スタントンは東海岸もしくは西海岸のチームでのプレーを希望しているため、中西部のセントルイスを本拠地とするカージナルスは、その点において不利な立場にあると考えられています。

しかし、同地区のライバルであるシカゴ・カブスから常勝球団の立場を奪い返すという意欲は本物のようで、ジャンカルロ・スタントンとの直接交渉も希望しているようです。

セントルイス・ポスト・ディスパッチのデリック・グールド氏が以下のように伝えています。

As theirs and other teams’ pursuit of Giancarlo Stanton ambles toward a climax, the biggest hurdle for any team to overcome is not the Marlins’ asking price, but Stanton’s. The reigning National League Most Valuable Player has a complete no-trade clause and thus has the final say on any deal. What’s true on the field is true in the contract: He has the hammer. The Cardinals getting an audience with him could help sway how he uses it.

簡単にまとめると、ジャンカルロ・スタントンのトレードの交渉で1番高いハードルは、マーリンズが希望するプロスペクトや年俸の負担ではなく、本人がトレード拒否権の放棄に応じるかどうかだとグールド氏は述べます。

その上でカージナルスが以下のような動きを見せていることを伝えています。

A Major League Baseball official confirmed that rules allow for a team, such as the Marlins, to designate “a window” for another team, say the Cardinals, to “convince a player to waive his no-trade (clause) without contract modification.”
If the Marlins believe they have a deal, the Cardinals can use that window to deliver a pitch — directly to Stanton.

通常他球団と契約を結んでいる選手には、その球団の許可なしには交渉をしたりすることは許されていません。

しかし、MLB機構側の役員は「契約内容を変更することなしに、マーリンズがトレード拒否権を放棄するようにスタントンを説得するための時間をカージナルスのようなチームに与えることができるというルールが存在する」ことを確認したとのことです。

そのため「マーリンズがトレードの条件で大筋合意に達したという感触を得た場合には、カージナルスが直接スタントンを説得するための時間を持つことができる」ことになるとグールド氏は述べています。

このような交渉は初めてのことではなく、過去にも行われたことであることをグールド氏は紹介しています。

2004年にボストン・レッドソックスは「バンビーノの呪い」を解いてワールドシリーズ制覇を成し遂げることになるのですが、シーズンで21勝6敗、防御率3.26という成績を残したカート・シリングの獲得が大きなポイントとなりました。

2003年11月にダイヤモンドバックスからレッドソックスにカート・シリングが移籍しているのですが、そのシリングはレッドソックスに対してトレード拒否権を行使することを明言していました。

しかし、どうしてもカート・シリングが必要だと考えたレッドソックスのフロントのトップ2人は直接出向いて、本人に拒否権を放棄するように説得しています。

“Here’s these two kids, and they have nowhere to be on Thanksgiving,” the pitcher told ESPN.com almost a decade later.

The “kids” were Jed Hoyer and Theo Epstein.

The two executives, then with Boston, had flown to the desert for dinner and a sales pitch. Schilling had a no-trade clause, and he had made clear that he would use it to block a deal to the Red Sox.

現在はシカゴ・カブスのフロントのツートップであるセオ・エプスタインとジェド・ホイヤーの2人でした。この2人はダイヤモンドバックスから72時間の交渉期間が与えられます。その人は、「フェンウェイパークが投手にとって極端に不利なわけではない」ことなどをプレゼンし、さらには「球団がシリングの行う慈善活動に協力する」ことなどもオファーしています。

その結果、カート・シリングはトレード拒否権を放棄し、レッドソックスへのトレードを承諾しています。

それと同じことをカージナルスは試みる可能性があることを、編成トップのジョン・モゼリアック社長が間接的ではありますが示唆しています。

John Mozeliak, the Cardinals’ president of baseball operations, alluded to this during a recent radio interview. He described how “historically” 48- and 72-hour windows have been permitted to work through incentives, option years, or other contract elements. He did not say the Cardinals would welcome such a window just to state their case.

“Some level of communication would be welcome on both sides,” Mozeliak told KMOX/1120 AM.

ジョン・モゼリアック社長は、慣例として「48時間から72時間、出来高、オプション契約などの内容を交渉できる時間が許される」ということに言及しています。はっきりと交渉をしたいと話したわけではありませんが、スタントンとの直接交渉を視野に入れていることを示唆していると受け取れます。

最も洗練された球団の一つとして評価され、観客動員もドジャース、ヤンキース、ジャイアンツらの人気球団と遜色のないレベルで、大型の放映権契約により補強資金も豊富にあります。

様々な説得材料は持ち合わせていますし、カージナルスのトレードのオファー内容がベストの可能性が高いと考えられる状況です。今後のカージナルスのさらなる動きが注目されます。

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