MLBのモデルチームとされるカージナルスの2015年と過去15年間の年俸総額・観客動員について

St.Louis Cardinals Top Catch

MLB全30球団の中でも野球運営、ビジネス運営の両面で成功しているチームとして名前があがるのがセントルイス・カージナルスです。

2013年はワールドシリーズでレッドソックスに敗れ、2014年はリーグチャンピオンシップでジャイアンツに屈しましたが、2年連続の地区優勝を果たしています。

そのカージナルスの2015年の年俸総額と直近15年間の年俸総額、シーズン成績、観客動員についてまとめています。

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野球運営とビジネス運営の両面でトップクラスのカージナルス

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カージナルスは、ファームシステムから選手を育成することに長けているため年俸総額は、ぜいたく税のラインからは縁遠いレベルでありながら、毎年のように結果を残し、観客動員数もメジャーでトップクラスをキープしています。

さらにポストシーズンに多く進出していますので、テレビの放映権料や球場での収入も増加していますので、経済的にも潤っています。

そのカージナルスの直近15年間の年俸総額、シーズン成績、観客動員は以下の表のとおりとなっています。

Cardinals 2000-2014

この15年間でのカージナルスは地区優勝8回で、ポストシーズンに進出できなかったのは4年だけです。その11回のポストシーズンのうちワールドシリーズには4回進出して2回制しています。

このように、毎年のようにポストシーズンに進出していることによるエキストラの収入もある上に、レギュラーシーズンでの動員力も高いため、経済的な不安はありません。

観客動員では2013年が336万人、2014年が354万人で2年連続でMLB全体2位となっています。そして直近の15年間で300万人を割ったのは1回だけです。

しかし、カージナルスは年俸総額を膨らまそうとはせずに、自前の選手でチームを構成するため、年俸総額は大きくありません。

2014年の年俸総額はシーズン開幕時点では1億1125万ドルで、メジャー全体で13番目の規模となっています。

ドジャース(約2億3529万ドル)やヤンキース(約2億0281万ドル)の半分程度の予算総額ですが、結果を残しているカージナルスです。

カージナルスの2015年の年俸総額は?

カージナルスが2015年に支払う年俸が確定している選手とのその年俸は以下のとおりとなっています。すでにトレードで獲得したジェイソン・ヘイワードの年俸も含めています。

選手名(年齢/POS) 2015年年俸
アダム・ウェインライト(33歳/SP) 1950万ドル
マット・ホリデイ(35歳/OF) 1700万ドル
ジョニー・ペラルタ(33歳/SS) 1500万ドル
ヤディアー・モリーナ(32歳/C) 1500万ドル
ハイメ・ガルシア(28歳/SP) 925万ドル
ジェイソン・ヘイワード(25歳/OF) 780万ドル
マット・カーペンター(29歳/3B) 375万ドル
ランディ・チョート(39歳/RP) 300万ドル
アレドミス・ディアス(24歳/SS) 150万ドル
ジョン・ラッキー(36歳/SP) 50万ドル

すでに契約が確定している選手の年俸総額は9230万ドルとなります。

ここに年俸調停権を有する6人の選手の年俸が加わります。

ランス・リン(27歳/SP)が550万ドル、ジョン・ジェイ(29歳/OF)が450万ドル程度に上昇する見込みで、年俸調停権を有する選手の年俸は合計で1500万ドル以内におさまる見込みです。

これらの年俸を合計すると1億730万ドルとなります。

オスカー・タベラスが事故で命落とさなければ、ジェイソン・ヘイワードの獲得はありませんでしたので、その分年俸総額が増えましたが、それでも十分に余裕がある状況のカージナルスです。

今後も育成重視でチームを運営することをオーナーとGMが明言

そのためFA市場でも大きな補強ができるのですが、オーナーであるウィリアム・デウィットとGMのジョン・モゼリアクは、「今までのようにこれからも選手の育成を重視していく」と語っています。

メジャーとマイナーのコーチスタッフが優秀で、ファームの育成システムが確立しているため、有望な選手が次々と育っています。

その上に、プロスペクト(有望株)で終わらせるのではなく、メジャーで活躍できるように、アジャストさせていくことができるノウハウも持ち合わせています。

才能を高く評価されたプロスペクトを多く抱えながら、メジャーレベルでアジャストさせることができずに、埋もれさせてしまうチームが多くあるのですが、カージナルスはその点でも優れているチームです。

応援するチームの下部のマイナーから優秀な選手が育っていくことは、アメリカのファンにとっても楽しみの1つです。

生え抜きの一流選手が出てくれば、チームの人気も高まっていき、観客動員やテレビ視聴率へとつながっていきます。

カージナルスは、このような様々な要素をバランスよく保ちながら運営をしているため、多くの専門家も高く評価しています。

来季にもすでに期待されている選手もいるため、補強すべきポイントは多くないカージナルスです。

そのカージナルスの2015年のラインナップや補強ポイントについては、次回の投稿でまとめていきます。