リベラの著書に関するロビンソン・カノとダスティン・ペドロイアの反応は?

マリアノ・リベラの著書であるThe Closerのロビンソン・カノに関する記述が話題になっていることを、前回に紹介しました。

マリアノ・リベラが1番好きなセカンドベースマンとしてカノではなくペドロイアを選ぶ

このような内容が報道されると、次に起こることはその名前が上げられた人物に対してコメントを求めるというもので、今回も同じように当事者となったロビンソン・カノとダスティン・ペドロイアが様々なメディアからインタビューを受けています。

今回はそのマリアノ・リベラの著書に関するロビンソン・カノとダスティン・ペドロイアの反応を紹介します。

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ロビンソン・カノは大人の対応を見せる

今回、参照している記事はESPNニューヨークの”Cano: Mo Rivera still ‘the best closer'”というタイトルで、「カノはマリアノ・リベラがベストクローザーだと述べた」というものです。

この記事の中でロビンソン・カノは、「誰もが自分の意見を持っている。これは彼の意見だし、自分はそれを尊重する。自分はこれ以上この問題について深入りしたくないということが、自分が唯一言えることだ。自分のフォーカスは現在のチームにある」とマリアノ・リベラの著書に関する取材に対して答えています。

そして「自分は160試合をプレーしている。リベラの感じていることを尊重するし、9年間一緒にプレーした彼に対していつも尊敬している。彼は自分にとってベストクローザーだ」と述べています。

そしてそのカノをマリナーズの監督であるロイド・マクレンドは、「彼の監督であることに誇りを感じている」とし、「誰もカノが内面でどう感じているかまではわからないが、ただ唯一言えるのは記録を見てみれば、1年間に160試合、162試合プレーしている。これはとても情熱があることなのではないか」と擁護しています。

さらにマクレンドン監督は、「彼が攻撃でも守備でもベストのセカンドベースマンであることは、残した数字と受けた賞が証明している」とも述べています。

一方の称賛をうけたダスティン・ペドロイアは、もちろん喜んでいます。最大のライバルチームの選手で、MLBの歴史に残る記録を打ち立てた偉大なクローザーから称賛を受けて、嬉しくないはずはありません。

ペドロイアは「そのような称賛を耳にするのは素晴らしいことだ。彼は自分が送ったチェック(小切手)を受け取ったに違いない」と冗談めかしながらコメントしています。

情熱や闘志の現し方は人それぞれでリベラもそれを理解しているのでは?

ロビンソン・カノの2013年までの年度別打撃成績は以下のとおりとなっています。

ロビンソン・カノの年度別打撃成績(2008-2013)

また賞としてはゴールドグラブ賞を2012年と2010年の2回、シルバースラッガー賞を2013-2010年, 2006年と計5回受賞しています。

高水準の成績を残しているのみならず、大きな故障をすることもなく、試合に出続けているロビンソン・カノです。162試合制のメジャーリーグで、2007年以降は平均で160試合出場しています。

手を抜くために休みたいなら、違和感や疲労を訴えれば、首脳陣が考慮してくれるわけですが、それをしていないことは、カノの出場試合数からもわかります。これらの数字を見ると、カノの野球に対する情熱や意欲があると言えます。

また打率、打点、本塁打、安打数の数字などを見れば、ロビンソン・カノが素晴らしいプレーヤーであることに疑いの余地はありません。年俸が高過ぎるとの批判がありはしますが、それとは別にプレーヤーとして優れていることは間違いありません。

リベラもそれは認めていて、殿堂入りができる器量のある選手としています。ただ、リベラには、カノが持っている才能の100%出しきろうとしていない、もしくは、その限界を振りきってまで力を出しきろうとしているようには映らなかったのではないかと考えられます。

難しいのは、闘志ややる気を表現する方法は人によって異なるということです。静かに内に秘めて、表面的には笑いながらプレーすることを好む選手もいれば、全身に闘志をみなぎらせて、周りを鼓舞することを好む選手もいます。

このどちらかが間違っていて、どちらかが正しいということではなく、あくまでもタイプの問題でもあります。

リベラにとっての素晴らしいプレーヤーとは、「闘志を前面に出してチームを鼓舞するようなプレーをする選手」であって、カノがベストプレーヤーではないということではなく、リベラの好みのタイプではなかったと捉えるのが自然なのかもしれません。

カノは無理をしてケガをして試合に出れないことのほうが問題と考え、試合に出続けてチームに貢献するためにも、無理をしすぎないという選択をしている可能性もあり、それはそれで1つの考え方として成立しています。

忠実な抜粋が少ないのですが、リベラの著書の記述では、正確にはBest(最高の)ではなく、Favorite(好きな)なセカンドベースマンがダスティン・ペドロイアとなってるようです。

このことからもカノが正しい悪いではなく、自分の好みのタイプはベドロイアで、その判断する基準は人それぞれだということを、リベラも理解しているようにも読むことができます。

本全体を読んでいませんので、確定的には述べにくいのですが、リベラの意図とは違った意味合いで伝えられている印象があります。ペドロイアが”ベスト”とまでは述べていなくて、”自分の一番好きな”セカンドベースマンと述べているに過ぎないのではないでしょうか。

注目を集めて話題にするために煽っている印象があり、もしかしたら本を売りたい出版社のメディア戦略もあったのかもしれません。

カノは、今は、マリナーズの一員だし、自分のチームメートに満足している。勝つためにプレーしていると述べています。カノが周りの雑音にエネルギーを使うことなく、プレーに集中して、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを期待しています。

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