ブライス・ハーパー争奪戦の現状は?公式サイト記者が分析

ブライス・ハーパーはシーズンオフに入る直前にナショナルズから10年3億ドル前後の契約を提示されたと伝えられています。

それを蹴ってフリーエージェント市場に行くことを選んだわけですが、その決断が正しかったと証明するには至っていません。

2月半ばを迎え、スプリングトレーニングが始まった段階においても、ブライス・ハーパーと代理人のスコット・ボラス氏が納得するような契約は手にできていないからです。

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ブライス・ハーパー争奪戦の本命は?

マニー・マチャドの交渉に関しては、ヤンキースが2億2000万ドル、ホワイトソックスが2億5000万ドルなどを提示したとの報道がなされていますが、ブライス・ハーパーはそうではありません。

ボラス氏が情報を厳しくコントロールしている影響もあるのかもしれませんが、外部からは交渉の状況が見えにくい状態となっていることは間違いありません。

そのような中、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド氏が、ブライス・ハーパー争奪戦の現状について、様々な情報をもとに契約先候補のチームをランク付けしています。

フェインサンド氏はカブス、ヤンキース、ジャイアンツを穴馬、パドレス、ホワイトソックスを対抗馬、フィリーズとナショナルズを本命として分析しています。

カブスはブライス・ハーパーの契約先の有力な一つと目されたシーズンオフを迎えました。しかし、コール・ハメルズの2000万ドルのオプションを行使し、ダニエル・デスカルソ(2年500万ドル)、ブラッド・ブラック(1年165万ドル+出来高)を獲得する程度の動きしかなく、静かなシーズンオフとなっています。セオ・エプスタイン社長はトップクラスのFA選手の獲得に動くことは当初から否定的で、オーナーサイドが意向を変えない限り、大金を投資するのは難しいようです。

ヤンキースはブライアン・キャッシュマンGMが、シーズンオフ早々にブライス・ハーパーの獲得には興味を示していないことを明らかにしました。ただ、ここにきてオーナーのハル・スタインブレナー氏は、マチャドとハーパーの獲得の可能性を否定しないスタンスだと明らかにしました。ヤンキースの外野はスタントン、ジャッジ、ヒックス、ガードナー、フレイジャー、エルズベリーと混み合っています。ブライス・ハーパーの獲得は打線の強化とはなりますが、必要性が低いのが現実です。ハーパーが短い契約を受け入れるのでない限り、難しいのではないかとフェインサンド氏は予想しています。

ジャイアンツがブライス・ハーパーに関心を示していることは、間違いない事実ですが、それは契約期間や金額が青天井であることを意味していません。あくまでもジャイアンツ側が望む金額と年数であれば契約したいというスタンスだと考えられています。フェインサンド氏は年数は3年から4年で、年俸が3500万ドルといった契約であればと考えているのではないかと予想しています。ただ、「ハーパー側は短期契約に応じる考えは全く無い」と報じられています。

パドレスが大物FA選手の獲得に動いていることに対して、驚きの声が少なくありません。しかし、ブライス・ハーパーかマニー・マチャドのどちらかを獲得したいという強い意志を持っていることは間違いないと伝えられています。若いプロスペクトたちがチームのコアになろうしている中、スタープレイヤーの加入は大きなプラスとなるのですが、問題は経済面です。パドレスは資金面で潤沢とは言えません。またペトコパークは投手有利の環境で、打者が長期契約を結ぶことにためらいがちであることも足かせとなります。

ホワイトソックスはブライス・ハーパー、マニー・マチャドの争奪戦に本腰を入れ、2億5000万ドルといった金額を提示しているとも伝えられています。ただ、それらの金額でどちらかを手繰り寄せられるかは不透明です。再建のプロセスが最終段階に入っている状態のため、ハーパーの獲得は最後の仕上げになる可能性があります。

本命候補として名前が上がっているのがフィリーズで、それはシーズンオフ当初から現在に至るまで変わっていません。J.T.リアルミュートを獲得し戦力が整ってきたことは、FA選手にとって魅力的な材料となっているものの、ハーパーとマチャドがフィリーズを気に入っているかは定かではありません。ただ、資金面で不安はなく、競り勝つことができる経済状態です。ただ、このウェイティングゲームが長く続くようであれば、フィリーズは大金をセーブしていますので、それらをダラス・カイケル、クレイグ・キンブレル、マーウィン・ゴンザレスらの獲得に回す可能性もあるとフェインサンド氏は付け加えています。

ナショナルズは3億ドルを提示したものの再契約はできず、その条件をすでにテーブルから下ろしています。その後、パトリック・コービン、カート・スズキ、トレバー・ローゼンタール、アニバル・サンチェス、ヤン・ゴームズを獲得するなど積極的に動きました。これらの補強を見れば、ハーパーとの再契約に本腰を入れるかどうかに疑問符がつくようにも思われます。ただ、未だに多くのMLB関係者はナショナルズとの再契約を予想しているし、少なくともボラス氏は他球団との契約直前にナショナルズのオーナーサイドに最終交渉をすると考えられていると、フェインサンド氏は伝えています。

現時点でボラス氏が望む10年3億ドルのラインを超える条件を提示してくれそうなのは、古巣のナショナルズくらいしかありません。

フィリーズは資金が豊富ではありますが、チーム再建に移行した際に、ライアン・ハワードの長期契約の処理に窮した影響もあるのか、スタープレイヤーと言えど、糸目をつけずに金を支払うというスタンスではありません。

ボラス氏はナショナルズのオーナサイドと直接交渉できる親しい関係にあります。それを利用してマックス・シャーザーに7年2億1000万ドル、スティーブン・ストラスバーグに7年1億7500万ドルの契約をもたらしています。

現在の市場の動向を見る限り、ブライス・ハーパーが長期契約と3億ドルにこだわり続けるのであれば、「フランチャイズの顔」としての価値も大きく見積もるであろうナショナルズが最有力候補となるのではないかと考えられます。

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