ブルワーズの2015年の年俸総額と投手と野手の構成は?アクティブロースター(25人枠)について

Milwaukee Brewers Top Catch

2014年シーズン終了まで1ヶ月あまりとなった8月25日終了時点では73勝58敗でセントルイス・カージナルスに1.5ゲーム差をつけて、ナ・リーグ中地区の首位に立っていたミルウォーキー・ブルワーズでした。

しかし、そこからの31試合で9勝22敗と急失速してしまい、最終的には82勝80敗でカージナルスには8ゲーム、パイレーツには6ゲーム差をつけられて3位に甘んじ、ポストシーズンを逃したミルウォーキー・ブルワーズでした。

そのミルウォーキー・ブルワーズの2015年シーズンの年俸総額、先発ローテーション、スターティングラインナップなどの、アクティブロースター(25人枠)に関する情報をまとめています。

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2015年にチーム史上最高の年俸総額となる見込みのブルワーズ

2014年開幕時のブルワーズの年俸総額は1億384万4806ドルで、MLB全体では16番目と中位の規模となっていました。

そのブルワーズですが、2015年は年俸調停権を有する選手との契約更新も終えている状態です。その確定分の年俸は以下のとおりとなっています。

【年俸確定分12名:8913万5000ドル】
ライアン・ブラウン(31歳/RF) $13,000,000
マット・ガーザ(31歳/SP) $12,500,000
アラミス・ラミレス(37歳/3B) $14,000,000
カイル・ローシュ(36歳/SP) $11,000,000
ジョナサン・ブロクストン(31歳/RP) $9,000,000
カルロス・ゴメス(29歳/CF) $8,000,000
アダム・リンド(31歳/1B) $7,500,000
ジェラルド・パーラ(28歳/OF) $6,240,000
ジョナサン・ルクロイ(29歳/C) $3,000,000
ニール・コッツ(34歳/RP) $3,000,000
マーティン・マルドナード(28歳/C) $825,000
ブランドン・キンツラー(30歳/RP) $1,070,000

ここにヨバニ・ガヤードの年俸負担分400万ドルとMLB最低年俸(50万7千ドル)13名分の659万1000ドルが加わるため、すでに9972万6000ドルとなっているブルワーズです。

この金額はヨバニ・ガヤードの年俸1300万ドルのうち400万ドルを負担することトレードに出したことで900万ドルを削減しているのですが、それでもチーム史上最高額となった2014年の1億384万4806ドルまで400万ドル程度となっています。

筆頭オーナーのマーク・アタナシオは、GMのダグ・メルビンに年俸総額を削減するような指示はしていないと話していて、補強に動く可能性があることを示唆していました。

またフロント幹部も、まだ補強に動くことを示唆していて、現時点でもクローザー経験のある投手の獲得を目指しています。

その補強に成功した場合には、2015年開幕時の年俸総額は、チーム史上過去最高額を更新する見込みのブルワーズです。

ブルワーズのアクティブロースター(25人枠)の投手12名の構成

2015年1月30日時点で予想されるブルワーズのアクティブロースター(25人枠)の投手12名の構成は以下のとおりとなっています。

【先発ローテーション】
ポジション:選手名(防御率/勝敗/WHIP/FIP)
SP1:カイル・ローシュ(3.54/13-9/1.15/3.95)
SP2:マット・ガーザ(3.64/8-8/1.18/3.54)
SP3:ウィリー・ペラルタ(3.53/17-11/1.30/4.11)
SP4:マイク・ファイヤーズ(2.13/6-5/0.88/2.99)
SP5:ジミー・ネルソン(4.93/2-9/1.46/3.78)
【ブルペン・リリーフ】
ポジション:選手名(防御率/セーブ/WHIP/FIP)
CL:ジョナサン・ブロクストン(2.30/7SV/1.02/3.37)
RP1:ウィル・スミス(3.70/1SV/1.42/3.25)
RP2:ジェレミー・ジェフレス(1.88/0SV/1.19/2.57)
RP3:ブランドン・キンツラー(3.24/0SV/1.34/4.67)
RP4:ニール・コッツ(4.32/2SV/1.34/3.58)

ヨバニ・ガヤードをトレードで放出したため、カイル・ローシュが開幕投手の最有力となっています。またトレードに伴い空いた先発ローテの枠には、2013年にはチーム内でNo.1プロスペクトの評価を受けていたジミー・ネルソンが入ることになります。

ヨバニ・ガヤードをトレードに出したのは、年俸を削減し予算に柔軟性を持たせるため、FAまで残り1年のため交換要員にして若い選手を獲得するため、そしてジミー・ネルソンにチャンスを与えるため、などが理由で致し方ない面があります。

しかし、ヨバニ・ガヤードが抜けた穴は大きく、ジミー・ネルソンがブレイクしないと、先発ローテの質が低下することは避けられない状態となっているのが、不安材料です。

また6番手候補もテイラー・ユングマンという2012年ドラフト1巡目(全体12番目)指名の選手の名前があがっている状態なのですが、ユングマンは、まだメジャー経験がありませんので、層が薄い印象は拭えません。

さらには2014年にロングリリーフとスポット先発をこなしたスイングマンのマルコ・エストラダもトレードに出していますので、その役割をこなせるベテラン投手の獲得も、今後の課題となりそうです。

一方のブルペンでは、クローザーを務めいたフランシスコ・ロドリゲスがFAとなったため、その穴埋めが必要ですが、現時点ではシーズン中にレッズから獲得したジョナサン・ブロクストンが有力で、セットアップは左のウィル・スミス、右のジェレミー・ジェフレスが努めると予想されています。

ただ、現在は頓挫しているもののジョナサン・パペルボンの獲得に動いたり、フランシスコ・ロドリゲスとの再契約も視野に入れたりしている状況のため、それらの動きが実を結べば、ブロクストンをセットアップにおくことができ、全体的に厚みを増すことができます。

そのため、ブルワーズが質の高いクローザーの補強に成功できるかどうかは、今後の注目ポイントの1つとなりそうです。

またリリーフの6人目と7人目は流動的ですが、2014年は故障で投げれなかったジム・ヘンダーソンと、同じく故障で大部分を棒に振ったタイラー・ソーンバーグがクローザの経験があるため、順調に復帰すれば、ブルペンに関しては計算できるものとなりそうです。

ブルワーズのアクティブロースター(25人枠)の投手12名の構成

2015年1月30日時点で予想されるブルワーズのアクティブロースター(25人枠)の野手13名の構成は以下のとおりとなっています。

【スターティングラインナップ:8名】
捕手:ジョナサン・ルクロイ(.301/13本/69点/.373/.465)
一塁:アダム・リンド(.321/6本/40点/.381/.479)
二塁:スクーター・ジェネット(.289/9本/54点/.320/.434)
三塁:アラミス・ラミレス(.285/15本/66点/.330/.427)
遊撃:ジーン・セグラ(.246/5本/31点/.289/.326)
左翼:クリス・デービス(.244/22本/69点/.299/.457)
中堅:カルロス・ゴメス(.284/23本/73点/.356/.477)
右翼:ライアン・ブラウン(.266/19本/81点/.324/.453)

【ベンチ要員:5名】
外野:ジェラルド・パーラ(.261/9本/40点/.308/.369)
捕手:マーティン・マルドナード(.234/4本/16点/.320/.387)
→残り3枠は流動的

リッキー・ウィークスがFAとなったのですが、そのセカンドはスクーター・ジェネットが守ると予想されています。

マーク・レイノルズとライル・オーバーベイというファーストのコンビがFAとなりましたが、その代わりにトレードで獲得したアダム・リンドが守る予定です。

ただ、アダム・リンドは対左投手に弱いため、左投手が先発の時には、ジョナサン・ルクロイがファーストにまわり、守備面での評価が高いマーティン・マルドナードがキャッチャーを務めることになると考えられていて、マーティン・マルドナードの出場機会は多くなりそうです。

ブルワーズは2014年シーズンの前半戦はナ・リーグ2位の得点力を誇っていたのですが、オールスター後はナ・リーグ13位と低迷したことが、急失速の大きな要因の1つでした。

そのブルワーズ打線の浮沈を握るのがライアン・ブラウンです。

2007年から2012年の6年間では打率.313 /出塁率.374/長打率.568でOPSは.942と高く、本塁打は年平均で33.6本、打点も107打点とメジャーで10本の指に入る数字を残していたライアン・ブラウンでしたが、2年連続で低迷が続いています。

2015年にその不振から抜け出して、薬物問題の影響に対する懸念を払拭できるかどうかは、ブラウン本人にとっても、ブルワーズにとっても、重要なものとなりそうです。

ブルペンの整備と打線の主軸の復調がカギに

チーム編成上、将来的な展望にたち、若い選手を獲得すること、チャンスを与えることは重要なことですが、こと2015年シーズンだけを考えると、ヨバニ・ガヤードの放出は大きなダメージで、2014年も192.1回を投げていた投手の穴を埋めることは簡単ではありません。

このように先発ローテに不透明な要素が多い上に、本拠地のミラー・パークは打者有利の球場のため、ある程度の失点は覚悟する必要がありますので、打線がどれだけ機能するかが重要なポイントとならざるをえません。

また決して強くはない先発ローテを、ブルペンがカバーするだけの状態までには整備できていていませんので、クローザーの獲得と、2014年に故障離脱していたベテラン投手の復活が順調に進むかどうかも、今後の注目ポイントとなりそうです。