10連勝のブルージェイズが投手陣の補強に動く!先発投手とクローザーの獲得に興味

Bule Jays Top Catch

シーズンオフにラッセル・マーティン、ジョシュ・ドナルドソンらを獲得して強力なラインナップを形成したブルージェイズでしたが、投手陣は不安が残る状態で開幕を迎えました。

そのブルージェイズは一時は23勝30敗と7つの負け越しを背負い、ポストシーズン進出が徐々に遠退きはじめていたのですが、そこから破竹の10連勝で33勝30敗とし、地区首位のヤンキースを視野にいれるところまで急浮上しました。

そのブルージェイズが投手陣の補強に動いているとの情報が、トレード期限前の7月末が近づくにつれて、増えつつあります。

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打線はオフの補強が機能し両リーグトップの得点力に

ブルージェイズ打線はホセ・バティスタ、エドウィン・エンカーナシオン、ホセ・レイエスらの元々の主力選手に加えて、ジョシュ・ドナルドソンが打率.316/本塁打17/打点45/OPS.948、ラッセル・マーティンが打率.275/本塁打10/打点32/OPS.873と活躍し、マリナーズでは才能が開花しきれなかったジャスティン・スモークも打率.274/本塁打5/打点20/OPS.860と好調です。

そのためレイエス、ドナルドソン、バティスタ、エンカーナシオン、マーティン、スモークが並ぶ強力な布陣となり、チーム総得点338は2位のヤンキース(278点)を60点以上も引き離しての両リーグトップとなっています。

その一方で先発投手陣の防御率は4.62で両リーグ25位、リリーフ投手陣の防御率3.67で同20位と不安材料となっています。

打撃はどうしても波が大きくなりがちで、現在のパフォーマンスがずっと継続するとは考えにくいため、現在の好調を維持し、ポストシーズンに進出するためには投手陣のグレードアップを必要とする状態となっています。

ブルペンの補強に関する情報が先行しているブルージェイズ

すでにブルージェイズはフィリーズのクローザーであるジョナサン・パペルボンについて話し合っていて、それとともにフィリーズのブルージェイズ傘下のマイナーのスカウティングが活発になったとFOXスポーツのケン・ローゼンタール記者が数日前の記事で伝えていました。

そしてその報道を受けフィリーズの地元メディアであるCSNPHILY.comのジム・サリスベリー記者が、ブルージェイズのハイランクのスカウトがフィリーズの試合でスカウティングを行っていることを伝えています。

ジム・サリスベリー記者はフィリーズにはブルージェイズにとって魅力的なコール・ハメルズ、アーロン・ハラング、ジョナサン・パペルボンという3人の投手がいるので、スカウティングが行われることは状況にかなっているとしています。

ただ、パベルボンに関しては、その後ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン記者が以下のようにツイートしています。

ブルージェイズは最近になってパベルボンについてフィリーズと話しあっていない状態で、他のリリーフ投手の補強に動いているとしています。

FOXスポーツのケン・ローゼンタールも「ブルージェイズとフィリーズのパベルボンに関する交渉は行き詰まってしまている」と述べるなど、現時点ではパベルボンの獲得はブルージェイズにとって優先順位が下がってきているようです。

そのような状況でブルージェイズが獲得を狙っている投手としてオークランド・アスレチックスのタイラー・クリッパードの名前が浮上してきています。

EPSN.comのジェリー・クランシックのツイートによると、ブルージェイズは先発投手とブルペンのアップグレードを目指していて、アスレチックスにクリッパードのトレードについて打診しているとのことです。

タイラー・クリッパードは2014年まではナショナルズに所属し、シーズンオフのトレードでアスレチックスに移籍しています。

ナショナルズ時代は2013年に71.0回で防御率2.41/WHIP0.86、2014年に70.1回で防御率2.18/WHIP1.00という成績を残し、MLBトップクラスのセットアップマンの1人として評価されていました。

移籍後のアスレチックではクローザーを務め、防御率3.20/9SV/WHIP1.30という成績を残しています。

現時点でブルージェイズのクローザーはブレット・セシルが務め防御率3.10/4SV/WHIP1.08、セットアップマンにはロベルト・オスーナが28.2イニングで防御率2.20/WHIP0.94と強力ではないものの、勝ちゲームの終盤を締めることができる2人がいますが、ここにクリッパードが加われば7-8-9回のメドがつくことになります。

ただ、アスレチックスが売り手チームになるかどうか?という問題があり、ビリー・ビーンGMは買い手になるのか、売り手になるのかを、決断していませんので、トレードが成立するとしても、もう少し時間がかかりそうです。

先発投手陣の補強も急務の課題であるブルージェイズ

リリーフ投手の補強が先行している印象を受ける最近のメディアの報道ですが、先発投手陣がより補強を必要としているような状況です。

ブルージェイズの主な先発投手の成績は以下のとおりとなっています。

  1. マーク・バーリー 78.1回/防御率4.25/7勝4敗/WHIP1.33
  2. R.A.ディッキー 75.2回/防御率5.35/2勝6敗/WHIP1.35
  3. ドリュー・ハッチソン 72.0回/防御率5.75/5勝1敗/WHIP1.42
  4. アーロン・サンチェス 66.0回/防御率3.55/5勝5敗/WHIP1.44
  5. マルコ・エストラダ 41.2回/防御率4.54/2勝3敗/WHIP1.30

打線の援護で勝ってはいるものの、不安が多い先発投手陣となっています。

コール・ハメルズの移籍先としても名前があがることが少なくないブルージェイズですが、ハメルズがトレード拒否権を有していて、ハメルズ自身はトロントに行きたくないようだという情報があります。

アーロン・ハラングに関しては特に制約はなく、打者有利のシチズンズ・バンク・パークを本拠地としながら83.0回を投げて防御率3.04/4勝7敗/WHIP1.10という成績を残していますので、ハメルズよりもハラングの方が現実的なターゲットとなるかもしれません。

トレード期限前に”売り手”とある可能性があるチームで、今シーズン終了後にFAとなる先発投手では、ジョニー・クエト(CIN)、マイク・リーク(CIN)、スコット・カズミアー(OAK)、カイル・ローシュ(MIL)などがいます。

シーズン開幕前から懸念されていたとおり投手陣が課題となっていますが、打線が機能することでカバーできている内に、積極的な補強をしなければ息切れすること目に見ている状態の投手陣です。

ブルージェイズの投手陣の補強の成否は、混戦状態が続くア・リーグ東地区の行方を大きく左右することになりそうです。