順調な補強で評価が高まるブルージェイズ!2015年の予想オーダーと残る補強ポイントは?

このオフの一連のトロント・ブルージェイズの補強は、多くの記者やベースボールライターから高い評価を得ています。

アレックス・アンソポロスGMは2013年シーズンオフから2014年シーズン中のトレードやFA市場では目立った動きがなく、メディアからも疑問の声があがることが少なくなかったのですが、この2014年オフのために資金を動かさずに備えていたようです。

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2014年12月5日時点のブルージェイズの動向まとめ

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フリーエージェントで、野手ではメルキー・カブレラ、コルビー・ラスムス、投手ではケーシー・ジャンセン、ダスティン・マゴワン、ブランドン・モローがFAとなりました。

セカンドは元々、弱いポジションであったことに加えて、FAの結果、外野手、クローザーを含むブルペンが補強ポイントとなっていたブルージェイズでした。

そのブルージェイズは、すでに以下のような動きを見せています。

  1. ジャスティン・スモークを(1B/DH)ウェーバーでクレームし、マリナーズから獲得
  2. アダム・リンド(1B/DH)をブルワーズにトレードし、マルコ・エストラダ(SP)を獲得
  3. ラッセル・マーティン(C)をカブスなどの複数球団との争奪戦の末に獲得
  4. アンソニー・ゴース(OF)をタイガースにトレードし、プロスペクトのデボン・トラビス(2B)を獲得
  5. ブレット・ロウリー(3B)と3人の選手をアスレチックスにトレードし、ジョシュ・ドナルドソン(3B)を獲得
  6. J.A.ハップ(SP)をマリナーズにトレードし、マイケル・ソーンダース(OF)を獲得

この一連の動きで、補強すべきポイントが着実に解決し、かつ戦力的にアップしていると考えられるため、オフの補強動向はまだ序盤ですが、その中ではトップクラスの評価を受けています。

これらの一連の動きの結果、2015年のブルージェイズの予想されるオーダーは以下のとおりとなります。

  1. ホセ・レイエス(SS)
  2. ホセ・バティスタ(RF)
  3. エドウィン・エンカーナシオン(1B)
  4. ジョシュ・ドナルドソン(3B)
  5. ラッセル・マーティン(C)
  6. ディオナー・ナバーロ(DH)
  7. マイケル・ソーンダース(LF)
  8. ライアン・ゴインズ(2B)
  9. ドルトン・ポンペイ(CF)

2014年のMLB全体で30本塁打以上の選手は11人しかいなかったのですが、ホセ・バティスタ(打率.286/本塁打35/打点103/OPS.928)、エドウィン・エンカーナシオン(打率.268/本塁打34/打点98/OPS.901)と2人も抱えているところに、本塁打の出にくいオー・ドットコー・コロシアムをホームとしながら、29本塁打を放ったジョシュ・ドナルドソンが加わりました。

ドナルドソン本人が「14回くらい、本塁打と思った当たりがアウトになった」と語っていましたので、打者有利のロジャース・センターであれば、30本以上打つ可能性が十分にあります。

さらには出塁率が4割越えたラッセル・マーティン(打率.290/本塁打11/打点67/出塁率.402)が加わっています。

ディオナー・ナバーロは本人がトレードを希望しているものの、マーティンがディッキーのナックルボールを捕れないようであれば、ディッキーの専属捕手であるジョシュ・トーリーだけでは心もとないため、残留させるだろうと現時点では見られています。

ナバーロと同様に、ジャスティン・スモークもトレード要員となる可能性があるものの、アレックス・アンソポロスGMは一塁を守らせることでエンカーナシオンの負担を減らせるメリットがあるとしたうえで、長打力にも期待しているとメディアに話しています。

ジャスティン・スモークは、2011年から2013年の3年間では年平均122試合に出場しているのですが、本塁打の出にくいセーフコ・フィールドで年平均17本塁打を打っていますので、打率は低いものの、ロジャース・センターであればよりその長打力は活きることになります。

また代打の層を厚くするという意味でも存在価値があると考えられますし、年俸調停を回避するために契約を提示せずに、一旦FAとさせた後に、1年100万ドルと安い値段で再契約ができましたので、チームに残しておく可能性が高いのではないかとも考えられます。

マイケル・ソーンダースはスタメンのレフト起用へ

先発ローテで投手のだぶつきがあっためJ.A.ハップをトレードに出して、マイケル・ソーンダースを獲得しました。

先発ローテはJ.A.ハップを放出した後も、マーク・バーリー、R.A.ディッキー、ドリュー・ハッチソン、マーカス・ストローマン、マルコ・エストラダがいます。

さらには現時点ではクローザー候補となっているプロスペクトのアーロン・サンチェスは、クローザーが獲得できた場合には、先発ローテにまわる予定で、さらにはブルージェイズのNo.1プロスペクト(MLB全体では25位)と評価されているダニエル・ノリスも来季中盤には昇格する可能性があります。

このような状況で、先発投手を整理すべき状況にあったのですが、それを利用して懸案事項の左打ちの打者と外野手としてマイケル・ソーンダースを獲得しました。

外野はカブレラとラスムスが抜けた上に、ゴースをトレードに出したので40人枠に外野手が3人しか残っていませんでした。そして打線はバティスタ、エンカーナシオン、バティスタ、ドナルドソン、マーティンと右に偏っていたため、打線のバランスとして左打者を必要としていました。

アレックス・アンソポロスGMは、マイケル・ソーンダースのことを”Everyday left fielder”と考えていると述べ、基本的にはレフトを守らせ、打線のバランスをとるための左打者として起用する構想を語っています。

マイケル・ソーンダースは両翼の外野手としては守備面で優れているとされ、打撃面でも故障さえなければ数字を残せる選手で、打線に厚みを加える事が期待できそうです。

ソーンダースは2012年に139試合出場がキャリア最多なのですが、打率.247/本塁打19/打点57/OPS.738と本塁打が出にくいセーフコ・フィールドでありながらも、その長打力を発揮し、2014年も78試合231打数で打率.273/本塁打8/打点34/OPS.791という数字を残しています。

そのためロジャース・センターであれば打撃面で数字を伸ばせると考えられますし、2012年には21盗塁(失敗4)と走力もありますので、故障さえなければ走攻守での活躍が期待できます。

懸案事項のセカンドとセンターを守るのは誰に?

セカンドに関しては、ライアン・ゴインズとマイサー・イズトゥリスの2人に、タイガースから獲得したプロスペクトのデボン・トラビスを争わせることになると見られています。

デボン・トラビスはタイガースではNo.3プロスペクトとして評価され、ブルージェイズ移籍後もチームの7番目にランクされています。また二塁手としてはMLB全体でも6番目の評価を受けています。

トラビスは2013年には打率.351を記録し、2014年は故障に悩まされたもののAAで打率.298/本塁打10/打点52/OPS.817と安定した打撃を見せています。

高い評価を受けているのが守備力で、メジャーでセカンドのレギュラーになれるポテンシャルをもつとされています。

ただ、将来性は高く評価されているのですが、2015年にすぐにメジャーで対応できるかは未知数のため、今後の動き次第でさらなる補強の可能性は残されています。

コルビー・ラスムスが抜けた後のセンターには、プロスペクトのドルトン・ポンペイが起用される見込みとなっています。

ドルトン・ポンペイはダニエル・ノリス、アーロン・サンチェスに次ぐ、チーム内のプロスペクト3番目の評価で、MLB全体でも88位の評価を受けています。

2014年に1Aから一気にメジャー昇格を果たしていているのですが、2014年のマイナーでは43盗塁を決めるなどスピードがあり、守備面も優れていると評価されています。

打撃面では、113試合441打数で打率.317/本塁打9/打点51/出塁率.392と安定した打撃に加えて、四球を選ぶことのできる選球眼と忍耐力あるため、先述のスピードと合わせて典型的なトップバッタータイプの選手とされています。

このドルトン・ポンペイを基本的には起用するものの、外野手が40人枠に現時点で4人しかいないことや、ポンペイがメジャーレベルで対応に苦しんだ場合ののバックアップが必要なため、外野手はまだ補強ポイントとして残っていると考えられます。

メルキー・カブレラの再契約が良いのではないかということも考えられるのですが、シーズンオフ当初は動いていたものの、このポンペイを育成していくという方針と、マイケル・ソーンダースを獲得し、エセキエル・カレーラという盗塁のできるスピードのある外野手をマイナー契約で獲得しているため、その可能性は低くなったと考えられています。

クローザーとブルペンに関しては、いまだ全く手つかずのため補強すべきところですが、こちらのほうはまだFA市場が動いていないため、多くの選択肢が残さ
れています。後は欲を言えば、真のエースといえる投手がいればというところでしょうか。

現時点では、戦力アップにつながる効果的な補強ができているため、2015年の開幕が楽しみになるような編成ができつつあります。

ブルージェイスがさらに補強に成功すれば、ア・リーグ東地区の争いはさらに激しくなっていくことは確実で、熱い戦いが期待できそうです。

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