ブルージェイズは2016年シーズン終了後に難しい決断を迫られる?地元メディアが指摘する問題とは

Bule Jays Top Catch

トロント・ブルージェイズはアレックス・アンソポウロス(Alex Anthopoulos)前GMの下で、多くのプロスペクトを失いはしたものの、豪華なスターティングラインナップを作り上げました。

その結果、2015年は地区優勝を果たして、1993年のワールドシリーズ制覇以来のポストシーズン進出を果たし、その主力の多くが残った2016年も2年連続の地区優勝、ポストシーズン進出が見える位置で戦っています。

そのブルージェイズですが、2016年シーズン終了後には難しい決断に迫られることになることを地元メディアが指摘しています。

カナダの日刊紙とはしては最大の発行部数を誇るトロント・スターの電子版であるtheStar.comでベースボールコラムニストのリチャード・グリフィン氏が”Payroll crunch will force Jays to make choice between Bautista, Encarnacion: Griffin”というタイトルの記事で、シーズンオフに直面する問題を指摘しています。

引用元:https://www.thestar.com/sports/bluejays/2016/08/03/payroll-crunch-will-force-jays-to-make-choice-between-bautista-encarnacion-griffin.html

まずは今季終了後にFAとなるブルージェイズの選手を列挙します。

The Jays, as their 25-man roster now stands, have eight players that are eligible to file for free agency at the conclusion of the World Series. The Jays’ elite eight looking to cash in on the open market includes Jose Bautista, R.A. Dickey, Edwin Encarnacion, Joaquin Benoit, Scott Feldman, Brett Cecil, Michael Saunders and Gavin Floyd. In 2016, the total salary of those eight free-agents-to-be is $59.7 million, with Bautista ($14M), Dickey ($12M) and Encarnacion ($10M) the top three.

ホセ・バティスタ(1400万ドル)、R.A.ディッキー(1200万ドル)、エドウィン・エンカーナシオン(1000万ドル)、ホアキン・ベノワ、スコット・フェルドマン、ブレット・セシル、マイケル・ソーンダース、ガビン・フロイドら8人がFAとなり、それらの選手の年俸が5970万ドルになると伝えています。

そのうえで、トロント・ブルージェイズの今季の開幕時の年俸総額が2015年の1億3720万ドルよりは少ないもののほぼ同額の1億3680万ドルだったことを伝えます。

その金額から5970万ドルが削減されればチームの予算にも枠ができそうですが、そうではないことを続く内容で説明します。

There are nine Jays players with guaranteed contracts for 2017 at a combined cost of $104.1 million — shortstop Troy Tulowitzki ($20M), catcher Russell Martin ($20M), third baseman Josh Donaldson ($17M), outfielder Melvin Upton, Jr. ($16.45M paid by the Padres), first baseman Justin Smoak ($4.1M), and pitchers Marco Estrada ($14M), J.A. Happ ($13M), Francisco Liriano ($13M) and Jason Grilli ($3M club option).

2017年の契約が確定している選手が9人いて、トロイ・トゥロウィツキー(2000万ドル)、ラッセル・マーティン(2000万ドル)、ジョシュ・ドナルドソン(1700万ドル)、メルビン・アップトン(1645万ドル:パドレスが負担)、ジャスティン・スモーク(410万ドル)、マルコ・エストラダ(1400万ドル)、J.A.ハップ(1300万ドル)、フランシスコ・リリアーノ(1300万ドル)、ジェイソン・グリーリ(300万ドルのチームプション)で、総額が1億401万ドルとなります。

さらに年俸調停権を有する選手、メジャー最低年俸の選手などの年俸が加わります。

In addition, there are just five players that are arbitration-eligible, highlighted by Marcus Stroman and Darwin Barney (at about $5 million combined). Then you can add seven significant players who will be under club control, due to of lack of service time: pitchers Aaron Sanchez, Roberto Osuna and Joe Biagini, infielders Devon Travis and Ryan Goins, and outfielders Kevin Pillar and Dalton Pompey. The salary of those seven players will be around $11 million.

マーカス・ストローマンなどの年俸調停権を有する選手と年俸調停前のアーロン・サンチェスのような選手7名の年俸を合計すると約1100万ドルとなるとのことです。

これで先ほどの契約が確定してる選手と合わせると1億1500万ドルにすでに達していることになります。

仮にブルージェイズが今季や昨季と同レベルの予算規模に抑えようとした場合には、2000万ドル程度しか補強資金がないという状態となります。

そしてリチャード・グリフィン氏はオーナー側から年俸総額を10%増やして良いという許可を得て場合でも年俸総額は1億5100万ドルで、3100万ドル余りの予算で引き止められるのは2000万ドルでエドウィン・エンカーナシオン、1100万ドルでマイケル・ソーンダースが精一杯で、ホセ・バティスタにまわせる予算はないだろうと予想します。

ただ、オーナー側がゴーサインを出せば可能だととも述べます。

ブルージェイズの昨季の躍進による収入増でオーナー側はエキストラで5000万ドルを手にしていることをリチャード・グリフィン氏は伝えます。

それゆえチーム強化のために予算を増やすことはできるはずだが、彼らはそうしないだろうとリチャード・グリフィン氏は今後を予測して記事を締めくくっています。

トレード期限前の動きではフランシスコ・リリアーノの獲得は、来季はR.A.ディッキーに代わる存在とすることを見据えてのものですし、メルビン・アップトンは、どちらかがチームを去る可能性が高い外野手のホセ・バティスタとマイケル・ソーンダースの保険としての獲得であることは明らかで、ジャスティン・スモークとの契約延長はエドウィン・エンカーナシオンがチームを去る時の保険としてのものでした。

このように一連の補強は今季のためでもあり、来季以降のためでもありました。

今シーズンだけではない補強をすることを野球運営部門社長のマーク・シャピロとロス・アトキンスGMが選んだのは、シーズンオフのFA市場の人材の乏しさに加え、ブルージェイズのオーナー側の予算に対するスタンスを踏まえていると考えられます。

野球運営部門社長のマーク・シャピロはファームからの育成でインディアンスを強くした実績がある人物で、ブルージェイズでも同様のアプローチをとるようで、前GMとは異なり上位クラスのプロスペクトを守る方針です。

ただ、ロースターを入れ替えるには時間がもう少し必要になりますので、FAとなる選手との再契約、そしてトレードでのロースターの組み換えに注目したいところです。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています
スポンサーリンク