ブルージェイズのトレード期限前の動きはどうなる?GMは投手陣の補強に動くことを示唆

Bule Jays Top Catch

強力な打線を擁しながら低パフォーマンスが続き4月は11勝14敗と出遅れたトロント・ブルージェイズでした。

しかし、5月に入ってから打線が調子を上げてきたため17勝12敗と勝ち越し、さらに6月に入ってからも12勝8敗でさらに貯金を増やし40勝34敗と地区3位ながら首位のオリオールズと2.5ゲーム差と射程圏内に捉えています。

昨年はアレックス・アンソポロスGMがトレード期限前にデビッド・プライス、トロイ・トゥロウィツキーなどを獲得することで、月までの53勝51敗から40勝18敗と一気に浮上し、地区優勝をさらりましたので、今年もその動向に注目が集まります。

そのような状況下でGMのロス・アトキンス(Ross Atkins)がトレード期限前に向けてのチームのスタンスについて語っています。

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先発ローテは固定されるも補強が必要な理由とは?

ロス・アトキンス(Ross Atkins)は、打線ではホセ・バティスタ、トロイ・トゥロウィツキーらが戻ってくることで大きな懸念はないし、投手陣でもブレット・セシル、フランクリン・モラレスらが戻ってくるとして、チームの戦力はこれから充実してくるとの見通しを話しています。

ただ、全ての選手に故障がないとは想定できないため、補強に動く準備はしていて、特に投手陣の補強に動く準備があることを示唆しました。

ブルージェイズの先発ローテーションはマーカス・ストローマン、マルコ・エストラダ、アーロン・サンチェス、R.A.ディッキー、J.A.ハップの5人で固定されています。

マルコ・エストラダは防御率2.70、J.A.ハップは防御率3.41、サンチェスは防御率3.35と安定した数字を残しているのですが、R.A.ディッキーは防御率4.08、マーカス・ストローマンは防御率5.23となっています。

マーカス・ストローマンに関してはFIP(Fielding Independent Pitching)は3.88と内容は悪くないため、今後は数字が改善されることが期待できます。

しかし、問題はアーロン・サンチェスにイニング制限をかける方針のため、シーズン終盤にはブルペンにまわすことになることです。

サンチェスがブルペンにまわり、ブレット・セシル、フランクリン・モラレスが戻ることでリリーフ陣に関しては層が厚くなると予想されます。

その分、先発投手陣は手薄となり、ドリュー・ハッチソン、ウェイド・ルブランらがサンチェスの穴を埋める候補と考えられていたのですが、ルブランはマリナーズにトレードで放出しました。

その結果、現在は先発ローテのバックアップとしているのはドリュー・ハッチソンだけとなっています。

ドリュー・ハッチソンは3Aで75.1回を投げて防御率2.87/4勝3敗と結果を残しているため、穴を埋める期待はできるのですが、故障者が先発ローテで出た場合には、コマが足りなくなることが確実です。

ただ、ブルージェイズのプロスペクトの層が薄いため、昨年のデビッド・プライスのような大きな起爆剤となるような補強は期待しにくい状況となっています。

昨年の大型補強でダニエル・ノリス、ジェフ・ホフマン、マット・ボイドらトップクラスのプロスペクトを放出した結果、今年のMLB.comのプロスペクトランキングで全体のトップ100に入っているのは、37番目にランクされた1Aのアンソニー・アルフォードのみとなっています。

チーム内のNO.2以下のプロスペクトも1Aの選手が中心で、MLB全体として高い評価を受けている選手は少ない上に、メジャーリーグですぐに貢献できるレベルでもありません。

そのためトレードの交換要員とするには多くの選手をパッケージにする必要があり、そうした場合にはブルージェイズのファームシステムをさらに薄くしてしまいます。

またメジャーでのポジションを失っている外野手のダルトン・ポンペイなども先発投手獲得のカードになりうるのですが、それを実行した場合には、今シーズン終了後にホセ・バティスタとマイケル・ソーンダースの両外野手がFAとなること考えると、来季以降にメジャーロースターの穴が増えることになります。

今季終了後のFA市場は先発投手の層が薄いとされているのですが、それはそのままトレード市場での人材が少ないことにもつながっています。

その状況下では激しい争奪戦になるのですが、ブルージェイズはそれに勝てるだけのオファーを準備できるかは微妙です。

では、どうやってポストシーズンを狙える戦力にするのか?ということになるのですが、リリーフ投手の補強というのが現実的な路線となるかもしれません。

先発投手に故障などがあり、ドリュー・ポメランツでも足りないという非常時には、先発ができるガビン・フロイド、ジェシー・チャベスがブルペンにいますので、先発に回すことができます。

そして補強においてはリリーフ投手のほうが先発投手の獲得よりも代償が少なくなることが一般的なため、ブルージェイズにとって受容できる痛みで済ませることも可能です。

ポストシーズンを想定すれば先発投手の補強がベストではあるのですが、ファームの層の薄さと将来的な展望を考えると、ガビン・フロイド、ジェシー・チャベスらを先発にまわすことも想定した、比較的代償の小さいリリーフ投手の獲得が現実的な選択肢と言えそうです。

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