ヤンキースは先発ローテ補強に成功も・・・不安は健康面とバックアップ

ヤンキースは投手陣、特に先発ローテーションの補強を重視する姿勢であることを明らかにしてシーズンオフを迎えました。

その言葉どおりにCCサバシアと1年800万ドル、J.A.ハップと2年3400万ドル、ザック・ブリットンと3年3900万ドル、アダム・オッタビーノと3年2700万ドル、さらにはNo.1プロスペクトを放出してジェームズ・パクストンを獲得しました。

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その結果、ヤンキースの投手陣の編成は以下のようなものとなりました。

  • SP1: ルイス・セベリーノ(右)
  • SP2: ジェームズ・パクストン(左)
  • SP3: 田中将大(右)
  • SP4: J.A.ハップ(左)
  • SP5: CC.サバシア(左)
  • CL: アロルディス・チャップマン(左)
  • SET: ザック・ブリットン(左)
  • SET: デリン・ベタンセス(右)
  • RP1: アダム・オッタビーノ(右)
  • RP2: チャド・グリーン(右)
  • RP2: ジョナサン・ホルダー(右)
  • RP4: トミー・カインリー(右)
  • RP5: ルイス・セッサ(右)

ブルペンは球速が速く奪三振率の高い投手が揃い、メジャー屈指の編成となっています。

先発ローテに関しても他球団であればエースと呼ばれる投手を前に3枚並べ、安定感と実績のあるベテランの左腕2人がバックエンドを務めるという強力な布陣です。

シーズンオフ当初にオーナー、球団幹部が話していたとおりに、投手陣を整備し、レッドソックスから覇権を奪い返す準備は整ったと言えます。

ただ、不安がないわけではなく、そのことはロスチャイルド投手コーチも認識していることをニューヨーク・ポストが伝えています。

“It’s not always the best pitching staff, a lot of times it’s the staff that can stay the healthiest,” the veteran pitching coach said at the Yankees’ minor league complex, ahead of pitchers and catchers officially reporting Wednesday. “Obviously there are some things we need to watch with our guys.”

どれだけ投手陣の顔ぶれが豪華で、メジャー屈指であると評価されても、故障者リストに入る選手が増えれば、あっさりと崩れてしまいます。ロスチャイルド投手コーチは、そのことを認識していることを明かした上で、数人の選手について健康面を注視しなければならないと述べています。

ヤンキースの先発ローテを構成する投手の実力と実績は申し分ありませんが、問題は「健康でいられるかどうか」となります。

サバシアの調整は慎重なものに

ルイス・セベリーノとJ.A.ハップは基本的に故障に強く、ある程度のイニング消化が見込めるものの、それ以外に関しては不安が残る状態です。

田中将大の2018年はハムストリングを痛めて離脱したことにより、156イニングしか投げれませんでしたが、部分断裂している右肘靭帯に問題はありませんでした。ただ、いつトミー・ジョン手術につながるような状態になるかは誰も知ることはできません。

ジェームズ・パクストンは健康であるときには圧倒的な投球を見せるものの、投球イニング数が2016年が121回、2017年が136回、2018年が160回と示すように、毎シーズン長期離脱しています。

この2人以上に最も懸念される問題を抱えているのがCC.サバシアです。サバシアは近年、故障者リストに入る原因となり続けている膝の手術を昨年の10月に行いました。さらに追い打ちをかけたのが12月の心臓の問題でした。

12月にバイクでのトレーニング中に、通常とは大きく異なる発汗に加えて、吐き気や胸焼けがあったため、検査を受けました。その結果、心臓につながる動脈の閉塞が見つかったため、血管形成手術を受けています。

1月8日に行われたストレステストで問題がなかったため、ワークアウトを再開し、スプリングトレーニングには間に合ったものの、ロスチャイルド投手コーチは調整を慎重に行わせることを明かしています。

CC.サバシアは昨シーズン最後の退場処分に伴い5試合の出場停止処分を受けているのですが、その処分が解けた直後に復帰できるかどうかなど、戦列に加わる時期は定かではないとロスチャイルド投手コーチは話しています。

“We have to manage the knee as much as everything else for effectiveness,” Rothschild said. “Obviously his health and his wellbeing going forward is a priority.”

膝を含めた「健康面、生活面を良い状態にすることが最優先の課題」であり、無理な調整をさせないと明かしています。

先発ローテのバックアップは?

ヤンキースは昨シーズン12名の投手を先発マウンドに立たせていますが、すでにCC.サバシアの復帰の時期が不透明なこともあり、よりバックアップ要員に注目が集まることになります。

Rothschild said he expects to have a mix of three or four pitchers beyond the rotation who will have to contribute at some point down the line. That group could include Jonathan Loaisiga, Domingo German, Chance Adams and Luis Cessa, all of whom made starts last season.

現在の先発ローテの5人以外に、バックアップとして3人から4人の投手が、ロスチャイルド投手コーチの構想にあることが明かされています。記事を書いたグレッグ・ジョイス氏は、その候補としてジョナタン・ロアイシガ、ドミンゴ・ヘルマン、チャンス・アダムス、ロングリリーフを務めるルイス・セッサなどに言及しています。

またこの後にはシーズン後半にジョーダン・モンゴメリーがトミー・ジョン手術から復帰する可能性があり、バックアップのプランに加わるかもしれないとも付け加えています。

現実的にシーズン全体をプランニングするのであれば、CC.サバシアとジェームズ・パクストンはある程度の期間は離脱すること想定する必要があると考えられます。またジェームズ・パクストンに関しては、ポストシーズンで投げてもらうことも想定するなら、なおさらレギュラーシーズンで休養を入れることが重要になります。

ヤンキースの先発ローテは長期離脱がなければ、クリス・セール、デビッド・プライス、リック・ポーセロ、ネイサン・イオバルディが顔を揃えるレッドソックスと遜色ないパフォーマンスが期待できる編成です。アーロン・ブーン監督とロスチャイルド投手コーチにとって、健康面のマネジメントが重要なポイントとなるシーズンになりそうです。

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