8月にトレードになる可能性がある選手は?11名の大物プレイヤーが候補に

日本のプロ野球では7月末をもって新外国人を含めた補強はできなくなりますが、メジャーリーグはそうではありません。

選手をウェーバーにかけることでトレードを成立させることができるためです。

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選手をウェーバーにかけた場合には、以下のような3つのパターンが選択肢となります。

  1. クレーム(獲得申し込み)から2営業日(48.5時間)以内に、申し込みがあったチームとトレードを成立
  2. ウェーバーを破棄して、その選手をメジャーのロースターに戻す
  3. 特に何もせずに、現在の契約(年俸など)をそのままクレームしたチームに引き継いでもらう

引用元:MLBの「8月のトレード」のルールについて – ウェーバー公示後にトレードが可能

このようなルールが存在するため、大型契約が残っている選手はウェーバーでクレームされないことが多くなります。クレームした場合に、そのまま大型契約を引き取ることになる可能性があるためです。

どの球団にもクレームされなかった選手は「ウェーバーをクリア」した選手となり、トレード期限前と同様に全球団と交渉が可能になります。

2017年の8月のトレード市場においても、ウェーバーをクリアしたり、大型契約を引き取ってでも獲得したいというチームが現れる可能性がある選手が存在します。

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MLB公式サイトのマーク・フェインサンド氏が、8月にトレードになる可能性がある大物選手を11名ピックアップしています。

その11名とは以下のとおりとなっています。

  1. ジャスティン・バーランダー(先発投手・タイガース)
  2. カーティス・グランダーソン(外野手・メッツ)
  3. ジェイ・ブルース(外野手・メッツ)
  4. アズドルバル・カブレラ(内野手・メッツ)
  5. ホセ・バティスタ(外野手・ブルージェイズ)
  6. マルコ・エストラーダ(先発投手・ブルージェイズ)
  7. アービン・サンタナ(先発投手・ツインズ)
  8. ジェフ・サマージャ(先発投手・ジャイアンツ)
  9. ジャスティン・アプトン(外野手・タイガース)
  10. マイク・ナポリ(内野手・レンジャーズ)
  11. ジャンカルロ・スタントン(外野手・マーリンズ)

マーク・フェインサンド氏の書いた内容に、いくつか情報を加えながら見ていきます。

ジャスティン・バーランダーは2018年と2019年の2年5600万ドルと今季の残り分で、約6500万ドルという大型契約が残っています。そのためウェーバーをクリアすることが確実です。最近になって調子を上げつつありますので、ポストシーズンでも経験と実績がある投手のため、ワールドシリーズ制覇を狙うチームでエース級に離脱があった場合は獲得に動くチームが現れても不思議ではありません。

現在、ドジャースはクレイトン・カーショー、ナショナルズはスティーブン・ストラスバーグ、アストロズではダラス・カイケルの健康面に不安があります。10月のポストシーズンで起用できないと判明した場合には、これらの球団が動く可能性が十分にあります。

36歳のカーティス・グランダーソンは、2017年で契約が終了するので、2ヶ月で500万ドルほどを負担する必要があります。トレード期限前にはブルワーズが関心を示していましたが、メッツは8月以降もトレードできると見込んでいたためか、積極的には動がず、アディソン・リードのトレードにフォーカスしていました。

ジェイ・ブルースは27本塁打、OPS.850と好調なのですが、驚くほど関心を集めることがありませんでした。マーク・フェインサンド氏は、その理由として、昨年レッズから移籍する前は好調だったものの、メッツ移籍後にOPS.685と低迷したこを指摘しています。ただ、左打ちのパワーヒッターのため、主砲クラスに故障があったチームが興味を示す可能性があります。契約は2017年限りで430万ドル程度の負担となります。

アズドルバル・カブレラは打率.260/出塁率.339/長打率.404/OPS.744、9本塁打とパッとしないシーズンを送っています。ただ、ショート、セカンド、サードを守れるベテラン選手のため、プレーオフまでを含めた長いシーズンを考えれば、価値がある存在です。契約は今季限りで290万ドル程度の負担となります。

ホセ・バティスタは今季の残りの契約は650万ドル程度で、2018年は双方の合意があれば2000万ドルで更新されるオプションが存在します。が、36歳の今季は打率.215/出塁率.324/長打率.385と苦しんでいますので、今季限りが確実です。それでも過去の実績があるため、トレード期限前に交渉が行われていたことが報じられています。マーク・フェインサンド氏は、マリナーズやブルーワズにフィットするものの、問題は10&5(メジャー在籍10年、同一チーム5年を経過した選手に与えられるトレード拒否権)で、すべてのトレードを拒否することができます。

マルコ・エストラーダも、トレード期限前にブルージェイズがオファーに耳を傾けていたとされています。契約は今季限りで460万ドル程度が残っています。今季は防御率5.19と低迷していますが、2015年と2016年の2年連続で防御率3点台を記録していましたので、実績を買って8月のトレード市場で興味を示す球団が現れそうです。

アービン・サンタナは今季の残りと来季の契約で合計1800万ドル程度が残っています。昨年は防御率3.38で、今季も21試合で防御率3.37と安定した数字を残しています。しかし、味方の守備の影響を排除した疑似防御率であるFIP(Fielding Independent Pitching)は4.94とよくありません。そのため昨年ほど内容はよくないと考えられるのですが、実績のある投手のため、先発ローテを強化したいチームから関心を集めると予想されます。マーク・フェインサンド氏は先発投手の健康面に不安があるアストロズやナショナルズにフィットすると予想しています。

ジェフ・サマージャは2020年まで6000万ドルと、かなり巨額の契約が残っています。ただ、20チームへのトレード拒否権を有していて、本人はそれを「破棄するつもりはない」と報じられています。マーク・フェインサンド氏によるとレッドソックス、カブス、ヤンキース、ドジャース、ナショナルズは、そのリストに入っていないと伝えています。

ジャスティン・アプトンは、今季終了後にFAを選択できる権利を有していますが、行使しないことが確実な状況です。そのため基本的に2021年まで9500万ドルの契約が残ることになります。さらにアプトンは20チームへのトレード拒否権を有するなど、トレードが成立しにくい要素が揃っています。ただ、今季は打率.280/出塁率.370/長打率.507/OPS.877、17本塁打と良いシーズンとなっていますので、関心を示すチームが現れる可能性は否定できません。ただ、その場合でもタイガースがどれだけ年俸を負担するかがポイントとなりそうです。マーク・フェインサンド氏はマリナーズにフィットするのではと、チーム名を言及しています。

マイク・ナポリは今季の残りは200万ドルで、来季は1100万ドルで更新するか、破棄する場合には250万ドルのバイアウトを支払う必要があります。そのため合計450万ドルは最低でも負担することになります。今季も22本塁打とパワーは健在も打率が低いことに引きずられ出塁率も低いため、OPSは.739にとどまります。ただ、左投手に圧倒的に強くOPS.873と強いのは魅力です。マーク・フェインサンド氏はマリナーズとブルワーズにフィットすると分析しています。クラブハウスでの評判も良い選手で、2011年からワールドシリーズを3チームでプレーしているのは大きな財産です。

ジャンカルロ・スタントンは2027年まで3億900万ドルが残っています。幾つかのチームが期限前にコンタクトしたとされていますが、マーリンズの意向を確認した程度と考えたほうが良さそうです。今季の年俸は1450万ドルですが、来季からは2500万ドルに一気に膨れ上がります。これだけの巨額契約のためウェーバーをクリアするのは確実ですが、問題はマーリンズがどれだけ年俸を負担するかです。現実的には新しいオーナーグループの決断を待つことになる可能性が高いため、動くとすればシーズンオフとなりそうです。

メッツはジェイ・ブルース、カーティス・グランダーソン、アズドルバル・カブレラは8月のトレード市場で動かせると判断し、アディソン・リードのトレードで最大の見返りを得ることに集中していたとされています。

そのためこの一ヶ月で先の3人が他球団に移籍する可能性は十分にあると予想されます。

ジャスティン・バーランダー、ホセ・バティスタといった年齢は高いものの、ポストシーズンで実績のある選手も可能性があると予想されます。

バーランダーはポストシーズン通算16試合98回1/3で防御率3.39、WHIP1.09、ホセ・バティスタは20試合88打席で打率.243/出塁率.364/長打率.541/OPS.904、6本塁打と両者ともに結果を残しています。

7月のトレード期限前に動くと予想されていた選手が残っていますので、8月の動きも興味深いものとなりそうです。

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