アスレチックスはトレード期限前の「売り手」濃厚・・・交換要員となる選手は?

Oakland Athletics Top Catch

オークランド・アスレチックスは23勝29敗でア・リーグ14位に低迷する苦しい戦いを強いられています。

予算の制約が大きいチームの一つで、若い選手の育成でチームを立て直す必要に迫られているものの、ファームの選手層は以前よりは改善されたものの、もうひと押しもふた押しも欲しい現状です。

そのため2017年のトレード期限前には再び売り手になることが濃厚な状況となっています。

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そのオークランド・アスレチックスの抱えているトレード期限前の候補となる選手について、CBSスポーツのMike Axisa氏がまとめています。

その6選手とMike Axisa氏のコメントの要約は以下のとおりとなっています。

  1. ヨンダー・アロンソ(一塁手)

    成績:打率.273/出塁率.372/長打率.648/本塁打14/WAR:+1.3

    すでにキャリアハイの本塁打を5本以上上回るなどブレイクしている。今シーズン終了後にFAとなるが、彼が打てば打つほど値段が上がり、アスレチックスが再契約するのは難しくなる。
    ポストシーズンを争うチームで一塁手と指名打者を必要とするチームは多くないし、シーズンオフもこのタイプの打者は人気がなかった。グレッグ・バードの故障が長引いた場合にヤンキースが候補となる。

  2. ショーン・ドゥーリトル(リリーフ投手)

    成績:7回2/3・防御率3.52・WAR:+0.1

    左のリリーフ投手はいつでも需要があるので、トレードの相手先を見つけるのは難しくない。問題は肩の問題でDLに入っていることで、トレードができるくらいの健康状態にあるかどうかとなる。近年故障が多いこともネックとなる。トレード期限前の放出は見送って、後半戦に価値を高めた上で、シーズンオフに放出というのも合理的な動き。トレード先の候補は、事実上ポストシーズンを争う全てのチームになる。レッソドックスとナショナルズはその中でも必要としている。

  3. ケンドール・グレーブマン(先発投手)

    成績:47回・防御率3.83・WAR:+1.1

    ジョシュ・ドナルドソンのトレードで移籍してから、同じ球種を繰り返し投げることで、安定した先発投手となった。一つしか投げれないとするなら、膝元に沈むシンカーは良い球種だ。問題は肩の問題で今季2度目の故障者リストに入っていること。それでも2020年シーズンが終わるまでFAとならないのは魅力。そのため再建モードのフィリーズやブレーブスも候補となるし、ヤンキース、ロイヤルズ、オリオールズは短期的にも長期的にも先発投手を必要としている。

  4. ソニー・グレイ(先発投手)

    成績:29回2/3・防御率3.34・WAR:+0.5

    わき腹の問題でシーズン開幕は故障者リストに入り、昨シーズンも同様の問題で117イニングで防御率5.69に終わった。しかし、復帰した後のソニー・グレイはサイヤング賞候補だった2015年のようなパフォーマンスだ。アスレチックスはベストプレイヤーでも、ジョシュ・ドナルドソンのように年俸が高騰すると放出してきた。年俸はすでに357万5000ドルで、2018、2019とさらに上昇するので、放出する理由はある。故障の問題はネックとはなるが、今季の残りとさらに2シーズンをコントロールでき、闘争心があり、空振りの奪えるカーブボールを持つエース級の投手はいつでも需要がある。そのため故障の問題があっても、望むようなトレードを成立させることができるだろう。
    有力な候補となるのはヤンキースとドジャース。ヤンキースは長期的な観点でも先発投手を必要としている。ドジャースはカーショーが2018年シーズン後にFAとなる可能性があり、リッチ・ヒルは故障がちなどの問題がある。他にはレッドソックス、ナショナルズ、オリオールズ、マリナーズ、カージナルス、カブス、アストロズ、レンジャーズも絡んでくる可能性がある。

  5. ジェド・ラウリー(二塁手)

    成績:打率.293/出塁率.364/長打率.473/本塁打6/WAR:+1.5

    今季のもっとも好調な二塁手の一人で、WARとOPSの両方でプラスになっている二塁手で5位にランクされている。スイッチヒッターで、ショートを守ることも必要であればできること、来季が600万ドルのチームオプションであることも価値を増す要素に。
    残念なことに現時点では、ポストシーズンを争うチームで二塁手を必要としているところは、ほどんどない。しかし、故障があればすぐに状況は変わることになる。

  6. スティーブン・ボート(保守)

    成績:打率.214/出塁率.268/長打率.359/本塁打3/WAR:-0.4

    すでにアスレチックスは放出するベストのタイミングを逃しているかもしれない。現在の彼はOPSがリーグ平均を26%下回っているし、シーズン終了後に33歳となり、2年後にはFAだ。彼が悪いプレイヤーだということではなく、単にトレード市場での価値が2年前のようなものではないということだ。捕手はいつでも需要があるし、彼は一塁も守ることができるのでトレードの相手は見つかるだろうが、問題は納得できる見返りを手にできるかどうか。候補となるのはラッセル・マーティンのバックアップが必要なブルージェイズ、マイク・ズニーノで忍耐しているマリナーズ、クリス・アイアネッタ、ジェフ・マシスで凌いでいるダイヤモンドバックスなど。

他にはライアン・マドソン、サンティアゴ・カシーヤ、場合によっては好調なアンドリュー・トリッグス、ショーン・マネイアも可能性が否定できない、とMike Axisa氏は予想しています。

アスレチックスが主力選手を売り払う時に要求する交換要員、1Aやルーキーリーグにいるプロスペクトではなく、既にMLBデビューをしているか、それに近い3Aのプロスペクトを好みます。

ビリー・ビーン副社長は「再建モード」を受け入れるほど気が長くないとハッキリと自身のスタンスを明かしていて、上手く若手がハマれば優勝を争えるようになるようなトレードを好みます。

ここ数年のアスレチックスはその補強が上手くいっているとはいい難いものがあります。

しかし、今年のマリナーズが何とか持ちこたえているのは、ジェリー・ディポトGMが、同様のメジャーレベル、メジャーに近い3Aの選手をトレードで多く獲得してきたのが、一定の成果を挙げているためです。

アスレチックスは大規模な再建モードを好みませんが、トレードに対するためらいはないフロント陣のため、トレード期限前の動きは活発になる可能性は高いと予想されます。

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