アスレチックスがアダム・ダンを獲得!調子が下降中の打線のテコ入れに動いたビリー・ビーンGM

独走態勢にありながら、ジョン・レスター、ジェフ・サマージャ、ジェイソン・ハメルとトレード期限前の7月末までに獲得し、死角はないかと思われたアスレチックスでした。

しかし、ヨエニス・セスペデスの放出がダメージとなったのか、打線の得点力が低下してしまい、エンゼルスに追いつかれるだけでなく、引き離される状況となってしまいました。

アスレチックスのチーム総得点637は両リーグトップではあるのですが、セスペデスを失った8月は28試合で102点にとどまり、ヤンキースやレンジャーズを下回る両リーグ20位と低迷していました。

その打線のテコ入れ策として、ビリー・ビーンGMがポストシーズンをにらんで、ホワイトソックスからアダム・ダンを獲得しました。

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ポストシーズンをにらんで駆け込みでの打線の補強に動いたアスレチックス

ウェーバー公示後のトレードはシーズン終了まで可能ですが、9月1日以降に獲得した選手はポストシーズンには出場できません。そのためシーズンの勝利だけでなく、ポストシーズンを勝ち進むための補強をするなら8月31日が1つの期限となります。

そのウェーバー公示後のトレードでアスレチックスはアダム・ダンを獲得したことになります。アダム・ダンは今年の年俸が1500万ドルで、日割り分で230万ドル程度が残っているのですが、そのうちの100万ドルをアスレチックスが負担し、残りの130万ドルをホワイトソックスが負担することになります。

ホワイトソックスが金銭を負担しているのは、このトレードでアスレチックスのNo.12プロスペクトであるノーラン・サンバーン投手を獲得しているためです。ノーラン・サンバーンは2012年ドラフトで2巡目全体74番目で指名されていて、リリーフとして育成されていて、制球にやや難があるものの95マイルを記録するファーストボールが評価されています。

アダム・ダンはアスレチックスに対するトレード拒否権を有していたのですが、それを行使せずにトレードを受け入れました。というのも、アダム・ダン本人が今年限りで引退するかもしれないと述べ、移籍することで、自身初のポストシーズン出場ができる可能性が高いのが理由とのことです。

アダム・ダンの獲得で打線のテコ入れに成功できるか?

アダム・ダンの年度別の通算成績は以下のとおりとなっています。

アダム・ダンの年度別打撃成績20140831

守備は一塁がメインで、一応は両翼を守ることができますが、極端に守備範囲が狭いため、あまり期待はできません。

魅力はもちろん長打力で通算460本塁打は、現役ではアルバート・プホルス(516本)、デビッド・オルティーズ(461本)に次ぐ数字となっています。

今年で34歳のアダム・ダンですが、ここ数年は打率は2割ちょっと低いシーズンがばかりですが、出塁率は高く、一昨年が41本塁打、昨年が34本塁打、今年も20本塁打を打つなど長打力は健在で、このあたりもアスレチックスの哲学にそった補強と言えそうです。

アダム・ダンの今シーズンの月別の打撃成績は以下のとおりとなっています。

アダム・ダンの2014月別打撃成績20140831

気になるところは8月の打率が2割を切る1割台で、出塁率も2割ちょっとと低迷していることです。ですが、現状のトレード市場でインパクトを与えることができる打者が少ないため、その中では打線の攻撃力アップが期待できる補強となっています。

アダム・ダンは今年が4年5600万ドルで結んだ契約の最終年のため、トレードの噂が上がり続けながらも、どのチームも獲得に動きませんでした。

しかし、両リーグトップの得点力を誇る打線は問題無いと考え、7月の補強は投手陣のグレードアップに集中したものの、その打線の得点力が低下してしまったアスレチックスが駆け込みで獲得にこぎつけました。

アスレチックスはエンゼルスとの7月末の4連戦で1戦を残していますが、3連敗を喫して4ゲーム差と離されました。しかし、この補強によって、ビリー・ビーンGMはまだまだ諦めないというメッセージをより鮮明にチーム内に送った事にもなります。

エンゼルスも投手陣に故障者が続出しているため、9月のタイトなスケジュールを考えると不安がありますので、最後の最後まで熱い戦いがア・リーグ西地区で繰り広げられることになりそうです。

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