アスレチックスがMLB屈指のセットアップマン “タイラー・クリッパード”を獲得!ユネル・エスコバーが交換要員に

Oakland Athletics Top Catch

ベン・ゾブリストとユネル・エスコバーの獲得で、「戦える状態にロースターが編成された」との声が、米メディアの専門家の間にもありましたが、やはり、まだビリー・ビーンGMの頭のなかでは、終わりではなく、プロセスだったようです。

アスレチックスが獲得したユネル・エスコバーを交換要員として、ナショナルズのセットアップマンを務めていたタイラー・クリッパードを獲得することで合意し、フィジカルチェックの結果を待って、正式発表になると複数のメディアが報じています。

メジャーの中でもトップクラスのセットアップマンであるとの評価もあるタイラー・クリッパードを獲得することで、あまり手をつけていなかったブルペンもグレードアップさせたアスレチックスです。

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ユネル・エスコバーの獲得は次の補強のためのステップに

タイラー・クリッパードは2015年シーズン終了後にFAとなるため、トレードの可能性があると見られていました。

そしてナショナルズは泣き所であるセカンドを守れるミドルインフィルダーを探すと同時に、2015年シーズン終了後にFAとなるため、トレードの可能性があると考えられているイアン・デズモンドの保険となるるプレーヤーも探していました。

エスコバーはここ数年はショートを守り続けていますが、メジャー昇格当初にはセカンドも待っていましたので、ナショナルズが求める要素を満たしているため、アスレチックスとのトレードに応じることになったようです。

またタイラー・クリッパードは年俸調停で930万ドルに到達すると予想されてるのですが、予算的に枠があまり多くないナショナルズにとって、700万ドルのエスコバーと交換すれば、予算を削減できることも、メリットであったと考えられます。

一方のアスレチックスはゾブリストのトレードが成立した時点で、補強資金が500万ドル程度残っているとされていました。

エスコバーとクリッパードの年俸の差し引きをすると、年俸総額は200万ドルから250万ドル程度の増加にとどまりますので、補強予算の枠内におさまることになります。

獲得した選手を、次なる補強のための交換要員にするという、いかにもビリー・ビーンGMらしいトレードです。

このトレードの結果、ショートを守ると見られていたエスコバーを放出しましたので、一旦はユーティリティとして起用されると予想されていたマーカス・セイメンが正遊撃手に戻り、ベン・ゾブリストと二遊間のコンビを組むことになると予想されます。

タイラー・クリッパードの獲得でさらに充実するアスレチックスのブルペン

アスレチックスはFAでセットアップを務めたルーク・グレガーソンを失ったため、エウリー・デラロサ(36.2回:防御率2.95)をダイヤモンドバックス、R.J. アルバレス(8.0回/防御率1.13)と若いリリーフ投手を獲得していました。

両者ともにポテンシャルがある投手なのですが、いかんせんメジャーでのフルシーズンの経験がないことがネックで、不安材料ではありました。

その不安をタイラー・クリッパードの獲得で解消することができたと考えられるアスレチックスです。

タイラー・クリッパードの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Tyler Clippard Stats 2014

88.1回で防御率1.83/WHIP0.84という数字を残した2011年と70.1回で防御率2.18/WHIP1.00の2014年の2回オールスターに出場しています。

キャリア全体での奪三振率は10.04と非常に高い上に、与四球も多くはないため、投球全体に安定感がある上に、2012年には32セーブを挙げるなど、クローザーとしての経験があることも、アスレチックスのブルペンに厚みを加える事になりそうです。

これでアスレチックスはクローザーにショーン・ドゥーリトル(防御率2.73/22セーブ/WHIP0.73)、セットアップに右のタイラー・クリッパードと左のエリック・オフラハティ(防御率2.25/1セーブ/WHIP0.95)を並べ、その前にライアン・クック(防御率3.42/1セーブ/WHIP1.08)とダン・オテロが(防御率2.28 /1セーブ/WHIP1.10)がいる上に、先ほど名前を上げたエウリー・デラロサとR.J. アルバレスも控えるなど、質も量も揃えてきました。

主力をたて続けに放出して、完全にチームを解体するような動きを続けた後に、一気にポストシーズンを狙えるロースターに組み替えてきた、ビリー・ビーンGMです。

その一連の動きによって、手厳しい批評も少なくないニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンをして、ビリー・ビーンGMをMad Genius(狂気の天才)と呼ばせています。

スプリングトレーニング前にも、またスプリングトレーニング開始後にも、さらなる補強の動きがあっても、驚きではありませんので、やはりアスレチックスからは目が離せません。

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