アストロズのトレード期限前の補強方針は?ルフノーGMがメディアに方向性を明かす

Houston Astros Top Catch

ヒューストン・アストロズは59勝29敗と貯金を30も抱え、ア・リーグトップの勝率.670、地区では2位以下に16ゲーム差と圧倒的なリードを保っています。

若い選手とベテラン選手、ラインナップは左と右、投手は先発からクローザーまで揃い、投打ともに大きな穴はないアストロズです。

そのアストロズのGMであるジェフ・ルフノーGMが、トレード期限前のチームの方針について、メディアに明かしています。

アストロズがブルージェイズとの対戦のためにトロントを訪れているのですが、その際にスポーツネットカナダのShi Davidi氏がルフノーGMにトレード期限前の動きについてインタビューしています。

“It’s probably the most challenging thing that any general manager has to grapple with. There is no right answer,” Astros general manager Jeff Luhnow says in an interview. “We’ve seen clubs that have gone all-in and used all of their future currency to have a better chance to win this year and sometimes that works. Sometimes you pay the price next year, or the year after. We’re going to try to thread the needle and do both. We want to win now, for sure, and we’re going to do whatever it takes to win now. But at the same time, we’ve been building up all this currency, all these players in the pipeline so that we could be good for a long time. The Braves showed that they can do it for a decade plus. I don’t know if we’re going to be able to do that, but I certainly want it to be more than a three- or four-year run.”

引用元:Astros demonstrating how a rebuild can lead to a juggernaut

「ことによるとGMが直面する最もチャレンジングなことからもしれないが、正しい答えというものは存在しない」「その年に勝つために全てのリソースを投入し、将来の財産となるプロスペクトを使ってきたのを目にしている。その結果、翌年もしくはその後にその代償を支払うことになる。」「私たちは今と未来の両方を縫い合わせていくつもりだ。今年勝とうとしているし、そのためにやれることは何でもやろうとしている。それと同時に抱えているプロスペクトを土台に長く成功できるようにチームを作り上げていく。過去のブレーブスがそれを10年あまりに渡り実現したことがある。私達がそれをやれるかどうかはわからないが、少なくとも3年から4年以上継続するものにしたいと考えている」とルフノーGMは話しています。

この「現在」と「将来」のバランス感覚というものが、ポストシーズンが視野に入っているチームの、フロント陣の頭を悩ますところです。ベースボール・アメリカが発表したシーズン中盤のプロスペクトランキングでは、トップ58にアストロズ傘下のマイナーから5名が選出されています。

すでにジョージ・スプリンガー、カルロス・コレア、アレックス・ブレグマンといった評価の高かったプロスペクトがメジャーに昇格し、ケン・ジャイルズなどの獲得にプロスペクトをパッケージにしたものの、いまだファームに優秀な選手を抱えています。

そのことは、トレードでトップクラスの選手を獲得するのに困らないだけの、交換要員を抱えていることにもなります。ただ、安易にそれらの選手を放出してしまうと、数年先の選手層が薄くなるため、現在と将来のバランスを見極めることが非常に重要なフロントの課題となります。

そのような前提の中で、トレード期限前のスタンスについてもルフノーGMが言及しています。

同じ記事からの引用です。

“We’re in an advantageous position that it is highly likely, unless we have some sort of catastrophic collapse, we’re going to be in the post-season and you really can start focusing on what does this team need to look like to face the Cleveland Indians in a seven-game series, to face the Boston Red Sox in a seven-game series, do we match up well,” says Luhnow. “We won only one game against Cleveland this year and lost five. They’ve got our number right now. What is it that we need to do in a seven-game series to match up with them better? It’s certainly something we think about. The solutions aren’t easy. The players you need to put on your roster to help you in that situation are few and far between and they cost a fortune to acquire. But it’s certainly something you have to think about.”

引用元:Astros demonstrating how a rebuild can lead to a juggernaut

「私たちはアドバンテージがある位置にいて、壊滅的な崩壊がない限りポストシーズンに進出ができる。なので、インディアンスやレッドソックスと7戦のシリーズで戦うことを想定した準備にフォーカスすることができる。今年、インディアンスに対して1勝しかできずに5敗していて、わたしたちを圧倒している。7戦の短期決戦でより良い戦いをするために何をすべきかということが、私達が考えていることだ。その課題を解決するのは簡単ではない。そのような状況で助けとなる選手をロースターに加えようとすれば、それなりの代償が必要となる。しかし、それでもわたしたちが検討しなければならないことだ」とルフノーGMは話しています。

ポストシーズンを争うチームの大半は、まずはレギュラーシーズンを勝ち抜くための補強を目指すことになります。昨年のインディアンスにように、その補強がそのままポストシーズンの補強につながるケースもあります。しかし、必ずしもそうではないケースが存在するのも事実です。

しかし、アストロズの場合はレギュラーシーズンを勝ち抜くということにおいては心配なく、さらにワイルドカードの1試合に勝つということも想定する必要がありません。そのため5試合のディビジョンシリーズ、7試合のリーグチャンピオンシップ、7試合のワールドシリーズを見据え、その壁となる可能性が高いインディアンスとレッドソックスをいかにして上回るかが課題になるということです。

またアストロズは今年だけでなく、数年先までワールドシリーズ制覇を狙えるチームであり続けようとしていますので、トレード期限前の補強もそのようなスタンスを反映させたものとなり、レンタル選手ではなく、契約が多く残る選手を好むことが予想されます。

すでに先発投手の補強を模索していてアスレチックスのソニー・グレイ、ホワイトソックスのホセ・キンタナらの名前が頻繁に報道されています。ルフノーGMが「現在」と「将来」のバランスをとりながら、どのような補強に踏み切るのか、残り3週間あまりの動きが注目されます。

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