アストロズの2017年シーズン戦力分析 – MLB30球団開幕ロースターと戦力予想

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1. 2016年シーズンの主要な成績の一覧

ヒューストン・アストロズの2016年シーズンの、打撃、守備、投手の主要な成績の一覧です。

攻撃 スタッツ(リーグ順位)
得点 724(8位)
打率 .247(13位)
出塁率 .319(8位)
長打率 .417(10位)
OPS .735(9位)
本塁打 198(9位)
盗塁 102(3位)
盗塁成功率 69.86%(7位)
守備 スタッツ(リーグ順位)
UZR 7.2(6位)
DRS 51(1位)
投手 スタッツ(リーグ順位)
防御率 4.06(5位)
先発防御率 4.37(8位)
ブルペン防御率 3.56(6位)
セーブ数 44(6位)
セーブ成功率 68.75%(8位)

攻撃面でやや粗さが目立つもののリーグ中位の数字で、投手陣もそれほど悪くない成績を残しました。

ただ、4月の大きな穴と勝負どころの9月で負け越したことがが響き、期待されながらも2年連続のポストシーズンには届かない83勝79敗で終えました。

4月の成績は7勝17敗と大きく負け越したのですが、5月から8月にかけて64勝45敗と猛追し、ポストシーズンも視野に入りました。しかし、9月に12勝15敗と負け越しで脱落していしまいました。

序盤と終盤の痛いつまずきで、若い選手が多いことによる経験不足を感じさせるシーズンでした。

2. 2016-17シーズンオフの戦力補強動向

2016-17シーズンオフの戦力補強動向の一覧は以下のとおりとなっています。

獲得/流出 選手名(ポジション)
流出 ジェイソン・カストロ(C)
流出 ダグ・フィスター(SP)
流出 コルビー・ラスマス(OF)
流出 ルイス・バルブエナ(3B)
トレード流出 パット・ネシェック(RP)
トレード流出 タイラー・ハインマン(C)
獲得 カルロス・ベルトラン(DH/OF)
獲得 ジョシュ・レディック(OF)
獲得 チャーリー・モートン(SP)
トレード獲得 ブライアン・マッキャン(C)

ジェイソン・カストロがチームを去ったのですが、攻撃力がある上に守備力やリードでも優れるブライアン・マッキャンをトレードで獲得しました。

外野ではコルビー・ラスマスが抜けましたが、ジョシュ・レディック、青木宣親といったベテランを獲得し、さらに指名打者にカルロス・ベルトランを獲得しています。

プレイヤーとしての能力もさることながら、ポストシーズンの経験があり、人間的にも優れている、リーダーシップのあるとされるベテランを獲得し、若いコアプレイヤーと組み合わせることを意識していることがうかがえます。

3. 2017シーズン開幕時のロースター編成の予想

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ヒューストン・アストロズの2017年シーズン開幕時に予想される先発スターティングメンバー、ベンチ要員、先発ローテーション、ブルペンの編成などは以下のとおりとなっています。

【先発スターティングメンバー】

  1. ジョージ・スプリンガー(CF)
  2. アレックス・ブレグマン(3B)
  3. ホセ・アルトゥーべ(2B)
  4. カルロス・コレア(SS)
  5. カルロス・ベルトラン(DH)
  6. ブライアン・マッキャン(C)
  7. ユリエスキ・グリエル(1B)
  8. ジョシュ・レディック(RF)
  9. 青木宣親(LF)

【ベンチ要員】

  • エバン・ガティス(C)
  • マーウィン・ゴンザレス(UT)
  • ジェイク・マリスニック(OF)

エバン・ガティス、ジェイソン・カストロからブライアン・マッキャンに代わることは守備面でのプラスが多く、リード面でも優れるため、投手陣にとってプラスとなりそうです。

コアとなっているスプリンガー、コレア、アルトゥーべに、新たにブレグマンが加わっていく様相で、中長期的に見て希望を感じさせます。

そのまわりをマッキャン、ベルトラン、レディック、グリエル、青木が固めることになるため、若い選手だけに過剰な負担がかからない編成となっています。

また強みと言えるのは32本塁打、OPS.826のエバン・ガティス、141試合で13本塁打、51打点のマーウィン・ゴンザレスらがベンチに控えることです。

【先発ローテーション】

  1. ダラス・カイケル(左)
  2. ランス・マッカラーズ(右)
  3. チャーリー・モートン(右)
  4. ジョー・マスグローブ(右)
  5. マイク・ファイヤーズ(右)

【ブルペン】

  • CLO:ケン・ジャイルズ(右)
  • SET:ルーク・グレガーソン(右)
  • SET:ウィル・ハリス(右)
  • RP1:クリス・デベンスキー(右)
  • RP2:トニー・シップ(左)
  • RP3:マイケル・フェリス(右)
  • RP4:ヤンデル・グスターブ(右)
  • RP5:ブラッド・ピーコック(右)

大型トレードで獲得したケン・ジャイルズが序盤でつまずいたことが4月の低迷の理由の一つだったのですが、次第にアジャストし始めて、期待されたパフォーマンスを発揮しつつあります。

リリーフ陣は派手さはないもののコマが揃っていてルーク・グレガーソン(防御率3.28)、ウィル・ハリス(同2.25)、先発もこなせるクリス・デベンスキー(同2.16)と勝ちパターンの投手は揃っています。

不安があるとすれば先発投手陣です。

カイケルは肩、マッカラーズは肩と肘、モートンはふくらはぎといった健康面に懸念があります。

コリン・マクヒューはデッドアームの状態になってしまい調整が遅れ、4月中旬まで復帰ができない状態です。

新たに獲得したチャーリー・モートンも同様に健康面に不安を抱えていますので、アストロズの最大のアキレス腱が先発ローテーションです。

ただ、バックアップとしてジョー・マスグローブ、ブラッド・ピーコック、プロスペクトのフランシス・マルテスらがいます。

さらに、現在は故障者リストに入っているものの同じくプロスペクトのデビッド・ポーリーノも一旦3Aで調整した後、メジャーレベルで起用できると見込まれます。

4. 寸評・評価

先発ローテーションにエースらしいエースが不在である状態のため、ホセ・キンタナのトレード獲得に動いたのもうなずけるのですが、要求されたプロスペクトの質が高すぎたため、成立とはなりませんでした。

ただ、先発ローテーションもブルペンも、ともにそれなりのコマが揃っていますし、バックアップがいるため、ある程度の故障に対応ができると見込まれます。

野手に関してはベンチ要員も豪華で、レギュラークラスの故障があっても大きな戦力ダウンが回避できる編成です。さらにマイナーにも昇格を控えている外野手のデレック・フィッシャー、ややつまずいたもののプロスペクトして期待されてきたA.J.リードなどもいます。

昨年よりもベテランと若手のバランスが良くなり、さらにベテランの選手たちが優勝争いやポストシーズンを経験していて、リーダーシップもあるため、その点でも充実しています。

ロースター全体の厚みとレギュラークラスの力量を見ても地区優勝を十分に狙える戦力で、先発投手陣が軒並み故障するというような事態にならない限り、ポストシーズンの進出の可能性が高いと予想されるアストロズです。

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