アストロズの2015年の年俸総額と投手と野手の構成は?アクティブロースター(25人枠)について

Houston Astros Top Catch

2011年が106敗、2012年が107敗、2013年が111敗と、チームが大規模な再建モードであったこともあり3年連続で大きく低迷していたヒューストン・アストロズでしたが、2014年は投打で若い選手の台頭があり、一気に70勝92敗と改善しました。

投手はフェルドマン、カイケル、マクヒューの3人が安定した投球を続け、打線ではホセ・アルトゥーべが首位打者を獲得し、ジョージ・スプリンガーが78試合で20本塁打を打つなどの若い選手が台頭し、さらにクリス・カーターが打率は低いものの37本塁打を打つなど、主砲としての地位を確立しつつあります。

まだ全体的に穴があるものの、一番の課題はブルペン陣で、これが改善されれば、2015年には5割は十分に狙える戦力になりつつあります。

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オーナーが承認した2000万ドルでブルペンを補強

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2014年開幕時のヒューストン・アストロズの年俸総額はAP通信によると開幕時は4454万4174ドルで、シーズン終了時点では5468万9189ドルで両リーグ29番目の規模でした。

しかし、このオフはジェド・ラウリー(3年2300万ドル)、ルーク・グレガーソン(3年1850万ドル)、パット・ネシェック(2年1250万ドル)とFAで選手を獲得したため、年俸総額が大きくなることが確実です。

2015年1月6日時点で、すでに2015年の契約が確定している選手とその年俸は以下のとおりとなっています。

【2015年確定分(3820万ドル/8名)】
スコット・フェルドマン(SP/32歳) 1000万ドル
ジェド・ラウリー(SS/31歳) 800万ドル
ルーク・グレガーソン(RP/31歳) 600万ドル
パット・ネシェック(RP/34歳) 550万ドル
ホセ・アルトゥーベ(2B/25歳) 250万ドル
ジョン・シングルトン(1B/23歳) 200万ドル
チャド・クオルズ(RP/36歳) 300万ドル
アレックス・プレスリー(OF/29歳) 100万ドル
*マット・アルバース(RP/32歳):バイアウト20万ドル

ここに年俸調停権を有する7名の選手の年俸が加わります。地元メディアなどで予想されている年俸は以下のとおりとなっています。

【2015年予想年俸:2100万ドル/7名】
デクスター・ファウラー(OF/29歳) 900万ドル
トニー・シップ(RP/31歳) 150万ドル
ジェイソン・カストロ(C/28歳) 390万ドル
ハンク・コンガー(C/27歳) 110万ドル
カルロス・コーポラン(C/31歳) 100万ドル
クリス・カーター(DH/28歳) 350万ドル
マーウィン・ゴンザレス(SS/26歳) 100万ドル

デクスター・ファウラーとジェイソン・カストロがトレードに出されるとの見通しがありますが、現時点では2100万ドルが積み上がることになり、さらに最低でも10名は、メジャー最低年俸の50万ドルを支払いますので、500万ドルが必要です。

その結果、合計で6420万ドルと2014年シーズンの年俸総額を既に上回っています。

この動きはオーナーのジム・クレインが承認していて、このオフの補強に動くにあたって2000万ドル程度の予算をオーナーからもらったことをゼネラル・マネージャーのジェフ・ルーノウがメディアに明らかにしています。

すにでその2000万ドルのうち、ジェド・ラウリーに800万ドル、ルーク・グレガーソンに600万ドル、パット・ネシェックに550万ドルに2015年に支払うことで1950万ドルを使っています。そのためヒューストン・クロニクルなどの地元メディアはシーズンオフでの大きな補強は、だいたい終わったのではないかと伝えています。

ただ、デクスター・ファウラーとジェイソン・カストロがトレードとなり、その代償として手に入れる選手次第では再度、動きがある可能性があります。

アストロズの2015年の野手(13名)のアクティブロースターの構成は?

アストロズの2015年開幕時に予想されるアクティブロースター(25人枠)の野手13名の構成は以下のとおりとなります。

【レギュラー】
捕手:ジェイソン・カストロ
一塁:ジョン・シングルトン
二塁:ホセ・アルトゥーベ
三塁:マット・ドミンゲス
遊撃:ジェド・ラウリー
左翼:ロビー・グロスマン
中堅:デクスター・ファウラー
右翼:ジョージ・スプリンガー
指名:クリス・カーター

【バックアップ】
Buckup1:ハンク・コンガー(捕手)
Buckup2:マーウィン・ゴンザレス(UT)
Buckup3:未確定
Buckup4:未確定

二塁は首位打者を獲得したホセ・アルトゥーベで確定で、一塁は昇格する前に5年1000万ドルの大型契約を結んだジョン・シングルトン(打率.168/本塁打13/打点44/出塁率.285/長打率.335)をもうしばらく辛抱して起用する意向です。

遊撃手にはFA市場で獲得したジェド・ラウリーが起用されます。このラウリーの獲得で、2014年のマーウィン・ゴンザレス、グレゴリオ・ペティット、ジョナサン・ビヤーらを起用した状態より、打線での脅威になることが期待できる状態となりました。

開幕から当面はラウリーがショートを守るものの、アストロズのNo.1プロスペクトで2012年ドラフト1巡目全体1位のカルロス・コレアが昇格すれば、そのポジションをゆずることになります。

カルロス・コレアは2014年の後半は足の故障で離脱したのですが、地元メディアであるヒューストン・クロニクルは2015年の後半に昇格してくるのではないかと予想し、その場合はジェド・ラウリーはサードにスライドする可能性もあります。

どちらにしても開幕時のサードはマット・ドミンゲスが最有力で、パフォーマンスが悪い場合には、ラウリーの加入でショートのポジションを失ったマーウィン・ゴンザレス(打率.277/出塁率.327/長打率.400)が争う見込みとなっています。

バックアップ捕手にはエンゼルスからトレードで獲得したハンク・コンガーが入り、外野の両翼と捕手以外の内野をこなせるマーウィン・ゴンザレスがロースターに入ると予想されます。

アストロズはカルロス・コーポランという捕手もいるため、ジェイソン・カストロがトレードになった場合には、このコーポランが代わってロースターに入ることになりそうです。

控えの残り2枠は、まだ流動的ですが、チーム内のNo.3プロスペクトで、MLB全体でも50位の評価を受けている外野手のドミンゴ・サンタナがスプリングトレーニングの結果次第ではありますが、有力候補です。

2014年のMLB昇格では対応できず苦しんだものの、守備では肩が強く平均以上とされ、フィールド全体に長打を打てるパワーが高く評価されていて、2015年にスプリンガーとともに打線にインパクトを加える事が期待されています。

その他にも外野にはプレストン・タッカー(Preston Tucker)というプロスペクトも控えていて、その争いに加わることが予想されます。2014年に2Aと3A通算138試合で、打率.282/本塁打24/打点94/出塁率.352/長打率.481/OPS.834という成績で、3Aだけでも打率.287/出塁率.356/長打率.429という数字を残しています。

以下は開幕ローススターには関係しないと予想されるプロスペクトですが、弱点のない5ツールプレーヤになれる可能性があるとされる外野手のテオスカー・ヘルナンデス(Teoscar Hernandez)も2015年シーズン中に昇格が予想される状況です。

そのためか、2014年11月の時点ではジェフ・ルーノウGMは外野手の補強は優先順位が低いと話していました。

内野では先出のカルロス・コレアに加えて、MLB全体で64位にランクされている三塁をポジションとするコリン・モーラン(Colin Moran)も2015年に昇格が見込まれるため、チーム内で試すべきオプションが多くある状態のアストロズです。

アストロズの2015年の投手(12名)のアクティブロースターの構成は?

【先発投手】
SP1:ダラス・カイケル
SP2:スコット・フェルドマン
SP3:コリン・マクヒュー
SP4:未確定
SP5:未確定

【リリーフ投手】
Closer:チャド・クオルズ
Setup:ルーク・グレガーソン
RP1:パット・ネシェック
RP2:ジョシュ・フィールズ
RP3:トニー・シップ
RP4:未確定
RP5:未確定

再建中のチームで、若い選手を次々とテストしていく段階のため、流動的な部分が大きくなっています。特にアストロズは投手のプロスペクトをリリーフで起用した後に、先発にまわす方針をとっているため、スプリングトレーニングを経ないと見えこない面があります。

それでも先発のダラス・カイケル、スコット・フェルドマン、コリン・マクヒューは確実で、先発の4番手以下は2014年に20試合以上に先発したブレット・オバーホルツァー、ブラッド・ピーコックの2人が入ることが有力視されます。

しかし、2010年ドラフト1巡目全体19番目/MLB.comのプロスペクトランキング2014で全体57位評価のマイケル・フォルテネビックと、アッシャー・ウォジェハウスキーに5番手を争わせることをGMが明言していますので、このあたりはスプリングトレーニングでの争いとなります。

2015年シーズン中に2013年ドラフト1巡目全体1番目指名で、MLB全体でも41位評価を受けているマーク・アッペルが昇格してくる見込みですが、シーズン後半もしくは終盤あたりと見られ、開幕時点でローテの枠に入ることは想像しにくいものがあります。

リリーフ陣は2014年の防御率4.80が両リーグ最低で、セーブ成功率が54.39%(セーブ機会57回-失敗27回)で29番目と不安定でした。

この不安定さがなければ、2014年に勝率5割に達していてもおかしくはなかったため、シーズンオフの補強はブルペンに重点を置いていました。そのため、アンドリュー・ミラーにもヤンキースの4年3600万ドルを上回る、4年4000万ドルに5年目のオプションをつけた契約を提示しているほどです。

アンドリュー・ミラーは獲得できませんでしたが、MLBでもトップクラスのセットアップマンであるルーク・グレガーソンとカージナルスでセットアップを務めたパット・ネシェックを獲得することで、2014年により向上する見込みが立っています。

グレガーソンとクオルズのどちらがクローザーを務めるかは未定のようですが、7-8-9回が計算できるようになったと考えられ、ここにプロスペクトが昇格してブルペンに加われば、厚みが増していきます。

ア・リーグ西地区はレベルの高い激戦地区のため、アストロズがプレーオフを狙うには、まだ時間がかかることは否定できませんが、2015年に5割を目標とするには十分な戦力に近づきつつあり、うまくいけば2016年には勝負をかけれる状況になりつつあります。

ヒューストン・アストロズの再建は着々と進行中です。