アストロズはブルペン補強が最大の課題に!WS先発ローテと主力野手は残留で戦力をキープ

Houston Astros Top Catch

ヒューストン・アストロズがワールドシリーズ制覇を成し遂げましたが、昨年のシカゴ・カブスと同様に発展途上のチームであるため、さらなる飛躍が期待できると同時に、若いチームであるがゆえのつまずきを経験する可能性もあります。

FAでカルロス・ベルトラン、キャメロン・メイビン、ルーク・グレガーソン、フランシスコ・リリアーノらがチームを去ることになりますが、ポストシーズンの主力メンバーはほぼ残ることになり、先発ローテと野手に関しては大きな補強ポイントはない状態でシーズンオフを迎えることになります。

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そのアストロズのシーズンオフの補強ポイントについて地元メディアであるヒューストン・クロニクルのジェイク・カプラン氏が分析しています。

記事の冒頭でカプラン氏は述べています。

The Astros will make no trade this offseason as significant as the Aug. 31 deal for ace Justin Verlander that propelled them to their first World Series championship nor any signing as important as last November’s of outfielder Josh Reddick.

As general manager Jeff Luhnow begins to tinker with his already loaded roster for the team’s title defense, the weaknesses pale in comparison to last offseason. The Astros lost five role players to free agency from their 2017 championship team but bring back in 2018 their entire World Series lineup and rotation. It may be a relatively quiet winter.


  • アストロズは8月31日のジャスティン・バーランダーのトレード、シーズンオフにFAとなっていたジョシュ・レディックと契約といったような大きな動きはないだろう
  • ラインナップを多少はいじる動きをするかもしれないが、昨年のようにはロースターに穴はない
  • アストロズはバックアップの選手を5名を失ったが、ワールドシリーズのラインナップのローテはそのまま戻ってくる

という状態のため、シーズンオフの動きは静かなものになるかもしれないとカプラン氏は予想しています。

大きな補強は必要ないとは予想されているものの、ワールドシリーズ連覇を狙うために外せないのは、先発投手にゲームのクロージングを頼らざるを得なかった不安定なブルペンのテコ入れです。

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アストロズはディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップ、ワールドシリーズと最終的に決着をつけた試合はいずれも先発投手が試合を締めくくっています。クローザーのケン・ジャイルズが機能しなかったのが大きな理由で、それ以外のリリーフ投手も大きな信頼を寄せることはできませんでした。

そこからフランシスコ・リリアーノ、ルーク・グレガーソンがFAとなっていますので、補強が必要となっています。中でも優先順位が高いのがトニー・シップが低迷していることによる左のリリーフ投手不足の解消で、さらにケン・ジャイルズをクローザーから外す決断をする場合には実績のあるクローザーがターゲットになるだろうとカプラン氏は予想しています。

Two of the best relievers on the market pitch from the left side: Mike Minor, the former Atlanta Braves starter who after shoulder issues reinvented himself as a reliever for the Kansas City Royals, and Jake McGee, the former Tampa Bay Ray who spent the last two seasons with the Colorado Rockies.

Lefthander Tony Watson, the longtime Pittsburgh Pirate who finished last season with the National League-champion Los Angeles Dodgers, would also represent an upgrade and should cost less than Minor and McGee. Brian Duensing, Fernando Abad, Zach Duke and Jorge De La Rosa are among the other left-handed relief options on the free-agent market.

The best reliever available is righthander Wade Davis, a three-time All-Star who at age 32 could command a four-year deal worth in the neighborhood of $65 million to $75 million. Bryan Shaw, Greg Holland, Addison Reed, Brandon Morrow and Brandon Kintzler are the next-best righthanded bullpen options.


  • オフのFA市場でベストの左腕リリーバーはロイヤルズからFAとなったマイク・マイナー、ロッキーズからFAとなったジェイク・マギーの2人
  • 続くのが昨シーズン途中にパイレーツからドジャースに移籍したトニー・ワトソン、ブライアン・ダンシング、フェルナンド・アバッド、ザック・デューク、ホルヘ・デラロサなど
  • 右のベストのリリーフ投手は32歳位のウェイド・デービスで、4年6500万ドルから7500万ドルが必要と見込まれる
  • 続くのがブライアン・ショー、グレッグ・ホランド、アディソン・リード、ブランドン・モロー、ブランドン・キンツラー

ケン・ジャイルズはレギュラーシーズンで防御率2.30、34セーブ、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)11.9、与四球率3.0、被安打率6.3と結果を残しました。が、ポストシーズンでは7回2/3で防御率11.74、WHIP2.22と打ちのめされています。

数字よりは不安定なところがある投手で、その点はポストシーズンでも懸念されたのですが、それが悪い方向に出てしまいました。そのためこのシーズンオフで来季もクローザーにするかどうかをアストロズは考える必要があるとカプラン氏は述べます。
ただ、来季の開幕時から夏くらいまではもう一度ジャイルズを試してみて、トレード期限前にクローザーの補強に動くかどうかを決断するというのも選択肢だとは述べています。

来季の予算にはジャスティン・バーランダーの年俸の2800万ドルのうちアストロズは2000万ドルを負担することになります。さらに年俸調停権を有している選手たちの年俸も高騰します。そのためウェイド・デービス、グレッグ・ホランドくらいだと値段が高くなりすぎて予算枠から外れる可能性があります。

しかし、クローザーとセットアップの両方ができるアディソン・リード、ブランドン・キンツラーあたりであれば、値段も抑えられ、ジャイルズが良ければセットアップ、ジャイルズが不安定であればクローザーをまかせることができますので、現実的にはこのあたりがターゲットになるかもしれません。

他に記事で言及されているのは、デレク・フィッシャーがジェイク・マリスニックと併用できる見込みが立たない場合に、左打ちの外野手の補強に動く可能性となっています。

すでに契約確定分、年俸調停の選手、メジャー最低年俸の選手分などを合計すると、年俸総額は1億4000万ドルを越えています。ワールドシリーズ進出による収入増やヒューストンというマーケットも規模がありますので、それなりに予算が増えるとは思われますが、これまでの年俸総額の最高額は1億2400万ドルとなっていますので、大きな補強資金はないと考えられます。

バランスのとれたロースターではありますが、ブルペンのテコ入れは必要不可欠ななるため、補強資金の多くはそこに注ぎ込まれることになりそうです。

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