アストロズがライアン・プレスリーをトレード獲得!チーム内トップ15の有望株2人を放出

ヒューストン・アストロズはブライアン・マッキャンが故障者リストに入りましたが、マックス・スタッシが正捕手としての座を確立していく気配を見せています。

バックアップにはエバン・ガティスがいるにはいるもの指名打者としての起用が増えていることもあり、控え捕手が手薄になっていました。そのためエンゼルスからマーティン・マルドナドを7月26日に獲得したのですが、その翌日にはブルペンを補強するトレードを成立させています。

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密かにア・リーグトップクラスの数字を残すライアン・プレスリー

アストロズはライアン・プレスリーを獲得し、交換要員としてホルヘ・アルカラ、ギルバート・セレスティーノという2人のマイナーリーガーをツインズに放出しています。

ヒューストン・アストロズが手放したホルヘ・アルカラは2Aまで昇格している投手で、今季は1Aアドバンストと2Aで先発とリリーフの両方をこなし、トータルで79回1/3を投げ防御率3.29、奪三振率9.3、与四球率4.0という成績を残している23歳の右腕です。MLB公式サイトではアストロズ内で10位にランクされていたプロスペクトです。

もうひとりの交換要員となったギルバート・セレスティーノは2Aまで昇格している19歳の外野手で、1Aアドバンスドで33試合に出場し打率.317/出塁率.383/長打率.476/OPS.859、4本塁打、14盗塁を記録している右投げ左打ちの選手です。MLB公式サイトではチーム内で15位に評価されていました。

アストロズはトップクラスのプロスペクトには手をつけてはいないものの、トップ15の選手を2人放出したことになりますので、それなりの代償をライアン・プレスリー獲得のために支払ったことになります。

ライアン・プレスリーをアストロズが高く評価していることがわかるトレードなのですが、防御率3.40、WHIP1.34といった表面上の数字ではなく、その奥にあるデータを見れば獲得に動いた理由が理解できます。

ライアン・プレスリーは、密かにリリーフ投手としてア・リーグトップクラスの成績を残しています。

以下はMLB公式サイトのブライアン・マックタガート氏がまとめたライアン・プレスリーのデータです。


  • ア・リーグのリリーフ投手の中で登板数が2位(51試合)、奪三振数が3位、奪三振率が7位にランク。
  • 相手打者がスイングしたときの空振り率は36.6%を記録し、エドウィン・ディアス(40.6%)、クレイグ・キンブレル(39.4%)、デリン・ベタンセス(37.6%)、アロルディス・チャップマン(37.3%)に続くア・リーグ5位。
  • フォーシームの回転数はMLB全体で5位(2580回毎分)
  • カーブボールの回転数はMLB全体で2位(3199回毎分)
  • スライダーの平均球速は89.6マイルでMLB全体で4位

アストロズは膨大なデータ解析の結果、投手の能力評価において「回転数の多さが重要」、「高速のフォーシームとブレーキングボール(カーブ、スライダー)の組み合わせが、最も打者に攻略しにくい投球のコンビネーション」と考えています。

アストロズはこの方針をもとにチャーリー・モートンに目をつけ、大型契約が残っている30代半ばのジャスティン・バーランダー、才能を開花しきれていなかったゲリット・コールをトレードで獲得し、両リーグトップの防御率3.01を記録する先発ローテーションを作り上げています。

ライアン・プレスリーはアストロズの投手獲得、投手育成の方針に合致する選手で、ブラッド・ハンド、ザック・ブリットンのような派手さはないものの、アストロズで大きくブレイクアウトする可能性を秘めている投手です。

アストロズはケン・ジャイルズをクローザーから外しマイナーに降格させた後、ヘクター・ロンドンにその役割を託していますが、防御率1.49、9セーブ、WHIP1.10と安定した投球を続けています。

そのため獲得に大きな代償が必要となるクローザーではなく、交換要員の質も落とせ、セットアップも任せられる可能性があるライアン・プレスリーに目をつけたと考えられます。

年俸も160万ドルと安く、今季の実質的な負担は60万ドル程度ですみ、年俸調停のプロセスを経ることにはなりますが、2019年まで契約をコントロールできるのもアストロズにとってはプラスとなります。

派手なトレードではないものの、着実にワールドシリーズ連覇に向けたロースターを作り上げつつあると言えるアストロズです。

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