エンゼルスはアルバート・プホルスをどうすべきなのか・・・41歳までの8700万ドルが残る

ロサンゼルス・エンゼルスの今シーズンオフにおける重要な課題は、2年後のFAが迫るマイク・トラウトとの契約延長となります。

しかし、それと同時にエンゼルスは殿堂入りが確実なアルバート・プホルスをどう処遇するのかという重要な問題にも直面することになるかもしれません。

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41歳までの3年8700万ドルが残るもパフォーマンスは低下の一途

ESPNのデビッド・ショーンフィールド氏の記事からの引用です。

With word that Albert Pujols will have season-ending arthroscopic knee surgery, you might have had a split-second thought of, “Oh, he might be done forever, not just 2018,” until you remember that he’s still under contract for $28 million in 2019, $29 million in 2020 and $30 million in 2021.

『アルバート・プホルスが今季の復帰が絶望となる膝関節の手術を受けるという情報を耳にした時、もしかしたら彼は2018年だけでなく、プロキャリアも終えることんあるかもしれないという考えが浮かんだかもしれない。2019年に2800万ドル、2020年に2900万ドル、2021年に3000万ドルという契約が残っているのを思い出すまでは。』

His season ends with a batting line of .245/.289/.411 with 19 home runs and 64 RBIs in 117 games and 498 plate appearances, somewhat respectable power numbers that help cover up that he’s providing the Los Angeles Angels little value these days — as has been the case for three seasons now. His combined WAR since 2016 is 0.0. Pujols turns 39 in January, he has had numerous surgeries on his lower extremities and he’s unlikely to get any better.

『プホルスの今季の成績は117試合498打席で打率.245/出塁率.289/長打率.411、19本塁打、64打点というもので、この3シーズンにおいて、エンゼルスの勝利にあまり貢献していないことを覆い隠すには、ある程度十分な長打力を示している。彼の2016年からWAR(Win Above Replacement: 同じポジションの代替可能な選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか)の合計は0.0となっている。プホルスは来年の1月で39歳となるが、彼の両足は多くの手術を経ていて、良くなる見込みはなさそうだ』

ショーンフィールド氏は、さらにプホルスの成績が良くないことを指摘します。

Here’s how rough it has been for Pujols the past two seasons. There have been 177 players with at least 800 plate appearances and Pujols ranks 162nd in wRC+, the park-adjusted metric found at FanGraphs.

この2シーズンのwRC+は800以上の打席に立った177選手中、162位にランクされるなど、メジャーのレギュラークラスでは底辺に近い数字となっていると手厳しく現実が指摘されています。

wRC+ (Weighted Runs Created Plus) とは、一打席あたりに産み出した得点の傑出度であり、平均的な打者に対する得点力の大きさをパーセンテージで示す指標です。

この指標においてかなり低いところにランクされていますので、昨年の23本塁打、101打点、今年の19本塁打、64打点という数字から受ける印象よりも、遥かに攻撃面での貢献度が低いことがわかります。

他にも以下のような問題があることをショーンフィールド氏は指摘します。

  • 800以上の打席に立った177選手の中で出塁率は172位、ゴロによるダブルプレーの数はワースト3位に
  • エンゼルスは2017年に101打点だったことをあげて擁護していたが、今年の130打数の得点圏打率は.285で、本塁打は3本。
  • 7イニング以降で試合が同点、一点リード、もしくはランナーを返せば同点という場面(late & close situation)でのOPSは.697
  • 試合の勝敗を左右するような重要な局面(high-leverage situations)でのOPSは.624
  • 一塁守備は良くはないが、まずは問題なしというレベル

大谷翔平が加わったことで、エンゼルスのファーストをアルバート・プホルスが守ることが増えました。そのエンゼルスの一塁手全体のwOBA(安打や四球など出塁に関する要素に得点価値を加重して算出される指標で。打者の攻撃力を測るもの)は、オリオールズしか下にいない両リーグ29位となっています。

オリオールズの一塁はクリス・デービスが守っていますが、125試合508打席で打率.172/出塁率.246/長打率.303/OPS.550というメジャー史上に残るような成績のため、これを下回るのは至難の業です。

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さらにエンゼルスにとって悩ましいのが、2019年は大谷翔平が打者に専念し、結果として指名打者としての出場がさらに増えることが予想されることです。それは膝の手術をしたアルバート・プホルスに一塁を守らせることが増えることになり、さらなる故障やパフォーマンスの低下が懸念されます。

アルバート・プホルスに費やす3年8700万ドルがなければ、マイク・トラウトとの契約延長のために、大胆に条件を提示できますが、トレードで引き取ってくれる相手が見つかるはずはなく、様々な面でエンゼルスの動きを難しくしています。

アルバート・プホルス本人は2019年もエンゼルスの主軸としてプレーする意思を持っていますが、現実はより厳しくなりつつあり、エンゼルスは難しいやりくりと決断に追われることになりそうです。

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