アスレチックスのヒーリー放出とパガン獲得がもたらす影響は?地元メディアが分析

Oakland Athletics Top Catch

2016年シーズン後半にメジャー昇格後13本塁打を打ち、アスレチックスのファンに希望を与えたリオン・ヒーリーでしたがトレード放出となりました。

再建モードへの移行を選択したアスレチックスにとって、FAまで5年もコントロールでき、年齢も25歳と若いリオン・ヒーリーも、中長期的な再建プランに組み込まれてもおかしくなかったのですが、チームの編成上の事情も絡みトレードとなりました。

サンフランシスコ・クロニクルのジョン・シア氏が以下のように記事で伝えています。

He hit 25 more this season but became expendable after corner infielders Matt Chapman and Matt Olson emerged and with Khris Davis expected to get more time at designated hitter.

2016年のオールスター以降ほどのインパクトのある数字ではありませんが、初のフルシーズンで打率.271/出塁率.302/長打率.451/OPS.754、25本塁打、78打点という数字は十分なものです。

ただ、三塁にマット・チャップマン(84試合:打率.234/出塁率.313/長打率.472/14本塁打)、一塁にマット・オルソン(59試合:打率.259/出塁率.352/長打率.651/24本塁打)が台頭し、一塁と三塁をポジションとするリオン・ヒーリーは指名打者での出場が増えることになりました。

しかし、レフトを守っていたクリス・デービスは打率.247/出塁率.336/長打率.528/OPS.864、40本塁打と攻撃力は素晴らしいものの、守備防御点(DRS)が-13、アルティメット・ゾーン・レイティング(UZR)が-11.7と規定試合数に達したレフトの選手の中で、いずれも最下位に沈んでいます。特に肩の弱さが問題で長打が増える原因となっていました。

そのため来季からは指名打者に固定する方向性となっていたこともあり、リオン・ヒーリーを起用するポジションがなくなっていましたので、トレード要員となるのではないかとの予想はシーズンオフ前から存在していました。

本人もその情報を目にしていましたので、トレードに関しては驚きはなく、心の準備はできていたようです。

アスレチックスはそのリオン・ヒーリーの見返りとしてエミリオ・パガンとアレクサンダー・カンポスの2人を獲得しています。カンポスは17歳のルーキーリーグの選手のため数年先を見据えてのものですが、パガンに関しては来季のブルペンで重要な役割を期待されることになるようです。

サンフランシスコ・クロニクルの記事からの引用です。

Wednesday, the final day of the general managers’ meetings, the A’s traded Healy to the division rival Mariners for reliever Emilio Pagan and a minor-league shortstop. The A’s were committed to rebuilding their bullpen after trading Sean Doolittle and Ryan Madson in July.

Pagan, 26, had a 3.22 ERA in 34 games as a rookie, striking out 56 and walking eight in 501/3 innings. The A’s see him as a setup man with a fastball touching 97 mph and swing-and-miss slider.

ショーン・ドゥーリトルとライアン・マドソンの抜けたブルペンを整備することがシーズンオフの課題となっていました。ブルペンの防御率4.57はリーグ13位に低迷しましたので、明確な補強ポイントでした。

エミリオ・パガンは2017年にメジャーデビューを果たし、ルーキーイヤーだったのですが、0回1/3を投げ、防御率3.22、WHIP0.93、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)10.0、与四球率(9イニングあたりの与四球数)1.4と好成績を残しています。

マリナーズではロングリリーフもしくはミドルリリーフとしての役割だったのですが、97マイルに達するファーストボールと空振りの奪えるスライダーを高く評価していて、セットアップマンとして起用することも構想しているようです。

FAとなるのは2023年シーズン終了後となるためアスレチックスは6年間コントロールできるため、チーム再建のプランの中に組み込める投手ではあります。

このトレードにより、アスレチックスの次なる動きとして予想されているのが右打ちで外野の両翼を守る選手となっています。

クリス・デービスがほぼ指名打者の専任となることにより、レフトのポジションが空きました。マット・ジョイスをレフトにまわす構想もあるようですが、その場合にはライトが空くことになります。

すでにマーリンズのマーセル・オズナとクリスチャン・イエリッチに関心を示して動いているとの報道もなされています。

関連記事:アスレチックスがオズナとイエリッチに関心!イチローの代理人にも接触との報道

ビリー・ビーン上級副社長とデビッド・フォーストGMのチーム再建に向けた次の一手が注目されます。

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