ポストシーズンを争うア・リーグ6球団の2018年夏の補強ポイントは?

勝負をかけているチームと再建期に移行しているとの戦力差が大きいこともあり、7月を迎えた時点でポストシーズン進出の可能性を残すチームは多くありません。

ア・リーグに関しては一時、レッドソックス、ヤンキース、アストロズ、インディアンス、マリナーズの5球団がほぼ確実にポストシーズンに進出するかに思われましたが、アスレチックスが17勝4敗と猛追したことで、ワイルドカード争いは混戦となってきました。

この6球団のウェーバー公示なしのトレード期限前の補強ポイントについて、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド氏が分析しています。

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ア・リーグ6球団のトレード期限前の補強ポイントとターゲットは?

マーク・フェインサンド氏の分析による、2018年のポストシーズンを争うア・リーグ6球団の補強ポイントとコメントの要約は以下のとおりとなっています。


レッドソックス:リリーフ投手。ブルペン全体の防御率は3.20でア・リーグ3位にランクされるなど全体の数字は悪くない。しかし、クローザーのクレイグ・キンブレルへの橋渡し役として信頼できる投手を必要としている。ブルペンに左腕がいないため、その役割を担う投手が左腕であればよりベター。ただ、クリスチャン・バスケスが指の手術で6週間から8週間離脱することになり、捕手の補強も視野に入れている可能性がある。ザック・ブリットン(オリオールズ)、フェルナンド・ロドニー(ツインズ)、アダム・コンリー(マーリンズ)らが候補に。

アストロズ:ブルペンの防御率はア・リーグでトップとなっているが、実績のあるクローザーの獲得は、ワールドシリーズ連覇に向けた最後のひと押しとなる。ケン・ジャイルズは12回のセーブ機会すべて成功しているが、昨年のポストシーズンでの炎上は不安材料として残っている。ブラッド・ハンド(パドレス)、ザック・ブリットン(オリオールズ)らが候補。

ヤンキース:先発投手。ソニー・グレイが炎上を続けていることで、より先発投手補強の緊急度が高まっている。J.A.ハップはヤンキースには弱いが、同地区のライバルであるレッドソックス、レイズ、オリオールズに対しては防御率1.17と強い。J.A.ハップになるかどうかはわからないが、少なくとも先発投手を一人は獲得することになるだろう。補強の候補となるのはJ.A.ハップ(ブルージェイズ)、コール・ハメルズ(レンジャーズ)、マイケル・フルマー(タイガース)ら。

マリナーズ:先発投手。イニング数の負担を減らすために先発投手の補強が望ましい。特にマルコ・ゴンザレスはプロとしてシーズン150イニングがキャリアで最多となっている。大物を獲得する可能性は低いが、最後の2ヶ月あまりの戦いに安定感をもたらすベテラン投手を獲得することが予想される。候補となるのはマット・ハービー(レッズ)、タイソン・ロス(パドレス)

アスレチックス:先発投手。先発ローテーションの防御率4.37はリーグ10位と低迷しているため、ここのテコ入れがポストシーズン進出のポイントとなる。2014年にジョン・レスターとジェフ・サマージャを獲得したのを除けば、今季限りのレンタルプレイヤーに大きな代償を支払うことはしていない。そのためJ.A.ハップ、コール・ハメルズらの獲得に動く可能性は低い。年俸総額への影響を小さくし、トレードの交換要員の質を落とせる投手が選択肢となる。タイソン・ロス(パドレス)、ネイサン・イヴァルディ(レイズ)らが候補に。

インディアンス:リリーフ投手が最優先も、外野手もしくはホセ・ラミレスとジェイソン・キプニスを動かすことができる内野手も候補に。しかし、アンドリュー・ミラーの復帰は7月末にずれ込む予定で、クローザーのコディ・アレン以外は不安な状態のブルペンのテコ入れのほうがより重要に。またアンドリュー・ミラーとコディ・アレンの2人がともに今季終了後にFAとなるため、どちらにしても数年にわたりコントロールできるインパクトのあるリリーフ投手が欲しい状態。ブラッド・ハンド(パドレス)、ライセル・イグレシアス(レッズ)、カイル・バラクロー(マーリンズ)らが候補に。


アストロズ、レッドソックス、ヤンキースの3球団は完全にポストシーズン、ワールドシリーズ制覇を睨んでの補強となります。

インディアンスの状態は良くありませんが、ア・リーグ中地区の他球団がそれ以上に悪いため、地区優勝は余程の「崩壊」が起こらないかぎり、ポストシーズンは安泰と予想されます。

最後のポストシーズンの人枠を巡る争いを繰り広げることになりそうなのか、マリナーズとアスレチックスの2球団です。

マリナーズとアスレチックスともに先発ローテーションに弱さがあります。マリナーズは防御率3.99で両リーグ14位、アスレチックスは同4.31で20位となっています。

両チームともに大金や複数のプロスペクトの放出が必要となるトレード補強は行わないことが予想されるため、ターゲットになる投手も似通ってくる可能性があります。

6ゲーム差をつけているマリナーズが優位な状況ではありますが、どちらが先発投手の補強に成功するかは、ポストシーズンの行方を左右することになりそうです。

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