アダム・ジョーンズはトレード拒否を示唆・・・オリオールズ残留の可能性高まる

ポストシーズンといったプレッシャーのかかる場面での経験がある外野手であり、かつリーダーシップにおいても優れるため、オリオールズのアダム・ジョーンズに関心を示す球団が少なくありません。

オリオールズは大規模なチーム再建へと方向転換する中、今季終了後にFAとなるアダム・ジョーンズは交換要員となる選手です。

そのことも他球団が強い関心を示す理由となっているのですが、トレード成立には高いハードルが残る状況です。

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アダム・ジョーンズはトレード拒否の姿勢

MASNスポーツのスティーブ・メルースキー氏が以下のように伝えています。

Saying “rest assured we have wrestled with the decision,” Orioles executive vice president of baseball operations Dan Duquette said today on 105.7 FM The Fan that he believes there is a better than 50-50 percent chance that outfielder Adam Jones is still an Oriole after Tuesday’s 4 p.m. non-waiver trade deadline.

アメリカ東部時間7月31日(火)の午後4時にウェーバー公示なしのトレード期限を迎えるのですが、デュケットGMが「アダム・ジョーンズが火曜日の午後4時以降もオリオールズのユニフォームを着ている確率は50%以上と考えている」と話したたことが伝えられています。

7月31日までにアダム・ジョーンズのトレードが成立する可能性が高くはないとGMが話したことになるのですが、その原因はトレードの移籍先がないのではなく、本人の意志のようです。

ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン氏は、オリオールズは契約最終年の主力選手4名のうち3名(マチャド、ブリットン、ブラック)をすでにトレードした。アダム・ジョーンズのトレード先もあったのだが、今のところ彼はトレード拒否権を放棄しようとしていない」と伝えています。

MASNスポーツのロッチ・クバコ氏は「今のところ、アダム・ジョーンズは10&5の権利を放棄する意志はないとオリオールズ側に示唆している」と伝えています。ただ、オリオールズとしてはトレードの相手もいて、気に入っているオファーも提示されているためか、説得を試みてはいるようです。

10&5の権利とは、メジャー在籍10年以上、直近の5年連続で同一球団に所属した選手に与えられる「全球団へのトレード拒否権」です。

アダム・ジョーンズはサービスタイムが10年を超えていて、なおかつオリオールズ在籍が連続で11年目となるため、この権利を有しています。そのためオリオールズは、アダム・ジョーンズ本人の同意なしにはトレードを成立させることができません。

ファンクレド・スポーツのジョン・ヘイマン氏は「フィリーズに移籍する可能性があった」と具体的な球団名に言及した後、「アダム・ジョーンズは家族、友人、行っている慈善活動などを理由に、(少なくとも現時点では)ボルティモアに残ることを決断した。」と伝えています。

アダム・ジョーンズにはクリーブランド・インディアンスも関心を示していると報じられるなど、交渉相手がいないわけではありません。

アダム・ジョーンズが残留したままFAとなった場合に、2018年の1年1740万ドルを超えることが確実なクオリファイング・オファーを、オリオールズが提示する可能性は低いのが現実です。

クオリファイング・オファーを提示した場合には、今季の年俸が1733万ドルのアダム・ジョーンズが拒否する可能性が低く、再建に入るチームには過剰な負担です。仮にクオリファイング・オファーを拒否した場合でも、オリオールズが手にできるリターンは小さくなることが確実です。

そのためオリオールズとしてはアダム・ジョーンズを7月にトレードしたほうがメリットが大きいと考えられます。

オリオールズは7月末のウェーバー公示なしのトレード期限ギリギリまで説得を継続することが予想され、それが難しかった場合でも、8月のウェーバー経由でのトレードのためにアダム・ジョーンズの説得を継続していくことが濃厚です。

アダム・ジョーンズの成績は下降線をたどっていて、今季は打率.281/出塁率.307/長打率.431/OPS.738、11本塁打にとどまり、守備のセイバーの数字も守備防御点(DRS)が-15、アルティメットゾーン・レーティング(UZR)が-10.3と悪くなっています。

アダム・ジョーンズはボルティモアに根付いた慈善活動にも熱心で、家族や友人などのプライベートも大切にしている選手で、それを重視する決断は非難されるようなものではありません。

ただ、アダム・ジョーンズがメジャーでのキャリアを継続していくのであれば、来年以降はボルティモアを離れざるを得なくなる可能性が高いのが現実です。新しいメジャー契約をしっかりと手にするためには、優勝を争うチームで活躍して市場価値を高めることは重要なため、アダム・ジョーンズの今後の決断が注目されます。

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