ウォーカー・ビューラーが鮮烈なメジャー初先発『シンダーガード・大谷級』の球速を記録

Los Angels Dodgers Top Catch

ドジャースのNO.1プロスペクトであるウォーカー・ビューラーが鮮烈なメジャー初先発を果たしました。

4月23日のマーリンズ戦に先発して5イニングを投げて、奪三振5、与四球3、無失点の好投を見せたのですが、注目されているのはその球速です。

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トミー・ジョン手術後に球速が上昇したビューラー

ウォーカー・ビューラーは2015年ドラフト1巡目全体24番目にドジャーズに指名されてプロ入りした23歳の右腕投手です。

ドジャースと契約後にトミー・ジョン手術を行っているのですが、その後はパワーピッチャーとしての能力を開花させていて、ファーストボールの球速は手術前が90-96マイルだったものが、術後は95-100マイルにジャンプアップしています。

この高速のファーストボールに加えて空振りを奪うことができる質の高いカーブとスライダーを投げることができ、それらの球種を必要に応じてカットボールに変えて投げることのできる器用さも持ち合わせています。チェンジアップに関しては徐々に改善されてきているものの、まだまだ安定感に欠けるため、基本的にはファーストボールとブレーキングボールのコンビネーションで抑えている現状です。

運動神経にも優れ、投球フォームも再現性の高いもので安定感があるため、以前のようにストライクを多くとれるようになれば、メジャーレベルでフロントスターターになれると評価されています。

そのため2018年シーズン開幕前にはMLB公式サイトとベースボールアメリカがMLB全体で13位にランクし、ベースボールプロスペクタスは同21位に評価するなど、メジャー全体でも期待されている投手です。

メジャーデビューは2017年でしたが、そのときは球速を活かしてポストシーズンにリリーフとして起用することを想定されてのものでした。先発投手として育成されたきましたが、すぐにメジャーレベルでの戦力としてするためにブルペンに回ることになりました。しかし、すぐにはアジャストしきれず8試合9回1/3で防御率7.71という成績に終わり、ポストシーズンのロースターからは外れました。

2018年シーズン開幕は3Aで迎えたのですが、3試合13イニングで防御率2.08、奪三振率11.1、与四球率2.8と結果を残していたところに、リッチ・ヒルの離脱が重なり、メジャーでの初先発は果たすに至りました。

そのウォーカー・ビューラーのメジャー初先発の投球内容についてブラッドフォード・ドゥーリトル氏が記事にしています。

According to ESPN Stats & Information research, Buehler threw eight pitches of at least 99 mph during his first two innings.

That’s filthy. There are 16 teams that have thrown fewer pitches of 99 mph or higher this season. The only other pitchers to throw that many pitches that fast in their first two innings this season were the Mets’ Noah Syndergaard and the Angels’ Shohei Ohtani.

米ESPNのデータ集計部門の情報によると、「ウォーカー・ビューラーは先発登板の最初の2イニングで少なくとも8球が99マイルを記録した」とのことです。この球速は先発投手としてだけでなく、リリーフ投手としても傑出しているもので、16チームがビューラーが記録した99マイルの数を下回っていて、今季の最初の2イニングでウォーカー・ビューラーよりも多く99マイル以上を投げたのはメッツのノア・シンダーガード、エンゼルスの大谷翔平の2人しかいないことも合わせて紹介されています。

According to Statcast, Buehler averaged 96.8 mph on 42 four-seamers and 96.1 on 20 two-seamers. The Marlins had eight groundouts against him and just one flyout.

MLBが導入している軍事技術を応用したスタットキャストによると、ビューラーが投げた42球のフォーシームの平均球速が96.8マイル(155.7キロ)、20球投げたツーシームは96.1マイル(154.6キロ)と高速で、アウトの内訳は三振が5、フライアウトが1、ゴロアウトが8というもので、マーリンズ打線を制圧しました。

ドジャースは次の世代のエース候補としてフリオ・ウリアスが期待されていましたが、故障が多く停滞気味です。そのような状況のためドジャースの中長期的な戦略上、ウォーカー・ビューラーが順調にステップアップできるかどうかは重要な課題となっていました。

メジャー初先発を素晴らしい内容で滑り出したことはドジャースにとって明るい材料で、今後の登板にも期待が高まっています。一旦はロースターの編成上、3Aに降格したものの、リッチ・ヒルの復帰がもう少し時間がかかるため、4月28日には再昇格して、ダブルヘッダーのどちらかに先発することが予想されています。

以下はウォーカー・ビューラーの初先発の際の動画です。

ややフォームが担ぎ投げに見えるところはありますが、それ以外は非常にオーソドックスで、球速がありながらもストライクがとれるのがうなずける安定したものです。

ドジャースはクレイトン・カーショーの引き止めがシーズンオフの至上命題になると予想されます。それに成功した場合には、カーショーとビューラーが新たなロサンゼルス・ドジャースの先発ローテのNO.1-2コンビとして顔になっていくかもしれません。

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