レッドソックスのフロントの体制はどうなる?デーブ・ドンブロウスキー社長と新GMの役割分担について

Boston Redsox Top Catch

電撃的にタイガースでGMを務めていたデーブ・ドンブロウスキーの野球運営部門の社長就任とベン・チェリントンGMの移行期間を経ての退任を発表したレッドソックスです。

地元メディアの記者も嘆くほど、来季に向けての構想に関する情報が漏れてこないようですが、デーブ・ドンブロウスキーはタイガース時代も同様のスタンスだったため、今後もそれは続くことになるかもしれません。

そういった中で、注目されているのはゼネラルマネジャーに誰がなるのか?そしてそのゼネラルマネジャーとデーブ・ドンブロウスキー社長との役割分担がどうなるのか?というところです。

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レッドソックスのフロントはシカゴ・カブスの体制と似たものに?

アトランタ・ブレーブスはゼネラルマネジャー職をおかず、野球運営部門の社長であるジョン・ハートがトレードや編成などを行い、事実上のGMとして動いています。

タイガースでGMを務めていたデーブ・ドンブロウスキーはジョン・ハートと同様に、野球運営部門の社長でありながら事実上のGMとして編成を行うことも考えられたのですが、GMを別に雇う方向であると多くのメディアが伝えています。

ただ、その社長とGMの関係性はシカゴ・カブスのセオ・エプスタイン社長とジェド・ホイヤーのような関係になるだろうと、ボストン・グローブのニック・カファード記者は予想しています。

セオ・エプスタインはチーム全体の編成を実際に行っていて、その下で働くジェド・ホイヤーGMはチーム内のルールを実行したり、選手をウェーバーにかけたり、マイナーから選手を昇格させたり、というような、実務的な面での仕事を担っているようです。

ニック・カファード記者さらに踏み込んで、新しいレッドソックスのGMはトレードや契約について提案はできるだろうが、その影響力は監督やベンチコーチと同様程度にとどまり、セオ・エプスタインと同様に実際の決定権はるだろうとデーブ・ドンブロウスキーが握るだろうと予想しています。

レッドソックスの新しいゼネラルマネジャーの有力候補は?

では、そのGM職には誰が有力視されているのか?ということなのですが、フランク・レン(Frank Wren)が最有力候補と見られています。

このフランク・レンとドンブロウスキーの関係はモントリオール・エクスポズ時代からのもので、1997年のマーリンズのワールド・シリーズ制覇の時も、ともに働いています。

そしてドンブロウスキーは昨年、タイガースのGM時代にフランク・レンを招待して、マイナーリーグのスタッフに話を聞かせるなど、未だにその信頼関係が続いているようです。

フランク・レンは1年前まではブレーブスのGMを務め、その前にはオリオールズでもGMを務めた経歴がある人物です。

フランク・レンは2010年、2012年、2013年とブレーブスをプレーオフ進出に導いた一方で、メルビン・アップトンに5年7500万ドル、35歳のデレク・ロウに4年6000万ドルや、川上憲伸の3年2300万ドル、ダン・アグラの5年6200万ドルなども失敗も多いと評されています。

フランク・レンは管理能力や、スカウティングなど長けているとはされているものの、大型契約の失敗だけでなく、ブレーブスのファームが無残な状態になった責任をとらされてブレーブスのGM職を追われたとされていますので、そのあたりは気になるところです。

ドンブロウスキーもフランク・レンと同様にファームの層の薄さが問題されていました。

現在のレッドソックスのファームはセオ・エプスタイン路線を引き継いだベン・チェリントンにより充実しているのですが、大型トレードを辞さずにWIN NOWを重視するドンブロウスキーにより様変わりする可能性があります。

すぐにチームを勝たせるということには長けていると考えられるデーブ・ドンブロウスキーですが、長期的なチーム編成がうまいとは言いがたいものがあるので、その点のバランスをとる人物も必要ではないかと考えられます。

ドンブロウスキーがタイガース時代と同様の路線をとれば4年から5年はチームが浮上するかもしれませんが、その先はやや不安を感じさせます。

誰がゼネラルマネジャーになるのか?そしてシーズンオフのトレードとFA選手の争奪戦で、より今後のレッドソックスの方向性が浮き彫りになりそうです。