ヨエニス・セスペデスは2年50億の契約を破棄しFAか?本人は否定も可能性は大

2015年シーズンオフから2016シーズンまでのFA市場で目玉の1人がヨエニス・セスペデスでした。

2015年シーズン中にタイガースからメッツに移籍し、メッツの地区優勝に大きく貢献したセスペデスでしたが、最終的にはメッツと3年7500万ドルと、契約期間は短いものの1年平均2500万ドルの大型契約を手にしました。

しかし、この契約は1年後に契約を破棄(オプトアウト)できる権利が含まれていました。

ヨエニス・セスペデスの3年7500万ドルの契約の振り分けは、2016年が2750万ドル、2017年と2018年がそれぞれ2375万ドルとなっています。

そのためセスペデスは2年4700万ドル(約50億円)の契約をそのままキープするのか、それとも破棄してFAになるのかをシーズンオフに選択することになります。

そのヨエニス・セスペデスは故障者リストにはいるなどしたため、メッツが125試合を消化した時点で98試合394打数にとどまるのですが、打率.295/出塁率.365/長打率.570/OPS.936で25本塁打という素晴らしい成績を残しています。

本塁打に関しては162試合換算ではシーズン40本塁打を越えるペースのため31歳となった今シーズンは長打力も健在で、なおかつ安定した打率、これまで難点とされてきたフリースインガーの傾向も改善されるなど、FAを選択するには絶好のシーズンを過ごしています。

しかし、ニューヨーク・デイリーニュースは、契約を破棄してFAせずにメッツに残るのかと尋ねられ際に、セスペデス本人は残ると答えたと報じています。

以下はニューヨーク・デイリーニュースからの引用です。

Cespedes said “yes” when asked by The Record on Tuesday if he planned to honor all three years of the deal.

3年契約を全うするのかと尋ねられた際に”Yes”と返答があったとのことです。

では、メッツのほうはどうかというシーズン中に来季の契約がチーム側に選択権があるジェイ・ブルースを獲得したのは、セスペデスがチームを去ることに備えての動きだったと伝えるなど、その準備をすでにしています。

というのもオプトアウトして再契約となると年平均3000万ドル近いラインでの3年契約以上が攻防戦になると予想されるため、そこまではメッツの方針として出したくないというものがあるためです。

メッツはニューヨークというビックマーケットを持ちながら、多くの資金を使うことには消極的な姿勢で一貫しています。そのためメッツも契約延長などの強力な引き止めはしないと予想されます。

そのような状況下で、ヨエニス・セスペデスが契約を守ったほうが良いか、それとも破棄した方が良いのかということを検討すると、明らかに後者のほうがメリットが大きくなると予想されます。

それは今季終了後のFA市場の外野手は能力の高い、若い選手が乏しいためです。

2016年シーズン終了後にFAとなる主な外野手は以下のとおりとなっています。

  • マーク・トランボ(31歳)
  • マイケル・ソーンダース(30歳)
  • ココ・クリスプ(37歳)
  • イアン・デズモンド(31歳)
  • ブランドン・モス(33歳)
  • アンヘル・パガン(35歳)
  • デクスター・ファウラー(31歳)
  • カルロス・ゴメス(31歳)
  • オースティン・ジャクソン(30歳)
  • ホセ・バティスタ(36歳)
  • ジョシュ・レディック(30歳)
  • セス・スミス(34歳)

現時点ではキャリアベストのシーズンを送っているマーク・トランボが最大の目玉で、それに次ぐのがこちらもキャリアベストのシーズンとなっているマイケル・ソーンダースです。

マーク・トランボは打率.258/出塁率.312/長打率.538/OPS.850で38本塁打、93打点と素晴らしい成績ですが、一時期よりは打率などが落ち、以前通りの長打力はあるが不安定な打撃というものが増えてはきています。

マイケル・ソーンダースは打率.263/出塁率.348/長打率.496/OPS.844で21本塁打、50打点と好成績ですが、健康面に不安があり、フルシーズンを戦えないことが、獲得するチームにはリスクとしてあります。

ヨエニス・セスペデスも故障するなど不安材料はありますが、打撃全体の安定感、レフトだけでなくセンターを守ることでき、リーグでも随一での強肩を誇っていますので、FAとなれば外野手ではNo.1評価となる可能性が大です。

そのためヨエニス・セスペデスがこの機会を逃すのは、あまりにも惜しいと言えます。

普通に考えればチームがポストシーズンを争っている時に、来季の契約を破棄することを表明する選手は自己中心的となりクラブハウスの雰囲気を壊しますので、そのつもりで口にしないのが一般的です。。

代理人からもFAを選択することを表明しないように言われていると考えるほうが自然で、セスペデスの言葉を額面どおりには受け取れません。

ビッグネームが少ない今季終了後のFA市場ですが、その中で話題の中心となるか注目されるヨエニス・セスペデスの決断です。

スポンサーリンク