世界最速の男 “アロルディス・チャップマン”とは?年度別成績と球種・球速データによる分析

世界最速の男とも称されるアロルディス・チャップマンが、ニューヨーク・ヤンキースにトレードで移籍することが発表されました。

アンドリュー・ミラーとデリン・ベタンセスの2人が強力な力を発揮したことがヤンキースのプレーオフ進出の原動力となったのですが、そこにMLB屈指のクローザーが加わることになりました。

そのアロルディス・チャップマンについて年度別成績や球種別データなどをまとめておきたいと思います。

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目次

1. アロルディス・チャップマンの年度別成績

アロルディス・チャップマンの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Aroldis Chapman Stats 2015

3Aまでは先発をしていましたが、メジャーでは全てリリーフでの登板で324試合319.0イニングを投げています。

通算成績は防御率2.17/146セーブ/奪三振546/WHIP1.02で、守備の影響を排除した擬似防御率であるFIPは1.97、奪三振率は15.40、与四球率(9イニングあたりの与四球数)は4.4、被安打率は4.8、被本塁打率(9イニングあたりの被本塁打数)は0.5となっています。

また直近の3年間だけの成績では187試合184.0回で防御率2.05/107SV/奪三振334/WHIP1.02と素晴らしく、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は16.34という驚異的な数字を叩きだしています。

難を挙げるとするならば与四球の多さで、2015年は66.1回で防御率1.63/奪三振116/WHIP1.15で奪三振率は15.74だったのですが、与四球率(9イニングあたりの与四球数)は4.5となっています。

また2015年は被安打率が5.8とクローザーになって以降では最悪の数字となっているところもやや気になるところではあります。

それでも防御率1.63、FIPが1.94となっていますので、投手としての能力に大きな問題ではないと予想はされます。

2. アロルディス・チャップマンの球種別データ

アロルディス・チャップマンの2015年シーズンの球種別データは以下の表のとおりとなっています。

Aroldis Chapman Pitches 2015

2015年の投球はフォーシーム、チェンジアップ、スライダーの3種類で構成されていて、フォーシームが投球の75.72%、スライダーが16.54%、チェンジアップが7.75%となっています。

球速はフォーシームが最速168.1キロ、そして平均でも161.6キロと平均球速で160キロ超を叩きだしています。

またスライダーもかなり高速で最速で150.0キロ、平均140.9キロを記録しています。

チェンジアップは最速148.8キロ、平均142.8キロとこちらもかなり高速ですが、フォーシームが速いため球速差が20キロとなり、十分な効果を発揮しています。

奪三振に占める割合はフォーシームが82.20%、スライダーが10.17%、チェンジアップが7.63%となっています。

フォーシームは球速が速いだけでなく、バックスピン量が多くキレがあるため、この球種としては空振り率が非常に高い41.03%となっています。そのため、奪三振が多くなるのは必然と言えます。

投球の75%前後を占めるフォーシームは被打率が.184、被長打率.232と強力な上に、多くはないものの投じられるスライダーは被打率.129、被長打率.226、チェンジアップは被打率.100、被長打率は.100とかなり効果的なため、チャップマンを攻略するのは容易ではないことが伺い知れます。

3. アロルディス・チャップマンの動画

最後にアロルディス・チャップマンの動画です。2015年のオールスターでの登板の際のものです。

2015年シーズンのこの時点で160キロ超をチャップマンが284回記録していて、その他のMLB全投手が160キロ超を記録した回数を全部合計しても238回でしかないことが紹介されています。

チャップマンの球速がMLBでもかなり図抜けていることがわかるデータです。

同じくオールスター登板時のものですが、Statcastというシステムででより詳細にデータ解析されています。

103マイル(165.7キロ)を記録しているが、体感速度は104マイル(167.3キロ)になっていることがデータで示されています。

このアロルディス・チャップマンの投球もヤンキースの中継での楽しみの1つとなりそうです。

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