アーロン・ジャッジが後半戦は打率.167と急降下・・・不振の原因は?

New York Yankees Top Catch

アーロン・ジャッジの2017年シーズン前半は、84試合で打率.329/出塁率.448/長打率.691/OPS1.139、30本塁打、66打点と主要打撃部門の三冠王も視野に入れる活躍でした。

前半戦を終えた段階であればアーロン・ジャッジがア・リーグMVPの最有力候補だったのですが、後半に入り失速しています。

スポンサードリンク

後半戦19試合でのアーロン・ジャッジは67打数とサンプル数は少ないものの、打率.164/出塁率.313/長打率.343/OPS.657、4本塁打と数字が大きく落ちています。

三振の割合は前半戦は29.78%でしたが、後半戦は34.94%に、本塁打のペースは12.2打席に1本から20.75打席に1本に、四球を選ぶ割合は6打席に1回から5.53打席に1回と、全体的に数字が落ちてきています。

ヤンキースのトレード期限前の動きは、基本的にはアーロン・ジャッジらの主力が打ち続けることを前提とし、投手を中心に補強していますので、この状態が続くのであれば得点力の低下が懸念されます。

このジャッジの不振が相手チームの研究により攻略され始めているのであれば、さらに大きな懸念材料となるのですが、そのような見方に対してはアーロン・ジャッジもジョー・ジラルディともに否定的です。

ニュージャージー・アドバンスメディアのランディ・ミラー氏が以下のように伝えています。

“I’m just missing my pitch,” Judge said. “If you get your pitch, you can’t miss it … especially in this league. That’s the only difference I’m seeing.”

「ただ、自分が打てるボールをミスしているだけだ。自分の打てるボールが来ている時、にミスをしていてはいけない。特にこのリーグでは。それが以前との違いだと思う。」

ジャッジは自分が打つべきボールをミスショットしてしまうようになっていることが、前半戦との大きな違いだと話し、それが不振の原因だと説明しています。

Judge and the Yankees deny that his swing has changed since his participation in the Home Run Derby, which he won July 10 at Marlins Park in Miami.

They also don’t think opponents have discovered a better way to contain him.

「ジャッジとヤンキースの首脳陣ともに、オールスターのホームランダビーに出場した後に、スイングが変わってしまったということは否定している。」

ホームランダービーに出るを嫌がる選手の中には、本塁打狙いの打撃でスイングやリズムが崩れてしまうのを嫌って辞退するというケースが少なくありません。ジャッジはホームランダービーを制しましたが、その時の影響でスイングが崩れたのではないかという見方を明確に否定しています。

スポンサーリンク

そしてジョー・ジラルディ監督は以下のように現在の不振をメディアには節目しています。

“I don’t think pitchers are pitching him a whole lot differently,” Yankees manager Joe Girardi said. “I think that he’s been off a little bit mechanically and some of the balls that he was hitting before, he’s missing.

“I think hitters are going to go through that from time to time. Some guys stretches (of struggles) are going to be shorter than others. Some guys are going to have more doing the course of a season than others. It always depends on the hitter, but I don’t think they’re pitching him a lot different.”

「対戦する投手のジャッジへの配球などが大きく変わったとは思わない。」「打撃のメカニックに少しズレがあることで、これまで打っていたボールをミスしている」「こういった状態を打者は経験するもので、その期間がどの程度の長さになるかは人によって異なる。打者によってスランプの長さは違うものだが、ジャッジへの配球が大きく変わったとは私は考えていない」と、あくまでもジャッジ自身の調子の波が悪い状態となり、それが少々長引いているだけだとジラルディ監督は説明しています。

アーロン・ジャッジは、あくまでも自分がアジャストして、打つべきボールをしっかり捉えることができるようになれば解決する問題なので、それに取り組むと話しています。

数字を細か見れば前半戦と後半戦で違いが顕著なものがあります。

BABIP(インプレー打率)という指標で、本塁打を除くフェアゾーンに飛んだホールがヒットになる割合いを示したものです。この数字が良くなると、打撃部門の主要な数字は軒並み良くなるのですが、運に左右されやすいものです。

そのため人によって多少の差異はあるものの、平均すると大きな違いは出ないと考えられています。

このBABIPにおいてアーロン・ジャッジの数字が非常に高かったので、いずれは数字が落ちるのではないかと見通すものが米メディアの中にはありました。

【関連記事】アーロン・ジャッジはこのまま打ち続けることができるのか?NBCスポーツ電子版が分析

前半戦が終わった時点でのアーロン・ジャッジのBABIPは.426と極端に高い数字でした。後半戦はその揺れ戻しが起きているかのように、.200と極端に低くなっています。

このことがジャッジの極端な成績の低下につながっている可能性があります。

シーズン全体の成績は103試合で打率.299、本塁打35、打点75、OPS1.051はエリートクラスの数字です。ただ、優勝争いが佳境にはいっていくシーズン終盤にジャッジの活躍は必要不可欠なため、このスランプをどう乗り越えていくのか注目されます。

スポンサードリンク

よく読まれています

    

このページの先頭へ