Aロッドはヤンキースの選手でなくなるだけで引退はしない!?メディアは他チームで現役続行の可能性を言及

New York Yankees Top Catch

アレックス・ロドリゲスが8月7日に行った記者会見の内容を受けて、当初は”引退会見”と捉えるものが大勢を占めていました。

しかし、徐々に会見の内容などを振り返ったメディアの中にはヤンキースのユニフォームを脱ぐ日が8月12日なっただけではないかとの見方も出始めています。

ニュースデイのSteven MarcusはWould Alex Rodriguez consider playing for another team?というタイトルの記事の冒頭で以下のように伝えています。

The Alex Rodriguez saga never seems to have a final chapter, so the only fact gleaned from Sunday’s news conference is that A-Rod will appear in his last game for the Yankees on Friday night at Yankee Stadium.
Far less certain is whether he will attempt a comeback with another team next year or even after Friday’s game, when he is to be officially released. His tears Sunday could have been interpreted as a farewell to the Yankees more than to his career.

『アレックス・ロドリゲスの物語は最終章を持たないようだ。そう、日曜日の記者会見で得られた事実は「ヤンキースタジアムで行われる金曜日の試合がヤンキースの選手としての最後の試合になる」ということだけだ。
極めて確実性に乏しいことは、彼が来年、ことによると公式にリリースされることになる金曜日の試合の後に、カムバックすることを試みるかどうかだ。彼の涙は「プロキャリアが終わることによる別れの挨拶」というよりも、「ヤンキースへの別れの挨拶」だと解釈できるかもしれない。』

Steven Marcusは金曜日の試合がヤンキースでの最終ゲームとなること意外は何も確定した事実ではないとして、そのまま引退するという記者会見とは受け取れなかったと書いています。

続いて、同じくニュースデイのDavid LennonもDon’t be surprised to see A-Rod sign with another team down roadの記事で、アレックス・ロドリゲスがそのまま引退するように受け取れなかったと書いています。

記者会見によりピンストライプのユニフォームでの次のキャリア、スペシャルアドバイザー、インストラクターをスタートさせることなるという発表された内容を紹介した上で、以下のようにDavid Lennonは書いています。

Sounds nice, but we’re not convinced that Rodriguez is ready to walk through that door just yet. Steinbrenner took a page from his dad’s playbook by offering him another job in the organization, and Rodriguez, between tears, gushed with appreciation. But this wasn’t the A-Rod we’ve chronicled all these turbulent years, the defiant, soiled superstar who returned from a season-long Biogenesis suspension to hit 33 home runs in the season in which he turned 40.

「耳障りは非常に良かったが、私たちはロドリゲスが引退をする準備ができていると確信するに至らなかった。」と書きます。

そして「ハル・スタインブレナーが父親にならって組織の役職の一部をオファーし、ロドリゲスが涙を見せながら感謝の言葉を勢い良く話した」と一連のやりとりを表現し、「しかし、これは、長いバイオジェネシスによる出場停止から復帰した40歳のシーズンに33本の本塁打を打った反抗的な汚れたスーパスターであり、荒れ狂う時代の中で私たちが記してきたAロッドではなかった。」と述べています。

つまりアレックス・ロドリゲスのキャラクターにそぐわない記者会見で、これまでの色々な問題を見ていれば、そんなに簡単に諦めるような男ではないはずだということです。

そしてさらにDavid Lennonは述べています。

After Friday, Rodriguez will be a free man, available to sign with another team if he chooses. He didn’t sound 100 percent ready to call it quits. Unlike Teixeira, who retired on his own terms Friday, A-Rod was jettisoned by the Yankees. They just were kind enough to offer him a pinstriped parachute.
“I think I can still play baseball,” Rodriguez said. “You always think you have one more hit in you, to help the team win one more game, for sure. That wasn’t in the cards. That was the Yankees’ decision, and I’m at peace with it.”
A-Rod must have said “it wasn’t in the cards” a half-dozen times, but he was referring to the Bronx, under Steinbrenner’s rule. That doesn’t mean he can’t continue his pursuit of Ruth (714 homers) elsewhere after a full winter to rest up, get in the best shape of his life and become a DH-for-Hire, as well as a virtually free attendance magnet.

長いので要約していきます。

「金曜日が終われば、彼はどのチームとも契約できるし、彼は100%引退するという気持ちになれいなようだった。Aロッドはヤンキースから捨てられて、ヤンキースは親切にピンストライプのパラシュートを用意しただけだ」と、このフロント入りの契約を表現しています。

つまり、ただリリースされるのでは面子が立たないだろうし、移籍先が見つからないとみっともないから、スペシャルアドバイザーとしてのポストは用意しておくので、その間に就職活動をしてもかまわないよと、親切にヤンキースが腰掛け用のポストを整えてくれたのだと受け止めています。

そしてアレックス・ロドリゲス「本人が野球がまだできる。選手はまだヒットが打て、チームの勝利に貢献できると考えるものだが、それはヤンキースの選択肢にはなかった。ヤンキースの決断であり、それに納得している」と話しています。

本人はまだまだやれると思っていたが、ヤンキース側はそう考えていないことがわかり、そうヤンキースが判断したことを受け入れる、と話しているだけで、あくまでもヤンキースというチームの判断に限定していることDavid Lennonは指摘しています。

これまでの経緯を考えれば、自分に限界を感じていないアレックス・ロドリゲスが、ヤンキースというチームから引導を渡されたことで、簡単に引き下がるだろうか?ということです。

そしてESPNのバスター・オルニー氏も同様の見解を示しています。

バスター・オルニー氏はIf A-Rod keeps playing, where could he end up?というタイトルの記事の冒頭で以下のように書いています。

In the news conference, Rodriguez thanked Hal Steinbrenner for the opportunity to be an adviser, he thanked teammates, he said a lot of nice stuff. Manager Joe Girardi and general manager Brian Cashman said really nice stuff about him.
But Rodriguez did not say his playing career is over. He did not say that he felt like he couldn’t be an effective player anymore. To the contrary, he indicated that he still believes he can hit.

ロドリゲスはアドバイサーの役職が与えられたことなど、監督、GMに対して感謝の言葉を並べたが、彼はキャリアが終わったとは言っていない。彼はもうプレイヤーとしての能力がないとは言わなかった。反対に彼はまだ打てると信じていると話していたことを指摘し、この記事ではAロッドが現役続行した場合の、契約先を予想しています。

またブライアン・キャッシュマンGMはアレックス・ロドリゲスの今後について以下のように話しています。

“If he changes his mind, if somebody called him and said hey, can you get it going and crank it up, then he would have a decision,” Cashman said. “And I don’t think anybody in here would stand in his way.”

ブライアン・キャッシュマンGMも、「彼の心境が変わり、誰かが彼にオファーをした場合には、彼は決断することができる。そして誰かがそれを邪魔するとは思えない」と話しています。

スペシャルアドバイザーとして契約するが、もし彼が他の球団と契約するのなら引き止めることはしないと明言したことになります。

一連のアレックス・ロドリゲスの言葉、ブライアン・キャッシュマンGMの言葉、そしてAロッド本人のキャリア全体につきまとってきた騒動などを顧みると、このままスンナリと引退するとは考えにくいものがあるのは事実です。

では、あの記者会見は何だったのかということになります。

あの記者会見と合意内容を明かすことで、アレックス・ロドリゲスにフロントの職を用意したことにより、「ヤンキースは冷たい球団」という世間からの謗りを和らげることができますし、ロドリゲスは移籍先が見つからない場合には、そのままヤンキースにフロントとして残ることで面目を保つことができますので、一旦あのような会見をすることは双方にとってプラスとなります。

現時点ではアレックス・ロドリゲスが他球団への移籍を模索すれば、興味を示す球団は複数あると予想されています。

8月12日の金曜日のレイズ戦は後々には、当初報道された「引退」ではなく、単に「ヤンキースのユニフォームを脱ぐ」だけのセレモニーだったと言われることになるかもしれません。

まだまだアレックス・ロドリゲス狂騒曲は続くことになりそうです。

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