キャッシュマンGMが明かすヤンキースの2016年トレード期限前の動きと今後の編成について

New York Yankees Top Catch

アロルディス・チャップマンのトレード直後のヤンキースはイバン・ノバは売り出しているが、ポストシーズンを狙うためにアンドリュー・ミラーとカルロス・ベルトランは放出しない方針だと報じられてきました。

しかし、実際にはミラー、ベルトランもトレードとなり、多くのプロスペクトを獲得することができたのは収穫ではあるのですが、今季についてはかなり厳しい戦力となり、来季以降に期待をかける色合いが強くなりました。

そのような中、ブライアン・キャッシュマンGMがニューヨーク・メッツとの試合前、トレード期限の東部時間4時から数時間経過した後に、メディアの前に現れて、トレード期限前の動き、そして今後のロースター編成について明かしています。

複数の地元ローカル新聞の記事提供を受けて運営されいているNJ.comのBrendan Kutyが”7 Yankees trade deadline takeaways from Brian Cashman | NJ Advance Media for NJ.com”というタイトルの記事でブライアン・キャッシュマンGMが話した内容を7つのポイントに整理しています。

以下はその7つのポイントの要約です。

1. 最初から売り手になりたかった

トレード期限が迫る前から、どうしたいのかはハッキリしていた。週末に低迷するレイズに3連敗したことで共同オーナーのハル・スタインブレナーを含めた上層部がトレードにゴーサインを出した。

2. 方針転換せざるをえないほどの魅力的なオファーだった

カルロス・ベルトランはチームに残す方向で準備していた。ハル・スタインブレナーは午後2時30分(期限は午後4時)までベルトランのトレードにOKを出さなかった。昨年の1巡目全体4番目指名のディロン・テイトという魅力的なオファーで方針転換。

3. 若い選手に出場機会を与える

キャッシュマンGMはベルトランの穴をプロスペクトのアーロン・ジャッジ外野手、ゲーリー・サンチェス捕手、タイラー・オースティン外野手/内野手で埋めると話す。MLB公式サイトのランクではジャッジはチーム内のNO.4プロスペクトで、サンチェスがNO.5にランクされている。

4. ディロン・テイトは投球フォームの修正に取り組む

ドラフト前にはファーストボールが90マイル後半、素晴らしいブレイキングボールが評価されていたが、今年は93-95マイル程度に球速が低下し、1Aで防御率5.40に。ヤンキースでも1Aに所属し、マイナーのピッチングコーディネーターであるダニー・ボレルとともに投球フォームのメカニックの修正に取り組む。

5. アレックス・ロドリゲス

アレックス・ロドリゲスについては特に状況が変わることはなく、ロースターから外してリリースすることは検討していないとキャッシュマンGMは語る。Brendan Kutyは来季に2000万ドルの契約が残っているが、61試合で打率.205/本塁打9/打点29と酷い成績で指名打者からベンチプレイヤーになっているし、長期的なチームのプランに合致していない選手なので今後も残すことに疑問を持つ。

6. アーロン・ジャッジがいよいよメジャー昇格か?

キャッシュマンGMはアーロン・ジャッジをメジャー昇格させることを検討する段階にきていると話す。現在は故障者リストに入っているが、火曜日(8/2)に復帰し、離脱前の状態(3A:打率.261/16本塁打/54打点)に戻ればチャンスが与えられることになる。

7. 売り手になったことへの謝罪はなし

キャッシュマンGMはヤンキースは将来を見据える必要性を認識したと話す。ただ、現在を完全に諦めるわけではなく、時折驚かせるようなこともあるだろうとしたうえで、これまで勝ち続けてきた実績があるので、売り手になることは許容されることではないかと話す。「長期間にわたりくる年もくる年も優勝を争えるチームであったことを考えれば、今日私たちが試みたことは恥ずべきものではない」

キャッシュマンGMを始めとする野球運営部門は早い段階からトレード期限前の売り手になりたがっているものの、ビジネス部門の球団社長やオーナー側が承認しない状態が続いていました。

しかし、低迷するレイズに3連敗したチームの脆さを目の当たりにして、現実を認めざるを得なくなったと言えそうです。

来季以降を見据えながら若い選手に多くのチャンスを与え、その選手らの活躍次第では可能性があるので今年も完全に諦めているわけではないものの、将来を見据えたものであることに理解を求めているという印象です。

一連のトレードで中長期的な展望での選手層は厚くなりましたし、シーズンオフにクリス・セール、ホセ・キンタナのようなフロントスターターを獲得するためのパッケージにできる選手も抱えることになりました。

ポストシーズン進出は難しくなりましたが、シーズン後半に出場機会を与えられるであろう若い選手が、メジャーでどれだけ通用するかが、オフの補強方針にも影響をあたえることが確実なため、その意味ではヤンキースの後半戦は重要なものとなりそうです。

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