MLBで最も低賃金の投手は?1億ドルの価値を持つ実力も年俸が釣り合っていない7人の投手

スティーブン・ストラスバーグが7年1億7500万ドルと、フェリックス・ヘルナンデスと同様の規模での契約延長に合意しました。

今シーズンの年俸が1040万ドル程度だったことを考えると、来年以降は年平均で2500万ドルとなる契約を手にして、一気にMLBでもトップクラスの高給の投手となりました。

ストラスバークが素晴らしい投手であることは間違いないのですが、実績面ではヘルナンデスに遠く及ばないことや故障が多いことを考えると、やや支払い過ぎなところが否定できませんので、代理人のスコット・ボラス氏の手腕が大きかったと言える面があります。

このようなストラスバークの契約を受けて、FOXスポーツのキャメロン・ダシルバ(Cameron DaSilva)が、”7 most underpaid MLB pitchers who deserve a $100 million contract”というタイトルの記事で、現在は年俸が低いものの1億ドル超の契約を手にする価値がある7人の投手をピックアップしています。

スポンサーリンク

コストパフォーマンスが良い低賃金のエース7人

現在は年俸が低いものの1億ドル超の契約を手にする価値があるということは、その選手本人にとっては喜ばしいことではありませんが、その契約で選手をコントロールできるチームにとっては、非常にコストパフォーマンスが良い選手ということになります。

キャメロン・ダシルバが選んだその7人とは以下のとおりとなっています。

1. マディソン・バムガーナー(SF)

過去3シーズンでいずれもサイヤング賞投票でトップ9に入っている。契約は5年3500万ドルで、1年に700万ドルしか手にしていない。ストラスバークよりも素晴らしい実績があり、コンスタントに成績を残し続けている。

2. クリス・セール(CHW)

2016年は奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)が11.8から8.4に落ちているものの、これは三振以外の方法でも抑えることができるようになったからだ。ここまでの成績は防御率1.79で7勝0敗。2012年以降のサイヤング賞投票で4年連続でトップ6になっている。2016年の年俸は650万ドル。

3. ジェイク・アリエータ(CHC)

2015年にサイヤング賞を獲得したアリエータは、防御率1.13/6勝0敗という成績で今年もそのタイトルに手をかけようとしている。30歳だがメジャーでのキャリアが4年ちょっとしかないため、年俸は1070万ドル。

4. マット・ハービー(NYM)

今年は苦しんでいるが、それでも1億ドルに値する才能を持っている投手で、MLBでもベストな有望選手の一人だ。メジャーでのキャリアは3年超しかないが、代理人のスコット・ボラス氏がFA市場に出る前に大型契約を手にできるように動くだろう。

5. コリー・クルーバー(CLE)

2014年のサイヤング賞投手で、2015年は9勝16敗という成績も味方打線の援護が乏しかったためで、防御率3.49は素晴らしい数字だった(2015年もサイヤング賞投票ではトップ9)。バムガーナーと同様に5年3850万ドルという契約により、年俸は770万ドルでしかない。2016年の出だしはやや苦しんでいるが、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は高く(8.9)、与四球率(9イニングあたりの与四球数)は2.0と素晴らしい。

6. ソニー・グレイ(OAK)
アスレチックスで投げているので、多くのファンから見過ごされがちだ。だが、彼がMLBでベストの若きエースの一人であることは、ほぼ明確だ。2016年の最初の7試合の成績は良くないが、彼のキャリア通算防御率3.11と2015年のサイヤング賞投票で3位となっている事実は否定出来ない。14勝しかできなかったのは打線の援護がなかったからだ。彼は今シーズン終了後に年俸調停権を手にし、2019年シーズン終了後にFAとなる。マネーボールのアスレチックスが大型契約を提示することはないが、資金の豊富な優勝を狙うチームへトレードされることになるだろう。

7. ダラス・カイケル(HOU)

まだ28歳で2015年のサイヤング賞投手。だが、年俸は725万ドルでMLBの先発投手としては55番目の年俸でしかない。若い才能のある選手が多くいるアストロズだが彼を長期に渡りチームにとどめておくことは賢い選択だ。2016年はスロースタート(防御率4.70/2勝4敗)だが、やがて良くなるだろう。もし2019年にFAとなるまえに長期契約をしなければ、大きな注目集める選手になるだろう。

コリー・クルーバーは契約延長をした時点でメジャーキャリアは2年を経過したところでした。そのクルーバーの年俸調停3年と調停前の2年を買い取る契約延長をクリーブランド・インディアンズはしています。

メジャーデビューが遅く、契約の最終年が33歳となることを考えれば、その時点での契約延長はクルーバーにとって悪くないものでしたが、結果として大金を逃す可能性が高くなりつつあります。

マディソン・バムガーナーの6年3556万ドルの契約は、チーム側としてはMLB史上で最もスマートな契約だったと言える状況です。

  • 2012年(22歳) $560,000
  • 2013年(23歳) $750,000
  • 2014年(24歳) $3,750,000
  • 2015年(25歳) $6,750,000
  • 2016年(26歳) $9,750,000
  • 2017年(27歳) $11,500,000

この期間中に2012年と2014年にサンフランシスコ・ジャイアンツは2度のワールドシリーズ制覇を果たしていますし、特に2014年はバムガーナー無しには優勝は考えられないものでした。

すでに契約の元はとっているどころから、大幅なプラスになっています。

そしてこの契約がジャイアンツにとってコストパフォーマンスが良いといえるのは28歳、29歳となる2018年と2019年の契約選択権がチーム側にあることです。

しかもいずれも年俸は1200万ドルと、今のFA市場を考えれば破格の安さと言える年俸の設定です。

パフォーマンスと年俸がもっとも見合っていない、そしてチームにとって最もコストパフォーマンスが良い契約が、サンフランシスコ・ジャイアンツとマディソン・バムガーナーの契約と言えそうです。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています