MLB公式サイトが選ぶ”大型トレードを成立させる可能性がある5球団”は?

多くのトップクラスのFA選手が契約が決まらないまま年末年始を迎えることになりそうな状況ですが、アメリカは日本と異なりクリスマス前後の休暇が重視されるため、これから再度、動きが出始めることが予想されます。

外野手で大物選手が残っているため、これからの動きが注目されることになりますが、その残りのシーズンオフの期間でさらに大きな動きがありそうなチームをMLB公式サイトでフィル・ロジャースが5チームをピックアップしています。

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大型トレードを成立させる可能性がある5球団は?

MLBコラムニストのフィル・ロジャース(Phil Rogers)が”5 teams that could still make noise this offseason”というタイトルの記事で5チームをこれから大きなFA契約、トレードがあるチームとしてピックアップしています。

以下はその5チームとその内容の要約です。

  1. ロサンゼルス・ドジャース
    一番資金力のあるチームが、もっとも年俸総額を増やす補強を行っていない。これはザック・グレインキーを失うことで始まったシーズンオフ当初には誰もが予想しなかったもので、クレイトン・カーショー以外の先発ローテはクエスチョンマークが残っている。
    岩隈久志との契約が破談になった後、目立った動きはトッド・フレイジャーがホワイトソックスに移籍した3チーム間のトレードで、トレイス・トンプソン、ミカ・ジョンソン、フランク・モンタスを獲得したことくらいだ。しかし、ドジャースはトレードでチームが多くの期間をコントロールできる選手を獲得するための交換要員がさらに多くなっている。

    注目すべき動き:ヤシエル・プイグ、モンタスと他のプロスペクトを交換要員としてインディアンスのカルロス・カラスコ獲得
    プイグとチームメイトの不和が続いているがトンプソンを獲得したことでトレードに出しやすくなったし、インディアンスにとって打撃が魅力だ。カラスコを獲得できれば投手力における地区での優位性を取り戻すことができる、さらにドジャースが前田健太を獲得できれば。

  2. カンザスシティ・ロイヤルズ
    FAでクエト、ゴードン、ゾブリスト、マドソンを失ったが、それを埋めるだけの予算枠がない。特にゴードンを失った外野は層が薄い。

    注目すべき動き:プロスペクトのアッシュ・ラッセル(P)ババ・スターリング(OF)、レイ・フエンタス(OF)を交換要員としてブレーブスからエンダー・インシアーテとプロスペクトのクリス・エリスを獲得
    エンダー・インシアーテは年俸も安くロイヤルズにフィットするベストの外野手。アッシュ・ラッセルは2015ドラフト1巡目21番目指名でチーム内のNO.2プロスペクトで手放すのは痛いが、3年連続でワールドシリーズに進出するためには必要な動きとなる。

  3. タンパベイ・レイズ
    魅力的な先発投手とクローザー、セットアップマンを抱えているため、レイズ以上にトレードの噂が出るチームはない。ネイサン・カーンズのトレードでローガン・モリソンとブラッド・ミラーを獲得したが、さらにカブスのハビアー・バエスのような若いパワーヒッターを探していたが、そちらは上手く行っていない。

    注目すべき動き:マット・ムーア、デスモンド・ジェニングス、プロスペクトのジェイコブ・ファリアを交換要員としてロッキーズからカルロス・ゴンザレス、ラファエル・イノアと金銭を獲得
    FAまで2年しか残っていないカルロス・ゴンザレスを獲得することはレイズが嫌ってきた動きだが、ムーアを失ってもファームに代役となりうるプロスペクト(Enny Romero/Blake Snell/Brent Honeywell/Taylor Guerrieri)がいる。

  4. テキサス・レンジャーズ
    ダルビッシュが不在でも前年より21勝を積み上げて、大本命がいないア・リーグ西地区を制した。しかし、コール・ハメルズの獲得により、その大本命となるための補強を行う予算の枠があまり残されていない。ジョン・ダニエルズGMはトム・ウィルヘルムセン、トニー・バーネットを獲得するなどリリーフ投手の層を厚くしている。

    注目すべき動き:ジュリクソン・プロファー、キーオン・ケラ、アンドリュー・フォークナーを交換要員としてブルワーズからジョナサン・ルクロイを獲得
    ルクロイとプロファーの両者ともに故障からの復帰というリスクが両者にある。ルクロイは2年後にFAとなるが年俸は425万ドル、525万ドルとそれだけの代償を払う価値がいまだにある。

  5. ボルティモア・オリオールズ
    クリス・デービスとの再契約が最も優先順位の高いものだったが、この数週間は交渉がうまく行っていない。マーク・トランボの獲得で保険をつくりながら、ゴードンのような外野手の補強を模索している。問題はゴードン、セスペデス、アップトンともにライトではなくレフトを守る外野手であること。

    注目すべき動き:ブラッド・ブラックとプロスペクトのD.J.スチュワートを交換要員としてブルワーズからドジャースからアンドレ・イーシアーと金銭を獲得
    イーシアーを獲得してライトを年平均1000万ドルくらいで2年から3年任せることができれば、残ったお金でスコット・カズミアー、前田健太などの獲得資金にできる。

トレードとFAでの両方で市場に人材があふれる状態に

若い選手でトレードの交換要員にできる選手を多く抱えているシカゴ・カブス、クリーブランド・インディアンス、タンパベイ・レイズ、ロサンゼルス・ドジャースなどはトレード市場で名前が頻繁にあがります。

特にインディアンスとレイズは予算規模が小さいチームのため、トレードでロースターの穴を埋める動きが中心になりますので、大型トレードを成立させる可能性があります。

またここには名前が出てきませんでしたが、ヤンキースは先発投手とリリーフ投手の両方での補強を必要としているため、ブレット・ガードナーとイバン・ノバのトレードに応じる姿勢です。

ヤンキースはロースターを若返らせることに意識を注いでいますので、質の良いオファーがあればアンドリュー・ミラーのトレードがあっても不思議ではありません。

ブレーブス、フィリーズ、ブルワーズは再建モードへの移行を明らかにして動いていますし、レッズやロッキーズも同様に主力選手のトレードに応じる姿勢のため、FA市場だけでなくトレード市場も人材があふれています。

買い手に数多くの選択肢があることも、FA契約の動きが鈍くなる原因ともなっています。

年末年始からスプリングトレーニングの始まる2月中旬まで、様々な駆け引きは続くことになりそうです。

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