オリオールズがなぜ今シーズン好調なのか?その5つの理由をMLB公式サイトが分析

Baltimore Orioles Top Catch

ボルティモア・オリオールズの2016年シーズン開幕前の評価は高くありませんでした。

打線は強力でスターティングラインナップは豪華だったものの、チェン・ウェインがFAでチームを去った先発投手陣に大きな疑問符がついていたためです。

しかし、それは問題ばかりにフォーカスしすぎていたための判断で、今年のオリオールズは昨年のロイヤルズのようになるかもしれないとMLB公式サイトのRichard Justiceは述べ、オリオールズが好調な理由を分析しています。

オリオールズの先発ローテーションの防御率4.93は両リーグで5番目に悪い数字で、これよりも悪いチームはいずれもポストシーズン争いから脱落しています。

それでもオリオールズがポストシーズン争いをリードできているのは、それをカバーするだけの強みがあるためです。

そのオリオールズの強みをRichard Justiceは5つピックアップしています。

1. ブルペン

オリオールズのブルペンはメジャーでベストではないが、ブルペンの防御率3.05はナショナルズに次ぐ2位で、勝利数26は1位となっている。
オリオールズは今年のメジャーで最も圧倒的なクローザーとなっているザック・ブリトンがいてその成績は33セーブで成功率100%、防御率0.59だ。さらにブラッド・ブラック(防御率1.27)、ダレン・オデイ(防御率2.45)というメジャーでもベストリリーバーに入る2人を抱えている。
そして監督のバック・ショーウォルターはプルペン投手の起用法においてブルース・ボーチーを除くどの監督よりも優れている。オリオールズは6イニングを終えた時は39勝4敗、7イニングでリードして終えれば47勝2敗、8イニングをリードして終えれば50勝0敗となっている。

2. 守備力

サードにマニー・マチャド、ショートにJ.J.ハーディ、セカンドにジョナサン・スクープ、ファーストにクリス・デービスが揃うオリオールズの内野はメジャーでベストかもしれない。
マニー・マチャドの三塁手として守備力はメジャー史上でも目立つものだ。カル・リプケンは「これまでのどの遊撃手にも劣らないくらい基礎技術が優れている」と評価。クリス・デービスも見落とされがちだが守備力は優れている。

3. 本塁打で一気に得点を奪うことができる

オリオールズはマーク・トランボが31本塁打、クリス・デービスとマニー・マチャドが22本塁打、アダム・ジョーンズが21本塁打、ジョナサン・スクープが17本塁打を記録し、チーム本塁打161は両リーグトップ。オールスター以降は打線がやや低迷しているが、先発投手陣が改善されてきていることで勝利を重ねている。

4. バック・ショーウォルター監督

1401勝は歴代28位にランクされていて、ショーウォルターはこの世代におけるベストの監督の1人であるし、最終的にはベストになるかもしれない。
ショーウォルターはクラブハウスを素晴らしい雰囲気にし、プレイヤーに自信を与え、誰にも負けない巧みさでゲームを戦う。

5. リーダーシップ

リーダーシップがロイヤルズが昨年勝つことができた理由の一つだった。チームメイトは良い時もも悪い時もともに過ごす親密さがあったが、オリオールズもそれを持っている。ショーウォルター、アダム・ジョーンズ、J.J.ハーディ、マット・ウィータースなどとても素晴らしい関係だ。このチームワークの良さは軽視されるべきものではない。

と、以上の5つのポイントをオリオールズが2016年シーズンに好調な理由としてあげています。

打線の点の取り方はロイヤルズが走力を活かし、積極的なコンタクトで点を奪ったのに対して、オリオールズは本塁打などの長打で奪うという点は異なりますが、良いとは言えない先発投手陣を強力なリリーフ陣、高い守備力、チームの一体感でカバーするところは、非常に似ていると言えます。

そして先発ローテが安定して始めていることも、ポストシーズン争いをリードできている理由としてRichard Justiceはあげています。

クリス・ティルマンが最近の6試合で防御率2.79、ルーキーのディラン・バンディが最近4試合で防御率3.00、ケビン・ゴーズマンも先日のレンジャーズ戦で好投するなど、オリオールズの先発ローテはオールスター前は防御率5.15だったが、オールスター後は4.04と改善されていることを指摘しています。

オリオールズはシーズン開幕の124日のうち104試合地区首位を守り、同地区との対戦も26勝19敗と勝ち越すなど、このまま逃げきれると予想される要素も持っています。

バック・ショーウォルター監督は選手の人心掌握、そして選手起用の巧みさで定評があり、予算規模が大きくないオリオールズがポストシーズンを争えるチームであることができる大きな要因となっています。

ショーウォルターはクラブハウスの雰囲気を非常に重要視していて、FA選手の獲得の際にクラブハウスでの問題があるとされる選手には直接面接を行って、人柄を確認してから獲得にゴーサインを出すということも行っています。

現在、アストロズのコルビー・ラスムスはブルージェイズ時代にクラブハウスでの評判が良くなかったため、獲得を検討した際には面談をしています。

また選手でもアダム・ジョーンズは慈善活動などにも積極的で、人間性も評価されるところがあり、リーダーシップもある選手で、ショーウォルターの良き理解者となっています。

そしてすでに長くチームで一緒にプレーしている選手がコアとなっているところもロイヤルズと似ていてチームに一体感があります。サンフランシスコ・ジャイアンツも同様の雰囲気があり、チームの一体感はポストシーズンを勝ち進む上で重要な要素ですが、それもオリオールズにはあります。

オリオールズは2014年に地区優勝した際には、リーグチャンピオンシップまで進出したもののロイヤルズに4連敗して敗退しました。

オリオールズがこのままア・リーグ東地区を制覇することができるのか。そしてポストシーズンで勝ち進み、ロイヤルズと同様の道をたどるのか注目されます。

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