ヤンキースが直面する5つの問題とは?米大手メディアEPSNのシニアライターが指摘

New York Yankees Top Catch

ヤンキースは6月14日からロッキーズと2連戦、ツインズと4連戦、ロッキーズと2連戦、ツインズと3連戦というスケジュールとなっています。

ツインズはア・リーグでダントツの最下位となる20勝44敗(勝率.313)、そして打線は強いものの投手陣がもろく30勝33敗と負け越しているロッキーズとの対戦が続くため、この11試合がヤンキースがポストシーズン争いに残るのか、それともトレード期限前に売り手にまわることになるか、を見定めるときになるのではないかとの声があります。

残念ながらその初戦となるロッキーズ戦では乱打戦の末に13-10でロッキーズに敗れ、31勝33敗で勝率で上回ったものの地区最下位のレイズとゲーム差なしまで後退していました。

首位のオリオールズまでは6.5ゲーム差、ワイルドカードまでは3.5ゲーム差と微妙な位置となっているヤンキースなのですが、このロッキーズ戦での敗北後に、ESPNのシニアライターであるAndrew Marchandが、ヤンキースが直面している5つの問題を記事にしています。

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ヤンキースが選択を迫られる5つの問題とは

Andrew Marchandが”Five questions facing the last-place Yankees”という記事で指摘する5つの決断を迫られる問題は以下のとおりとなっています。

1. 今は手遅れになってしまう前にネイサン・イオバルディをトレードに出す時ではないのか

イバルディは興味・関心を引く才能をもっている上に、年齢はまだ26歳だ。しかし、彼がブレイクするのを押しとどめているものがあり、それが彼がトップスターターになると信じがたくしている。彼はこれから変わる可能性が十分にあるといえるほど若いし、ヤンキースもそれが他チームで開花するのを恐れている。しかし、ロッキーズ戦の4回自責点6、防御率4.90が示すように、あまりにも不安定だ。

2. ビッグ3の誰かをトレードすべきか?

ヤンキースが地区優勝もしくはワイルドカード争いに残っている状況で、ビッグ3(チャップマン、ミラー、ベタンセス)の一人をトレードに出すのは驚きではない。ベタンセスは残りそうだが、今季終了後にFAとなるチャップマンはクオリファイング・オファーで1巡目の指名権をもらう代わりに、トレードに出すことができる。ミラーは2年1800万ドルというリーズナブルな契約が残っているため、もっと大きな見返りをもたらすかもしれない。将来的な視点にたてば、ヤンキースがミラーとチャップマンの2人ともにトレードに出すことも想像できなくはない。

3. カルロス・ベルトランをトレードに出すべきか?

ベルトランは今季のヤンキースにおいてベストのプレイヤーで、トレード市場での価値が高まっている。3年4500万ドルの契約最終年だが、ヤンキースが再契約する可能性は低い。ベルトランのベストのポジションはDHだが、そこには後1年契約が残るアレックス・ロドリゲスがいるからだ。そしてシーズン終了後にクオリファイング・オファーをベルトランにすると、受け入れる可能性もあるので、それはギャンブルだ。ベルトランをトレードすることで未来の財産を獲得できる。そのベルトランは火曜日の試合を膝の痛みで欠場した。

4. ロブ・レフスナイダーを起用し続けるのか?

その答えはおそらくNOだろう。というのもヤンキースの上層部はレフスナイダーを完全には信用していない。アイク・デービスを獲得したため、レフスナイダーは左投手のときの起用に限定されるだろう。レフスナイダーは守るポジションがなく、ヤンキースの彼の打撃に対する評価は「レギュラーに不十分」というものだ。

5. アーロン・ジャッジをメジャーに昇格させるのか?

これに対する答えはNOかもしれない。というのも3Aでも十分な結果を残しはいないからだ。3Aの60試合で打率.274/本塁打9/打点33/OPS.739と悪くはないが、素晴らしくもない。主力に故障がない限り、昇格することは疑わしいが、ヤンキースがポストシーズン争いから脱落すれば、ベルトランをトレードに出し、アーロン・ジャッジがどれくらいやれるかを見るのは合理的だ。

ヤンキースの先発ローテで現在安定しているのは田中将大とCCサバシアの2人です。ただ、サバシアに関しては調子が良いことは事実なのですが、現在の成績はやや出来過ぎと考えられる面があります。

そのため現在の防御率2.24というのを維持するのは簡単ではなく、この後、どちらといえば数字が落ちていく可能性が高いと言えます。

ヤンキースにとって避けるべきは優勝争いに顔を出せないにもかかわらず、登板機会の少ないビッグ3をベンチに抱え、現時点ではトレード市場で価値がベルトランやイオバルディが不調や故障で、その価値を失うことです。

値が高いところで売れば、得る見返りも多くなり、ヤンキースのファームシステムの層が充実してくることは間違いありません。

ビッグ3のうち2人、ベルトラン、イオバルディを現時点でトレードに出せば、かなりハイランクのプロスペクトを多く手にすることができます。

ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン記者はこのロッキーズとツインズばかりの11連戦の前に、ここで大きく勝ち越すことによって判断を見誤って、数年先に得ることができるものを失う可能性があることを指摘しています。

ヤンキースは勝率が5割近くをさまよっているのですが、これは不振のアスレチックス、エンゼルスなどへの4連勝があるからで、勝率5割を越えるチームには大きく負け越していることをジョエル・シャーマンは指摘し、本当にポストシーズンを狙えるチームなのか疑問符がつくと懸念を示しています。

弱いチームから点をとって勝つことができても、強いチームに競り勝てなければポストシーズンには進出できないし、仮に出来てもポストシーズンを勝ち進むことはできないからです。

11連戦で大きく勝ち越せば上位チームとの差がつまることになるのですが、その結果、トレード期限前に主力選手を残す選択をしたものの、弱いチームに勝って浮上しただけでジリ貧となり、最終的にポストシーズンも、獲得できるプロスペクトも取り逃がすという事態となることを、ジョエル・シャーマン記者は懸念していました。

ヤンキースがこの11連戦でどれだけの勝ち星を積み重ねるのかは、トレード期限前の動きとともに、2017年以降の数年のチーム編成に影響を与えることになるかもしれません。

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