MLBの2016-17シーズンオフで最も改善したチームは?米大手メディアが選出

2016-17シーズンオフはFA市場の動きが鈍く、マーク・トランボ、クリス・カーターといった両リーグの本塁打王が市場に残る状況となっています。

他にも打線の戦力アップにつながる選手が市場に残っているため、スプリングトレーニングまで一ヶ月という段階でも、まだまだパワーバランスが大きく変わる可能性が残っています。

そのような中ではあるのですが、シーズンオフのこの段階で最も戦力アップした5チームをFOXスポーツが選んでいます。

FOXスポーツのChris Bahrが”The 5 most improved MLB teams so far during the Hot Stove season”がシーズンオフに最も戦力アップした5球団を選んでいます。

その前提としてFAとなった選手との再契約ばかりのドジャース、2017年の戦力アップとはなったものの将来の有望選手を放出しすぎているナショナルズ、将来に向けては多くのプロスペクトを獲得したものの2017年は戦力ダウンとなったホワイトソックスの3チームは除外しています。

その上で選んだ5チームとコメントの要約は以下のとおりとなっています。

ヒューストン・アストロズ

2016年に84勝をあげたチームにカルロス・ベルトラン、ジョシュ・レディック、ブライアン・マッキャン、チャーリー・モートン、青木宣親を加えている。1月の時点では机上ではア・リーグ西地区のチャンピオン。才能あるチームのコアであるカルロス・コレイア、ホセ・アルトゥーべ、ジョージ・スプリンガー、アレックス・ブレグマン、エバン・ガティスに加えて、外野の両翼、捕手、指名打者がアップグレードされた。モートンは先発ローテの保険になるし、バウンスバック(復活)が期待される選手も抱えている。

ボストン・レッドソックス

多くのプロスペクトを失ったもののクリス・セールを獲得し、デビッド・プライス、リック・ポーセロという強力な3枚を揃え、ブルペンにもタイラー・ソーンバーグを加えている。デビッド・オルティーズが抜けたが、3年連続20本塁打、フェンウェイパークの14試合でOPS1.061のミッチ・モアランドを獲得している。

クリーブランド・インディアンス

先発ローテーションだけでなく打線にも若い才能あふれる選手が揃うため、大きな補強は必要ではなかった。クラブハウスでの評判最寄りマイク・ナポリを失うことは痛いが、キャリアベストのシーズンとなった2016年の成績を35歳でやれる保証はない。そのような中、間違いなくFA市場でベストのスラッガーを、リーズナブルな値段で獲得した。エンカーナシオンは2012年から4年間で本塁打193は両リーグ2位、OPS.912は同6位だ。

セントルイス・カージナルス

デクスター・ファウラーはパワーとスピードを打線にもたらすだけでなく、リードオフマンとセンターフィルダーとしての貢献度も大きい期待ができる。そしてチーム内でのリーダーシップにも優れる。ブルペンの補強を必要としていたが、過去4シーズンで防御率2.90/WHIP1.17、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)11.46の左腕ブレット・セシルを獲得している。

シアトル・マリナーズ

大型の動きはないが忙しく動き、86勝したチームに戦力を加えた。昨シーズンにナ・リーグトップの203安打を記録したジーン・セグラをリードオフマンとして獲得した。さらに20本塁打の長打力と33盗塁の走力も兼ね備えている。外野と内野の両コーナーを守れるダニー・バレンシア。タイファン・ウォーカーは失ったものの保険として2015年に防御率3.95という成績を残したクリス・ヘストンを獲得している。そして捕手でカルロス・ルイーズを獲得していることも見逃せない。

以上のような5チームが選ばれています。

これがシーズンオフの勝者という観点であればホワイトソックスも選ばれるはずですが、あくまでも2017年に向けて戦力アップできたチームとなっていますので、このような5球団となっています。

少々、疑問が残るのはレッドソックスはナショナルズと同様にトップクラスのプロスペクトを失っているにもかかわらず選ばれていることです。

ただ、レッドソックスはメジャーでも5本の指に入るようなクリス・セールを獲得しているのですが、ナショナルズはアダム・イートンという良いプレイヤーというレベルにとどまる選手を手にしているにとどまっていることが扱いの差になっているようです。

アストロズは戦力補強としては一番大きな動きを見せていて、大幅な戦力アップが期待できる一方で、新しく加入した選手ばかりのためチームとしての熟成度でおとるため、その点は懸念材料となりそうです。

その一方でインディアンスは2016年に躍進したチームを支えた若い選手たちが揃って戻ってくるだけでなく、故障で戦力になりきれなかった選手も戻ってきます。

チームのコアとなる選手たちの大半はそのままで、メジャー屈指のスラッガーを打線に加えていますので、現時点ではア・リーグ中地区だけでなく、ア・リーグ全体でも優勝候補筆頭と言える状態です。

レッドソックスに関しては戦力アップしたものの、クレイ・バックホルツを放出した後に、先発ローテの一角であるエドゥアルド・ロドリゲスが2016年の長期離脱の原因となった膝を再び痛めてしまいましたので、先発ローテの層の薄さが懸念材料とはなりそうです。

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