ヤンキースの2018年スプリングトレーニングの注目ポイントは?地元メディアが分析

New York Yankees Top Catch

ジャンカルロ・スタントン、アーロン・ジャッジという、昨年の両リーグの本塁打王がラインナップに並ぶこともあり、ヤンキースのチケットの売上は大幅に増えていることが伝えられています。

スタントンの獲得により、オッズメーカーなどでもヤンキースがアストロズやドジャースなどと並んでワールドシリーズ制覇の有力候補にランクされることになりました。しかし、不安を感じる面がないわけではありませんし、これからのシーズン開幕までに整理すべきことも残っています。

そのヤンキースの2018年スプリングトレーニングの注目ポイントについてニューヨーク・デイリーニューズがリストアップしています。

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スプリングトレーニングの注目ポイントは?

ニューヨーク・デイリーニューズのマイク・マッゼオ氏がリストアップした注目ポイントの要約は以下のとおりとなっています。


1. 誰が二塁と三塁のレギュラーになるのか?

ほとんどの媒体でMLB全体のトップ5にランクされるプロスペクトであるグレイバー・トーレスは、シーズン開幕はマイナーで迎える可能性が高い。カブスがクリス・ブライアントにしたように、昇格を1ヶ月遅らせることで、6年ではなく7年コントロールできるようになるからだ。ただ、昨年のスプリングトレーニングのような数字(打率.448)を記録すると、ロースターから外すのは難しくなる。

ミゲル・アンドゥハーの打撃面でのパワーへの評価は高い一方で、守備は改善が必要なため、それが理由で開幕ロースターから外れる可能性も。

外部からの補強ではマイク・ムスターカス、ニール・ウォーカー、エドゥアルド・ヌニェス、内部ではロナルド・トレイエズ、タイラー・ウェイド、タイロ・エストラダなどが候補に。

2. 混み合っている外野をどのように整理するのか?

ヤンキースは指名打者を含む外野手4人の枠に、6人の選手を抱えている。ジャンカルロ・スタントン(DH/RF)、アーロン・ジャッジ(RF)、アーロン・ヒックス(CF)、ブレット・ガードナー(LF)の4人がシーズン開幕時に登録されることが濃厚。その結果、3年6800万ドルが残るジャコビー・エルズベリーがベンチに座り、マイナーのオプションが残っているクリント・フレイジャーがマイナーに行くことになるが、故障者がでれば状況は変わる。

ジャッジとスタントンともにライトをメインとしているので、その部分で調整が必要。ジャッジは大学でセンターを守っていたことがあり、アーロン・ヒックスは絶対的な存在でもないので、どのような編成になるかが注目ポイント。

3. 先発投手の補強を行うのか?

2018-19シーズンオフの豪華なFA市場で動くために、ヤンキースはぜいたく税率をリセットを目指していて、残り予算が少ない。

先発ローテは田中将大、ルイス・セベリーノ、CCサバシア、ソニー・グレイ、ジョーダン・モンゴメリーの5人。チャド・グリーンもスプリングトレーニングでは先発投手として調整することになるが、いつでもブルペンに戻すことができる。

プロスペクトのチャンス・アダムスは先発投手として育成されているものの、メジャーではリリーフに向いているとされているので、どうなっていくのか注目される。
もし、シーズン開幕までに先発ローテに投手を加えないなら、シーズンのとこでもトレード補強できる厚いファームを抱えている。

4. ブルペンをどのように編成するのか?

球速のあるパワーリリーバーが豊富なブルペンで、しかも2017年のようにシーズン途中からではなく、シーズン開幕から揃うことになる。

ただ、昨年のアロルディス・チャップマンは落胆といえるもので、デリン・ベタンセスも不安定な投球で苦しんだ。

そのためベタンセスはセットアップの役割をデビッド・ロバートソン、トミー・ケインリーらと争うことになる可能性がある。ロバートソンはチャップマンが機能しない場合の、クローザーの代役も務めることに。

アダム・ウォーレンも多くのチームが頼りにするレベルのミドルリリーバーだ。左打者を苦にしない右投手が揃っているものの、信頼できる左腕がいないことは問題。

5. ゲーリー・サンチェスの守備とグレッグ・バードの健康は大丈夫か?

ゲーリー・サンチェスとグレッグ・バードはジャッジ、スタントン、グレゴリウスらと打線の中核を担うことになるが、攻撃面では大きな心配はない。ただ、サンチェスは守備面、バードは健康面に不安。

サンチェスは両リーグ最多の16個のパスボールを記録するなどブロッキングの技術に問題がある。バードは、プレーオフでジャイルズやミラーから本塁打を打ったことで、なぜヤンキースの首脳陣が期待をし続けているのかを証明した。ただ、フィールドに居続けることが課題。
ファーストのバックアップはタイラー・オースティンとなっているため、懸念は残るポジション。


スターリン・カストロを放出した二塁、トッド・フレイジャーがFAとなり、チェイス・ヘッドリーをトレードした三塁の後を誰が守るかに注目が集まりますが、一塁をグレッグ・バードに完全に任せられるかどうかも重要なポイントとなります。

2017年はグレッグ・バードが故障で開幕ロースターに入れず、クリス・カーターに任せることになりましたが、攻守で大きな穴を露呈し機能しませんでした。

ヤンキースは一旦はクリス・カーターを見切ってDFAしたものの、人材不足に悩まされて再び戻すことになるなど、バードが復帰するまではやりくりに苦労しました。

グレッグ・バードはメジャーデビューの2015年に、46試合で11本塁打、OPS.871と華々しかったのですが、2016年は完全に離脱し、復帰した2017年は48試合で9本塁打、OPS.710という数字となっています。

ポストシーズンでは41打数10安打で、打率は.244と今一歩ですが、3本の本塁打をうち6打点を上げ、OPS.921を記録しています。54打席で18個の四球を選ぶ選球眼は高く評価できますが、17個の三振も喫してしまうなど、コンタクトにやや難を感じさせる面もあります。

フルシーズンをプレーできれば30本前後を打てる可能性があるのですが、研究された時に三振の多さがどのような影響を及ぼすのかは懸念されるところではあります。

ジャンカルロ・スタントンの加入で湧き上がっていますが、スターリン・カストロ(打率.300、16本塁打)、チェイス・ヘッドリー(打率.273、12本塁打)、トッド・フレイジャー(打率.222、11本塁打)が抜けていることによるマイナスも考慮する必要があります。

そして打線の中軸がスタントン(163三振/701打席)、ジャッジ(208三振/678打席)、サンチェス(120三振/525打席)は三振も多いタイプのため、打線の好不調の波が大きくなる可能性もあります。

上位は強力でも、グレッグ・バード、グレイバー・トーレス、ミゲル・アンドゥハーらがある程度やってくれないと、下位打線を含めた全体の厚みという点では弱くなってしまいます。

グレッグ・バード、二塁と三塁を守る選手が攻撃面でしっかりと貢献できるかどうかは、ヤンキース打線全体の攻撃力を左右します。

得点力に関する懸念を指摘するメディアの声は少なく、それはその通りになる可能性が高いと予想されます。ただ、驚くような大量得点を取ることも多ければ、1点を取りあぐねることも多くなるというような、好不調の波を小さくするには、内野を守る選手が攻撃面でも貢献できるかが重要なポイントと考えられます。

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