2019年クオリファイングオファーを受諾する可能性ある選手は?

メジャーリーグはシーズンオフに入り、各球団のフロントは様々な決断を行っています。

オプションの行使、破棄、契約延長など様々なことを同時並行して検討していくときですが、その決断が必要なものの一つがクオリファイングオファーです。

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2019年のクオリファイングオファーは1790万ドル(約20億円)と高額

クオリファイングオファーは、(1)過去にQOを提示されたことがなく、(2)シーズン中に移籍しておらず、(3)シーズン終了後にフリーエージェントとなる自チームの選手、という3つの条件を満たす選手に球団が提示できるものです。

その提示できる契約は1年に限定され、金額はメジャーリーグ全体の上位125選手の平均年俸と同額となっていて、2018年シーズン終了後にFAとなる選手に提示できる2019年のクオリファイングオファーは1790万ドル(約20億円)に設定されています。

2013年から始まったクオリファイングオファーですが、これまで73名の選手に提示されています。

毎年10名前後の選手にクオリファイングオファーが提示されているのですが、このオフに提示されることが確実と言えるのが以下の3選手です。

  • ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
  • パトリック・コービン(ダイヤモンドバックス)
  • ダラス・カイケル(アストロズ)

上記の選手は複数年の大型契約を手にすることが確実なため、クオリファイングオファーを拒否してフリーエージェントを選択すると予想されています。

ただ、クオリファイングオファーを提示された場合には、それを受諾する可能性があるボーダーライン上の選手も存在します。

それらの選手についてMLB公式サイトのリチャード・ジャスティス氏が予想しています。

  1. チャーリー・モートン(先発投手・アストロズ)
  2. A.J.ポロック(外野手・ダイヤモンドバックス)
  3. アンドリュー・ミラー(リリーフ投手・インディアンス)
  4. 柳賢振(先発投手・ドジャース)
  5. ジェド・ラウリー(内野手・アスレチックス)

チャーリー・モートンは数週間で35歳となるのですが、2018年は30試合で防御率3.13、奪三振率10.8とキャリアベストの成績を残しました。ただ、ネックとなるのがシーズン終盤に肩の問題で離脱してしまったことです。引退も選択肢としていることをシーズン途中には報道されていましたが、同時に現役続行ならアストロズでプレーしたいとも話しています。

A.J.ポロックの能力は高く、健康であればメジャーでもベストの一人に入る外野手です。ただ、キャリアの中で150試合以上に出場したのは1度だけ、直近3年間の平均出場試合数は79といった健康面がフリーエージェント市場での価値に悪影響を与えることが確実です。そのためリチャード・ジャスティス氏は1年1790万ドルを受け入れ、市場価値を高め、クオリファイングオファーの対象外となる来シーズンオフの複数年契約を目指すことを予想しています。

アンドリュー・ミラーはこの数年間のメジャーでベストのリリーバーの一人でした。しかし、契約最終年の2018年は3度の故障者リスト入があり、成績も2012年のリリーフへの転向後でワースト(防御率4.74)となりました。そのため2018年の900万ドルから倍増となる1790万ドルが提示されれば受け入れるだろうとジャスティス氏は予想しています。ただ、同時にインディアンスもそれを予期して、提示しない可能性もあると付け加えています。

柳賢振の2018年シーズンは8月と9月の9試合の先発で防御率1.88と素晴らしい数字を残しました。この数字だけを見ればドジャースはクオリファイングオファーを提示することになります。しかし、問題は肩の故障で2015年と2016年の大部分を離脱し、なおかつ31歳となる年齢もネックとなります。2018年も82回1/3しか投げることができていませので、、783万ドルからの倍増以上となるクオリファイングオファーが提示されれば受け入れることが濃厚です。ただ、ドジャースにとってこの金額はギャンブルすぎると判断して提示しない可能性もあるとジャスティス氏は予想しています。

ジェド・ラウリーは2年連続で好成績を残しました。2018年の年俸は600万ドルと安かったため、クオリファイングオファーの金額は魅力的なものとなると考えられます。34歳のため2年契約で1790万ドルを上回る金額を手にできる可能性もありますが、クオリファイングオファーの提示と受諾はラウリーとアスレチックスの両者にとって悪くないことだとジャスティスは予想しています。

チャーリー・モートンに関しては、本人がアストロズでの現役続行を希望しているため、クオリファイングオファーを提示しなくても、アストロズと1年の契約延長で合意できる可能性があります。その場合には、モートンのアストロズ残留の希望があるため、クオリファイングオファーよりは金額を抑えた契約にできる可能性が高い状況です。そのためクオリファイングオファーそのものが提示されない可能性、また提示され受諾・拒否を検討できる期間内に契約延長などもありそうです。

ジャスティス氏が述べているようにドジャースにとって、柳賢振にクオリファイングオファーを提示するのはリスクが高すぎることかもしれません。故障がちだったブレット・アンダーソンが2015年に180回を投げて防御率3.69と好成績を残したことで、オフに1580万ドルのクオリファイングオファーをドジャースは提示しています。

ブレット・アンダーソンはそのクオリファイングオファーを受諾したのですが、翌年は11回1/3しか投げれず、防御率11.91に終わるなど、散々な結末となりました。このような過去の失敗を考えれば、再契約は検討しても、クオリファイングオファーは提示しないのではと考えられます。

マニー・マチャド、ザック・ブリットン、アンドリュー・マッカチェンといったビッグネームはシーズン中に移籍しているため、クオリファイングオファーの対象外となっています。2018-19シーズンオフのクオリファイングオファーは少なめになるかもしれません。

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