2018年夏のトレード市場に出る先発投手は?米メディアが有力候補をリストアップ

シーズン開幕が1ヶ月あまりに近づいた中でもジェイク・アリエッタ、アレックス・カッブ、ランス・リンというFA市場の先発投手のトップ4のうち3人が残る事態となっています。

価格で折り合いがつかないという面が強くあるのですが、チーム側には慌ててシーズンオフに補強しておかなくても、夏まで様子を見えて、必要に応じてトレード市場で補強できるというマーケット全体の状況も影響を与えています。

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夏の先発投手のトレード市場は質は高くないものの量は豊富に

ヤンキースはルイス・セベリーノ、田中将大、ソニー・グレイ、CCサバシア、ジョーダン・モンゴメリーの5人が確定しているものの、健康面に不安があります。

ただ、バックアップとしてルイス・セッサ、チャド・グリーンの他、マイナーにチャンス・アダムス、ユスタス・シェフイールドと控えています。

そのため、慌ててシーズンオフに先発投手の補強は行わず、もし故障者が出るようであれば、バックアップの選手を順番に試していく方向にヤンキースは傾いています。

そのような考えは他のチームでも見られ、FA選手に高額年俸を払うよりも、シーズン開幕は当面の戦力でやってみて、シーズン中に必要に応じてトレード補強を行う方が得策と考えている向きがあります。

では、その夏のトレード市場にどのような投手が補強候補となる可能性があるのか?が気になる点となります。

ニューヨーク・ポストのケン・デビッドオフ氏はヤンキースのターゲットになる可能性がある投手としてではありますが、夏のトレード市場に出ると予想される選手を以下のように言及しています。

With this summer featuring possible trade targets such as Toronto’s J.A. Happ, Tampa Bay’s Chris Archer, Texas’ Cole Hamels, San Francisco’s Jeff Samardzija and the Mets’ Matt Harvey (whose name is included here solely to generate clicks), the Yankees will rely on their robust talent reserve to outflank other teams and, if necessary, induce the other team to pay down the financial commitment so the Yankees can stay under $197 million.

高額年俸の選手も含まれるが、ヤンキースはプロスペクトの層が厚いので、交換要員の質を高めることで、相手に大部分を負担してもらうことが可能だとした上で、ブルージェイズのJ.A.ハップ、レイズのクリス・アーチャー、レンジャーズのコール・ハメルズ、ジャイアンツのジェフ・サマージャ、メッツのマット・ハービーなどの名前を列挙しています。

J.A.ハップ、マット・ハービーは2018年が契約最終年で、コール・ハメルズは2019年に破棄する場合のバイアウトが600万ドルが設定されている2000万ドルのチームオプションが残っています。

ブルージェイズは勝負をかける方針ではありますが、同地区にヤンキース、レッドソックスという2強がいるためワイルドカード狙いとなります。シーズン前半でポストシーズン争いから脱落した場合にはハップをトレード市場に出すことは確実です。

メッツは若く優秀な投手が多くいますし、ベテランの先発投手も次々と獲得しているため、素行の問題と成績低迷に苦しむマット・ハービーは必ずしも必要な戦力ではありません。

コール・ハメルズは次第に年齢の衰えを感じさせるところがあり、来年の2000万ドルのオプションは割に合わない金額と判断される可能性が高まりつつあります。

レンジャーズのシーズンオフ補強はマイナー契約の選手が中心で、本腰を入れる勝負をかけているとは言い難いものがあります。夏には白旗を挙げてコール・ハメルズを売り出す可能性があります。

ジャイアンツは積極的な補強をしていますが、先発ローテの層は厚いとはいえません。3年5940万ドルという大型契約は重荷ではありますが、それでもジェフ・サマージャを簡単には手放せない台所事情です。

そのためジェフ・サマージャに関しては、あくまでもジャイアンツが優勝争いから早々に離脱した場合にという条件がつくものとなります。ただ、その場合でもトレード拒否権の問題があるため、トレードのハードルが高い投手ではあります。

この夏のトレード市場で1番の目玉として注目されることになるのがクリス・アーチャーです。

ボストン・グローブのニック・カファード氏は以下のように伝えています。

We await the future destination of Chris Archer. You know he’s going to be the next and biggest name to be traded by the Rays, who are on a mission to deal their valuable assets for top prospects. Archer has forever been linked to the Dodgers, but the Brewers, Yankees, Phillies, Braves, Cardinals, and Orioles could also be in the mix for him.

「クリス・アーチャーが次にレイズから放出される最も大物である」とした上で、元レイズGMで現ドジャースの野球運営部門社長のアンドリュー・フリードマン氏が率いる「ドジャースが非常に長く興味を示し続けている」こと。

さらにブルワーズ、ヤンキース、フィリーズ、ブレーブス、カージナルス、オリオールズがその争奪戦に参戦する可能性があると言及されています。

クリス・アーチャーの契約そのものは2018年の642万ドル、2019年767万ドルまでですが、2020年は900万ドル(バイアウト175万ドル)のチームオプション、2021年は1100万ドル(バイアウト25万ドル)のチームオプションが設定されている、チームに有利なものです。

長期契約選手の年俸は、ぜいたく税上の計算で、平均年俸が対象となります。クリス・アーチャーの場合は6年2550万ドルのため1年425万ドルが、ぜいたく税の計算では対象となります。。

2018年が642万ドル、2018年が767万ドルとフロントスターターとしては格安なのですが、ぜいたく税の計算上では425万ドルしか加算されないため、ヤンキースやドジャースのようにぜいたく税を回避しようとしている球団には非常に魅力的な存在です。

他にトレード市場に出る可能性がある投手ではブレーブスのブランドン・マッカーシー、ダイヤモンドバックスのパトリック・コービン、2019年がチームオプションのハイメ・ガルシアなどもいます。

チーム再建へ舵をきる姿勢が明確になったロイヤルズからはダニー・ダフィー、イアン・ケネディ、ジェイソン・ハメルなどが市場に出てくることも予想されます。

再建を選んでいるチームが多いこともあり、さらに夏の市場には先発投手が出てくる可能性があります。質は高いとまでは言えないのですが、量は多くなりますので、買い手にとって有利な市場になると予想されます。

ヤンキースのみならず、多くの球団が待ちの姿勢を貫けるのも、このような需要と供給のバランスがあるからこそできることだと考えられます。

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