ウィーターミーティング2015の勝者は?MLB公式サイトが勝ち組の8チームをピックアップ

ウィーターミーティング2015では直前に大物FA投手の大型契約が相次いだこともあり、どちらかと言えば中堅クラスのFA投手の契約とトレードでの動きが目立つことになりました。

シーズンオフの補強はまだまだ序盤が終わったところで、これから中盤戦に入っていくことになりますので、ウィーターミーティングでの動きで補強の全体の評価ができません。

ですが、このウィーターミーティング2015での各チームの成果は気になるところろです。

そのウィーターミーティングでの勝者と考えられるチームをMLB公式サイトがピックアップし分析しています。

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MLB公式サイトが選ぶウィーターミーティング2015の勝ち組

MLB公式サイトのRichard Justiceが選んだ8チームとその理由についての要約は以下のとおりとなっています。

  1. アリゾナ・ダイヤモンドバックス
    ウィーターミーティング期間中にザック・グレインキーの契約を正式合意させ、さらにシェルビー・ミラーをトレードでアトランタ・ブレーブスから獲得。ダイヤモンドバックスはトレードの交換要員として2015年MLBのドラフト全体1位のプロスペクトを放出しているので、代償が大きすぎるとの声はあるし、実際には数年後には影響があるかもしれない。しかし、このトレードにより2016年に本気で勝負するという強力なメッセージを送ることができた。これはダイヤモンドバックスのファンにとって嬉ししいことではないだろうか。この一連の補強でナ・リーグ西地区のタイトルを狙える状態になった。
  2. シカゴ・カブス
    ベン・ゾブリストとの契約、スターリン・カストロを放出してのアダム・ウォーレンの獲得という素晴らしい2つの交渉合意の発表に1時間近くを費やした。カストロがセカンドのままシーズンを迎えても良い状態だったが、セカンド、ショート、外野を守れ、2015年のOPSが.809というスペシャルな選手を獲得した。そしてゾブリストと合意したことにより先発とリリーフの両方で期待できるアダム・ウォーレンを獲得している。いまだ先発投手と中堅手の補強に動いているが、すでに2年連続でポストシーズンに行けるチームだ。
  3. デトロイト・タイガース
    ウィーターミーティング前にジョーダン・ジマーマンとフランシスコ・ロドリゲスを獲得し、このウィーターミーティングでマーク・ロウとジャスティン・ウィルソンという良いリリーフ投手を獲得した。リリーフ陣の防御率が両リーグ27位というのが弱点だったが、それが十分に補強された。それ以外のエリアは戦力が整っているので、ポストシーズンに戻るための良い補強ができたと考えられる。
  4. アトランタ・ブレーブス
    トレードで、チーム再建の礎となれるダンズビー・スワンソン(MLB.comでNo.10プロスペクト/2015年ドラフト全体1位)を獲得できた。一連のトレードで多くのプロスペクトをファームに抱え、余分な長期契約を無くすことができるている。そしてミラーのトレードでスワンソンとともに獲得したエンダー・インシアーテ、アーロン・ブレアともにトレードの打診が多く寄せられていて、さらに良いトレードが出来る可能性も。
  5. ヒューストン・アストロズ
    トレードでフィリーズのクローザーである25歳のケン・ジャイルズを獲得でき、FA左腕リリーバーのトニー・シップとも合意できた。ルフノウGMはまだ先発投手を補強しようとしているが、リリーフ投手に比較すれば優先順位はかなり低いものだ。ケン・ジャイルズをは100マイルに到達するファーストボールで、メジャー屈指のクローザーになる可能性を持っている25歳で、FAまで5年残っている。4人のマイナーリーガーを放出したが、フィリーズとアストロズの両者に意味があるトレードとなった。
  6. ニューヨーク・メッツ
    ベン・ゾブリストの獲得には失敗したが、パイレーツからネイル・ウォーカー、FAでアズドルバル・カブレラを獲得することに成功した。この2人により内野の守備力は向上することになるだろう。特に投手力が売り物のチームにとっては重要なことで、監督やコーチはチームにいることを後でありがたく思うタイプな選手だ。
  7. シアトル・マリナーズ
    ジェリー・ディポトは数週間前にマリナーズのGMになってから、MLBで最も忙しい球団幹部となった。ウィーターミーティングではアダム・リンドとウェイド・マイリーをトレードで獲得している。一度は先発ローテのNO.1-2が期待できるとされていた投手と中軸を打てる打者を獲得できた。
  8. ボストン・レッドソックス
    デーブ・ドンブロウスキー社長はタイガースGM時代に強力なブルペン陣を作ることができなかったが、レッドソックスの最初の数ヶ月ではそれができているように見える。クレイグ・キンブレルを獲得した後、マリナーズからカーソン・スミスをトレードで獲得した。

再建チームとしての巧みなトレードが光るアトランタ・ブレーブス

ほとんどのチームが2016年に優勝を目指しているチームなのですが、唯一、そうではないチームでランクインしたのがアトランタ・ブレーブスです。

アトランタ・ブレーブスは2017年の新球場への移転に向けて再建モードに移行しました。

メジャーロースターのバランスが悪くなってしまい、ファームのプロスペクトの層も薄く、なおかつ、年俸総額も上限に達してしまって身動きがとれなくなっていたチームを、短いスパンで立て直すことをジョン・ハートの元で推進してきました。

ジョン・ハートはチームを立て直すために2014年11月13日に野球運営部門のシニアアドバイザーとしてブレーブスに入り、前GMと前アシスタントGMの解雇の後に臨時的にGMとなり、さらには野球運営部門の社長となり再建の指揮をとってきました。

そのジョン・ハートが再建モードに踏み切る決断をした際には以下のような長期契約をブレーブスは抱えていました。

  • フレディ・フリーマン(24歳・1B):8年1億3,500万ドル(14-21)
  • アンドレルトン・シモンズ(24歳・SS):7年5,800万ドル(14-20)
  • メルビン・アップトン jr.(29歳・OF):5年7,525万ドル(13-17)
  • クレイグ・キンブレル(26歳・RP):4年4,200万ドル(14-17)
  • フリオ・テヘラン(23歳・SP):6年3,240万ドル(14-19)
  • クリス・ジョンソン(29歳・3B):3年2,350万ドル(15-17)
  • ジャスティン・アップトン(26歳):6年5,000万ドル(10-15)
  • ジェイソン・ヘイワード(24歳・OF):2年1,330万ドル(14-15)

これらの長期契約のうちフレディ・フリーマンとフリオ・テヘラン以外はトレードで放出して、次々とプロスペクトを獲得し、硬直化していた年俸総額に柔軟性をもたせ、ファームの選手層の質も大幅に改善することに成功しています。

ジョン・ハートは1991年11月から2001年の10年間をクリーブランド・インディアンスの上級副社長兼GMとして過ごし、6度の地区優勝、2度のワールドシリーズ進出をチームを導くなど実績があり、トレードやドラフトでの戦力整備に長ける人物です。

新たにジョン・コッポレラをGMとして雇ったものの、ジョン・ハート社長がチーム再建プランの主導的な役割を果たしていると考えられています。

2015年シーズンもベテランFA選手と安く契約し、活躍させて価値が高まったところで、シーズン中にトレードに出してプロスペクトを獲得するなど、巧みなチーム運営が目を引くブレーブスです。

2016年に地区優勝、ワイルドカードに絡んでくることは想像しにくいチームなのですが、2017年に向けて着々とチームの編成を整えつつありますので、今後が注目されます。

今後のシーズンオフの動向は資金力があり、争奪戦に参加しながらも敗退が続き、思ったように補強が進んでいないドジャースとカージナルス、そしてもうひと押しが欲しいジャイアンツ、ナショナルズなどの動きが興味を引くものとなりそうです。

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