2015-16シーズンオフの補強で最も改善されたチームは?MLB公式サイトが5チームをピックアップ

スプリングトレーニングが開幕するまで3週間となった段階で、まだFA選手が残っているものの、大物は契約先が決まり、多くのチームのロースターが固まりつつあります。

シーズンオフの補強が活発なことが、必ずしもチームの好成績につながらないことは2014年のヤンキースや2015年のレッドソックスを見れば明らかです。

だからと言ってシーズンオフに戦力を充実させることは各球団のフロントにとって重要な課題です。

そのシーズンオフの補強で最も改善されたトップ5のチームをMLB公式サイトがピックアップしています。

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シーズンオフの補強で最も改善されたトップ5は?

MLB公式サイトのコラムニストであるフィル・ロジャースがシーズンオフの補強で最も改善された5チームをピックアップしています。

その5チームとコメントの要約は以下のとおりとなっています。

1. デトロイト・タイガース

前GMであるデーブ・ドンブロウスキーがボストンでやった補強ほど資金を投入してはいないが、最も改善されたチームにランクした。
ジャスティン・アップトンを獲得し強みである打線を強化し、ジョーダン・ジマーマンで先発ローテを強め、フランシスコ・ロドリゲス、ジャスティン・ウィルソン、マーク・ロウらを獲得して、弱点であるブルペンの補強も行った。外野にはキャメロン・メイビン、捕手にはジャロッド・サルタラマッキア、先発ローテにはマイク・ペルフリーを加え選手層も厚く。

2. シカゴ・カブス

2015年に97勝したカブスの強みは選手層の厚さだったが、ジェイソン・ヘイワード、ジョン・ラッキー、ベン・ゾブリストらに2億7200万ドルを費やす補強でさらに厚みを加えた。ゾブリストを獲得したことでスターリン・カストロを交換要員とでき、アダム・ウォーレンを獲得した。ブルペンは強力な補強はしていないがトレバー・ケーヒルと再契約し、レックス・ブラザーズ、エドガー・オルモス、ジーン・マチーなど厚みを加えている。そして失ったのはデクスター・ファウラー、クリス・ディノーフィア、オースティン・ジャクソンらにとどまる。

3. アリゾナ・ダイヤモンドバックス

ザック・グレインキーとシェルビー・ミラーを加えるなど先発ローテの補強に成功。ダイヤモンドバックスは2015年のMLBでWARがトップ10だった選手3人(グレインキー、ゴールドシュミット、A.J.ポロック)を抱えることになった。さらにハウィー・ケンドリックの獲得も噂になっている。

4. ボストン・レッドソックス

エースの不在と防御率4.24でリーグ13位となったブルペンが原因で地区最下位となった。しかし、デーブ・ドンブロウスキーはデビッド・プライス、クレイグ・キンブレル、カーソン・スミスを獲得し、クリス・ヤングで外野手の層も厚くし、シーズン中のトレードも可能にした。ウェイド・マイリーをトレードに出すリスクをとってはいるが、ヘンリー・オーウェンズ、マット・バーンズ、ブライアン・ジョンソン、エドウィン・エスコバーなど、2015年に21試合に先発したエドゥワルド・ロドリゲス以外にも多くのプロスペクトが控えている。

5. シアトル・マリナーズ

ジェリー・ディポトはGMに就任する時点で年俸総額にあまり余裕が無いことを知っていた。マリナーズはロビンソン・カノ、フェリックス・ヘルナンデス、カイル・シーガー、ネルソン・クルーズらの4億7000万ドルもの契約を既に抱えているからだ。しかし、補強のインパクトはニュースのヘッドラインを飾る回数では測れない。得点力を生み出す可能性があったマーク・トランボとローガン・モリソンを放出したものの、200イニングを投げる可能性があるウェイド・マイリー、ネイサン・カーンズの2人と、一塁にもっと信頼できるアダム・リンドを獲得した。クリス・アイアネッタ、スティーブ・クレベンジャーの獲得で捕手はアップグレードしている。
岩隈久志と再契約し、ベテランリリーバーのスティーブ・シシェック、ホアキン・ベノワ、外野にレオニス・マーティン、青木宣親を加え、フランクリン・グティエレスと再契約した。全体で見ると素晴らしい中規模、小規模の補強だ。

ランキングされた各チームの補強の動向と新たにコミットした契約総額

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フィル・ロジャースがランキングした5チームの補強動向と新たにコミットした契約の総額をまとめています。

1. デトロイト・タイガース

【FA – 総額2億7325万ドル】

  • ジャスティン・アップトン 6年1億3275万ドル
  • ジョーダン・ジマーマン 5年1億1000万ドル
  • マイク・ペルフリー 2年1600万ドル
  • マーク・ロウ 2年1100万ドル
  • マイク・アビレス 1年400万ドル

【トレード – 総額1712万5000ドル】

  • キャメロン・メイビン 1年810万ドル
  • フランシスコ・ロドリゲス 1年750万ドル
  • ジャスティン・ウィルソン 1年152万5000ドル

2014年の1億7279万ドルが開幕時の年俸総額としては最高額も、すでに1億8456万ドルとなり更新が確実。インセンティブも含めるとシーズン終了時には、ぜいたく税の基準1億8900万ドルを越えることが濃厚。

2. シカゴ・カブス

【FA – 総額2億7200万ドル】

  • ジェイソン・ヘイワード 8年1億8400万ドル
  • ジョン・ラッキー 2年3200万ドル
  • ベン・ゾブリスト 4年5600万ドル

【トレード – 総額312万ドル】

  • アダム・ウォーレン 170万ドル
  • レックス・ブラザーズ 142万ドル

*スターリン・カストロの4年4000万ドルをトレード、FAとなったデクスター・ファウラーの950万ドル分も減少。

2010年の年俸総額1億4436万ドルが球団史上最高額だったが、すでに1億4836万ドルとなり更新することが濃厚。

3. アリゾナ・ダイヤモンドバックス

【FA – 総額2億650万ドル】

  • ザック・グレインキー 6年2億650万ドル

【トレード – 総額435万ドル】

  • シェルビー・ミラー 1年435万ドル

*シェルビー・ミラーのトレードで金銭的な負担以上に、代償として2015年ドラフト1巡目全体1位のダンスビー・スワンソン、若いエンダー・インシアーテを放出。

ザック・グレインキーの年俸が3400万ドルになるも、チームの年俸総額は8427万ドルにとどまる。2014年の1億1231万ドルが最高額のため、まだ余裕がある状態。

4. ボストン・レッドソックス

【FA – 総額2億3000万ドル】

  • デビッド・プライス 7年2億1700万ドル
  • クリス・ヤング 2年1300万ドル

【トレード – 総額2550万ドル】

  • クレイグ・キンブレル 2年2450万ドル
  • カーソン・スミス(MLB最低年俸)
  • ロエニス・エリアス(MLB最低年俸)

2015年開幕時の1億8434万ドルが球団史上最高額で、すでにぜいたく税の基準となる1億8900万ドルに近づく1億8296万ドルに達し、最高額の更新が確実に。

5. シアトル・マリナーズ

【FA – 総額3435万ドル】

  • 岩隈久志 1年1200万ドル
  • クリス・アイアネッタ 1年425万ドル
  • 青木宣親 1年550万ドル
  • スティーブ・シシェック 2年1000万ドル
  • フランクリン・グティエレス 1年150万ドル
  • ライアン・クック 1年110万ドル

【トレード – 総額3640万ドル】

  • ホアキン・ベノワ 1年750万ドル
  • ウェイド・マイリー 2年1500万ドル
  • アダム・リンド 1年800万ドル
  • レオニス・マーティン 1年415万ドル
  • ジャスティン・デフレイタス 1年75万ドル
  • スティーブ・クレベンジャー(MLB最低年俸)
  • ネイサン・カーンズ(MLB最低年俸)

マーク・トランボ(915万ドル)、ローガン・モリソン(420万ドル)、トム・ウィルヘルムセン(310万ドル)、ブラッド・ミラー、ロエニス・エリアス、ダニー・ファーカー(いずれもMLB最低年俸)など、1500万ドル程度を削減。

2015年開幕時の1億2322万ドルが球団史上最高額だったのですが、すでに1億3577万ドルに到達して最高額を更新することが確実。

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